1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
中途覚醒について
この内容は「不眠症」と関連します。基本情報はそちらのページで詳しく解説しています。
中途覚醒とは、いったん眠りについた後、夜間に何度も目が覚めてしまい、その後なかなか再び寝つけなくなる状態を指します。入眠障害(寝つきの悪さ)や早朝覚醒などと並ぶ不眠症の代表的なタイプの一つです。こうした睡眠の問題が続き、日中に倦怠感・眠気・集中力低下・意欲低下などの不調が生じている場合に、不眠症として治療の対象と考えられます。一時的な寝つきの乱れは多くの人が経験しますが、症状が続いて生活に支障が出ているかどうかがひとつの目安です。原因はさまざまで、治療の要否や方法は医師の診察・判断によります。
- 中途覚醒は、夜間に目が覚めて再び寝つけなくなる不眠症のタイプの一つです。
- ストレスや加齢のほか、夜間頻尿・痛み・こころの病気・睡眠時無呼吸など、背景に別の要因が隠れていることがあります。
- まずは睡眠習慣(睡眠衛生)の見直しが基本で、続く場合は認知行動療法や薬物療法が検討されます。
- 大きないびきと呼吸停止、日中の強い眠気、気分の落ち込みなどを伴う場合は、医療機関への相談が勧められます。
中途覚醒の症状
中途覚醒の主な症状は、寝つきには大きな問題がないものの、夜間に一度あるいは何度も目が覚め、その後すぐに再び眠れなくなることです。眠りが浅く感じられることも少なくありません。
こうした夜間の不眠が続くと、日中に次のような不調が現れることがあります。
- 日中の眠気・倦怠感(だるさ)
- 集中力・注意力の低下
- 意欲の低下
- 熟睡感が得られない(休んだ感じがしない)
病型・タイプ
不眠症は、あらわれ方によって次のタイプに分けられ、中途覚醒はそのうちの一つです。複数のタイプが重なることもあります。
- 入眠障害:寝つきが悪い
- 中途覚醒:眠りが浅く、途中で何度も目が覚める
- 早朝覚醒:早朝に目覚めて二度寝ができない
- 熟眠障害:睡眠時間のわりに休んだ感じが得られない
初期症状・前兆
初期には、夜中にふと目が覚めることが増えたり、目覚めた後に再び寝つくまでの時間が長くなったりといった変化として現れることがあります。こうした段階では日中の不調が目立たないこともありますが、目覚めた後に眠れず時計を気にしてしまう、眠れないことへの不安が強まるといった状態が続くと、症状が固定化していく場合があります。
睡眠の問題が続くと、日中の眠気・倦怠感・集中力低下などにより、仕事や生活の質が下がることがあります。また、不眠はうつ病や不安症などのこころの病気と関連することが知られており、背景にこれらの病気が隠れている場合もあります。中途覚醒の裏に睡眠時無呼吸症候群や夜間頻尿などの別の要因があるときは、その要因への対応が必要になることがあります。放置した場合の経過は原因によって異なるため、気になる症状が続く場合は医師に相談することが勧められます。
中途覚醒の原因
中途覚醒の原因は一つではなく、複数が重なることもあります。主な要因として次のものが挙げられます。
- ストレスや不安、緊張など心理的な要因
- うつ病・不安症などのこころの病気
- 高血圧・心臓病・糖尿病・慢性的な痛みやかゆみなどのからだの病気
- 夜間頻尿(トイレで目が覚める)
- 睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)、周期性四肢運動障害などの睡眠に関わる病気
- 薬剤の影響、アルコール・カフェイン・ニコチンなどの刺激物
- 加齢による睡眠の変化、生活リズムの乱れ、就寝環境(音・光・温度など)
病態メカニズム
加齢とともに深い睡眠が減り、眠りが浅くなって途中で目が覚めやすくなる傾向が知られています。また、アルコールは寝つきを助けるように感じられても、深い睡眠を減らして夜中に目覚める原因になりやすいとされています。カフェインやニコチンなどの刺激物、就寝前の光なども覚醒を促し、睡眠を妨げる要因になり得ます。
なりやすい人・リスク要因
次のような方は中途覚醒を含む不眠が起こりやすいと考えられています。
- 高齢の方(60歳以上では不眠症状が多くみられます)
- 女性
- ストレスの多い環境にある方
- うつ病・不安症などのこころの病気がある方
- 夜間頻尿や慢性的な痛みなど、睡眠を妨げるからだの症状がある方
- 就寝前の飲酒・カフェイン摂取・喫煙の習慣がある方
中途覚醒の診断・検査
診断では、まず問診で睡眠の状態や就寝・起床の習慣、飲酒・カフェイン・喫煙などの生活習慣、ストレスの程度、持病や服用中の薬などを詳しく確認します。就寝・起床の時刻や夜間に目が覚めた時刻などを記録する睡眠日誌が役立つことがあります。睡眠時無呼吸症候群など特定の睡眠障害が疑われる場合や、基本的な対策で改善しない場合には、脳波・呼吸・血中酸素などを記録する睡眠ポリグラフ検査などが行われることがあります。診断や検査の要否は医師の判断によります。
似た疾患・鑑別
中途覚醒と関連したり、症状が似ていたりする状態には次のものがあります。背景にこれらが隠れていないか確認することが大切です。
- 睡眠時無呼吸症候群
- むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)・周期性四肢運動障害
- うつ病・不安症などのこころの病気
- 夜間頻尿
- 概日リズム睡眠障害(睡眠のリズムのずれ)
中途覚醒の治療・治し方
中途覚醒の治療は、その原因に応じて行うのが基本です。まずは睡眠習慣(睡眠衛生)の見直しが土台となり、それでも改善しない場合に、不眠に対する認知行動療法や薬物療法が検討されます。背景に別の病気(睡眠時無呼吸症候群、こころの病気、夜間頻尿など)がある場合は、その病気への対応が優先されることがあります。どの治療を行うかは、症状や原因をふまえた医師の診察・判断によります。
急性期・発作時の治療
夜中に目が覚めて眠れないときは、いったん寝床を離れ、照明を明るくしすぎない環境で心が落ち着く行動に切り替え、眠気を感じてから再び寝床に入る方法が知られています。時計を繰り返し見たり、眠れないことを気にしすぎたりすると、かえって目が覚めてしまうことがあります。眠れない状態が続く場合の対応や薬の使用については、自己判断せず医師に相談してください。
予防・慢性期の治療
症状が続く場合には、睡眠習慣の見直しに加え、不眠に対する認知行動療法が検討されます。これは睡眠を妨げている考え方や行動を修正していく方法で、一般に数回のセッションで行われます。薬物療法では、オレキシン受容体拮抗薬、メラトニン受容体作動薬、非ベンゾジアゼピン系・ベンゾジアゼピン系の睡眠薬、一部の抗うつ薬などが症状に応じて用いられます。薬の選択・調整・中止はいずれも医師の判断のもとで行われます。
睡眠習慣の見直し(睡眠衛生)は、中途覚醒への対応の基本です。次のような一般的な工夫が知られています。ただしセルフケアで改善しない場合や不調が続く場合は、医療機関への相談が必要です。
- 毎朝ほぼ同じ時刻に起き、起床後に日光を取り入れて体内時計を整える
- 適度な運動を習慣にする(就寝直前の激しい運動は避ける)
- 就寝前のカフェイン・アルコール・喫煙を控える(寝酒は中途覚醒の原因になり得ます)
- 寝室を暗く静かで快適な環境に整える
- 眠くなってから寝床に入り、就床時刻にこだわりすぎない
- 昼寝をとる場合は午後の早い時間帯に短時間にとどめる
予防・生活習慣
規則正しい生活リズムを保ち、朝の光を浴びる、適度な運動を続ける、就寝前の刺激物(カフェイン・アルコール・ニコチン)を控えるといった睡眠衛生の習慣は、睡眠の質を保つうえで役立つと考えられています。ストレスをためこまず、自分なりのリラックス法を持つことも勧められています。
治療期間・見通し
回復までの見通しは、原因や背景にある病気によって異なります。睡眠習慣の見直しや認知行動療法による効果は、治療終了後も続くことが期待されるとされています。睡眠薬を用いる場合は、漫然と長く使い続けないよう、医師の指示のもとで使用・調整することが大切です。治療期間の目安は一人ひとりの状態により異なるため、医師にご確認ください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
夜間に目が覚める状態が続き、日中の眠気・倦怠感・集中力低下など生活への支障が出ている場合は、医療機関への相談が勧められます。生活習慣を見直しても改善しないとき、眠れないことへの不安が強いとき、気分の落ち込みを伴うときなども受診の目安です。中途覚醒は不眠症のタイプの一つであり、心療内科・精神科などが相談先になります。
次のような症状やサインがある場合は、救急または対面での早めの受診が必要です。
- 睡眠中に大きないびきをかき、呼吸が止まる、あるいはあえぎで目が覚める(睡眠時無呼吸症候群の可能性)
- 日中に強い眠気があり、運転中など危険な状況で眠り込んでしまう
- 睡眠中に激しく動く、けがをする、夢のとおりに体が動いてしまう
- 脚のむずむず感やぴくつきで眠れない
- 強い気分の落ち込み・意欲の低下が続く、死にたい気持ちがある
- 胸の痛みや息苦しさなど、心臓や肺の症状を伴う
- 手足の力が急に抜ける、ろれつが回らないなど、脳の病気を疑う症状を伴う
オンライン診療でできること
オンライン診療では、医師が問診を通じて睡眠の状態や生活習慣を確認し、睡眠衛生に関する生活指導を行うことができます。症状や経過によっては、保険適用の範囲でお薬の処方が可能な場合があります。通院の負担を抑えて相談したい方や、症状が安定していて継続的なフォローを受けたい方に向いています。診療や処方の可否は医師の診察・判断によります。費用や保険の扱いは料金・保険を、当日の流れは受診の流れをご覧ください。
対面受診が必要なケース
次のような場合は、検査や詳しい診察のために対面受診が必要になることがあります。
- 睡眠時無呼吸症候群が疑われ、睡眠ポリグラフ検査などが必要な場合
- 初めての症状で、原因の精密検査が必要な場合
- 症状が重い、または日中の強い眠気で生活に大きな支障が出ている場合
- 気分の落ち込みが強いなど、対面での評価が望ましい場合
- 危険なサインがみられる場合
費用の目安
中途覚醒(不眠症)の診察やお薬は、保険適用となる場合があります。保険診療では自己負担は原則1〜3割で、実際の費用は診察内容や処方されるお薬、検査の有無によって異なります。オンライン診療では別途システム利用料や送料がかかることがあります。具体的な金額は状況により変わるため、目安は料金・保険をご確認ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあれば、症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
中途覚醒なら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
トラゾドン塩酸塩を有効成分とする抗うつ薬で、鎮静作用を活かして不眠症の治療にも用いられます。就寝前に服用することで、寝つきや途中で目が覚めやすい方の睡眠をサポートします。
デジレルの詳細はこちら›脳の興奮をしずめる神経の働きを助け、寝つきをよくして睡眠を促す非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。不眠症に用いられ、就寝直前に服用します。依存や翌朝の眠気に注意が必要です。
エスゾピクロンの詳細はこちら›気血のめぐりを整え、のぼせやイライラ、不安、疲れやすさなどをやわらげる漢方薬です。体力が中くらいで、精神症状をともなう不調に用いられ、更年期障害や月経困難症などに医師の判断で処方されます。
加味逍遙散の詳細はこちら›脳の覚醒を維持するオレキシンの働きをやわらげ、自然に近い眠りへ導く不眠症治療薬です。寝つきの悪さと途中で目が覚めるタイプの不眠、どちらにも用いられます。
レンボレキサントの詳細はこちら›トラゾドン塩酸塩を有効成分とする抗うつ薬で、鎮静作用を活かして不眠症の治療にも用いられます。就寝前に服用することで、寝つきや途中で目が覚めやすい方の睡眠をサポートします。
レスリンの詳細はこちら›睡眠に関わるメラトニン受容体に作用し、体内時計を整えて自然な入眠を促すお薬です。寝つきが悪い不眠症の症状に対し、就寝前に服用します。依存性が比較的少ないとされます。
ロゼレムの詳細はこちら›脳を目覚めさせるオレキシンという物質の働きをブロックし、覚醒から睡眠へ切り替えて自然に近い眠りを促す睡眠薬です。不眠症に用いられ、就寝直前に服用します。
スボレキサントの詳細はこちら›セロトニンに作用する抗うつ薬の一種で、鎮静作用を生かして不眠に用いられます。寝つきの悪さや中途覚醒をやわらげ、睡眠の質を整える目的で、就寝前に医師の指示のもと服用します。
トラゾドンの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
患者様の声
毎晩2〜3回は目が覚めてしまい、朝になっても疲れが取れませんでした。通院の時間が取りづらく放置していましたが、スマホで医師に相談できて助かりました。生活の見直しも教えてもらい、必要なお薬も当日届いて楽になりました。
夜中に何度も目が覚め、そのたびに時計を見ては不安になっていました。オンラインで相談したところ、ストレスや飲酒の影響も丁寧に説明してもらえました。保険適用で予約不要、自宅から受診できたので気軽に相談できました。
眠りが浅くて夜中に目覚める日が続き、日中の集中力が落ちて困っていました。人に相談しにくい悩みでしたが、スマホから医師に診てもらえて安心しました。お薬も最短当日に届き、外出せず対処を始められて助かりました。
受診に関するよくある質問
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
つらい症状は、
そのままにしない。
アプリ不要・予約不要。問診に答えるだけで、朝10時〜夜22時いつでも受診できます。
本日は休診中です受付時間 10:00〜22:00