1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
花粉症について
花粉症は、スギやヒノキ、イネ科の植物、ブタクサなどの花粉が原因となって起こるアレルギーの病気で、季節性アレルギー性鼻炎の代表的なものです。花粉が鼻や目の粘膜に付着し、体がこれを異物と認識してアレルギー反応を起こすことで、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった鼻の症状や、目のかゆみ・涙目などの症状があらわれます。花粉が飛ぶ時期に毎年くり返し症状が出るのが特徴です。日本ではアレルギー性鼻炎の有病率が高く、多くの方が悩む身近な病気とされています。命に直接かかわることは多くありませんが、生活の質を大きく下げることがあり、症状のコントロールが大切です。診断や治療の要否は医師の診察・判断によります。
- スギ・ヒノキ・イネ科・ブタクサなどの花粉に対するアレルギー反応で起こります。
- くしゃみ・鼻水・鼻づまりの三大症状に、目のかゆみや涙目を伴うことが多いです。
- 花粉が飛ぶ時期に毎年くり返し症状があらわれるのが特徴です。
- 治療は原因の回避、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法が柱とされます。
- 症状が軽いうちや花粉が飛び始める前からの対応が悪化を抑えるうえで役立つとされています。
花粉症の症状
花粉症の主な症状は、くしゃみ・鼻水(さらさらとした透明な鼻水)・鼻づまりの3つで、これらは鼻の三大症状とも呼ばれます。あわせて、鼻や口の奥、のど、目のかゆみが起こりやすく、目では涙目や白目の充血、まぶたの腫れがみられることがあります。このほか、副鼻腔のあたりの頭痛、咳やのどの違和感などを伴うこともあります。人によっては鼻づまりが強く出たり、くしゃみと鼻水が中心だったりと、症状の出方には個人差があります。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
病型・タイプ
アレルギー性鼻炎は、症状が出る時期によって大きく次のように分けられます。
- 季節性アレルギー性鼻炎(花粉症):特定の季節に飛ぶ花粉が原因で、その時期にだけ症状が出ます。春はスギ・ヒノキなどの樹木、初夏はイネ科の植物、秋はブタクサなどの雑草が主な原因とされています。
- 通年性アレルギー性鼻炎:ダニやハウスダストなどが原因で、季節を問わず一年を通じて症状が続くものです。花粉症と合併していることもあります。
複数の花粉に反応する場合は、春から秋にかけて症状が続くこともあります。
初期症状・前兆
花粉が飛び始める時期に、くしゃみが出やすくなる、透明でさらさらとした鼻水が出る、鼻がむずむずする、目がかゆくなるといった症状が初期のサインとしてあらわれます。毎年同じ季節にこうした症状がくり返される場合は、花粉症の可能性があります。症状がごく軽いうちや花粉が飛び始める前から対応を始めることで、その後の症状の悪化を抑えられることが知られています。気になる場合は早めに医師にご相談ください。
花粉症は命に直接かかわることは多くありませんが、鼻づまりやくしゃみ、鼻水が続くことで、睡眠の質の低下、集中力や仕事・学業への影響など、生活の質が大きく下がることがあります。鼻づまりが強くなると口呼吸になったり、副鼻腔炎を伴ったりすることもあります。また、アレルギー性鼻炎のある方では喘息を合併していることがあり、同じ花粉が両方の原因になる場合があると指摘されています。症状が強い場合や長引く場合は、自己判断で我慢せず医師にご相談ください。
花粉症の原因
花粉症は、スギ・ヒノキなどの樹木、イネ科の植物、ブタクサなどの雑草の花粉が、鼻や目の粘膜に付着することが原因で起こります。日本ではスギ花粉によるものが多く知られています。花粉に対してアレルギーの体質を持つ人が花粉に接することで、体が花粉を異物として認識し、過剰な防御反応(アレルギー反応)を起こすことが症状の背景にあります。原因となる花粉の種類や時期は地域や体質によって異なり、原因の特定には医師による問診や検査が役立ちます。
病態メカニズム
花粉症は、免疫のしくみが花粉に過剰に反応することで起こるI型(即時型)アレルギーに分類されます。花粉に接することをくり返すうちに、体内で花粉に対するIgE抗体が作られ、これが鼻や目の粘膜にある肥満細胞(マスト細胞)の表面に結合した状態(感作)になります。その後ふたたび花粉が入ってくると、花粉とIgE抗体が結びつき、肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出されます。これが鼻や目の神経や血管を刺激し、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・かゆみといった症状を引き起こすと考えられています。近年はこうした反応がタイプ2炎症と呼ばれる炎症に関わることも指摘されています。
なりやすい人・リスク要因
花粉症は、アレルギーを起こしやすい体質の方に生じやすいとされています。次のような点が関わると考えられています。
- アレルギーの体質(家族にアレルギーのある方など)
- 花粉が多く飛ぶ地域に住んでいる、または花粉に多くさらされる環境にある
- すでにほかのアレルギー疾患(通年性アレルギー性鼻炎や喘息など)がある
近年は幅広い年代で有病率が高く、若い世代でも増えていることが報告されています。心配な場合は医師にご相談ください。
花粉症の診断・検査
花粉症の診断では、まず症状の内容と、いつ・どの季節に症状が出るかといった経過を医師が問診で確認します。鼻の中の粘膜の状態(腫れや色など)を診察し、必要に応じて鼻水の中の好酸球という細胞を調べることもあります。原因となる花粉を確かめるためには、血液検査でアレルゲンに対するIgE抗体の量を調べる検査や、皮膚に反応を見る検査(皮膚テスト)が用いられます。どの検査を行うかは症状や状況に応じて医師が判断します。
似た疾患・鑑別
くしゃみ・鼻水・鼻づまりは、花粉症以外の病気でも起こります。ダニやハウスダストが原因の通年性アレルギー性鼻炎、かぜ(急性鼻炎)などのウイルス感染、副鼻腔炎(蓄膿症)、血管運動性鼻炎などが挙げられます。また、目のかゆみや充血はアレルギー性結膜炎でもみられます。季節に関係なく症状が続く場合や、片側だけの症状、膿のような鼻水、発熱などがある場合は、別の病気の可能性も考えられます。見きわめには医師による診察が必要です。
花粉症の治療・治し方
花粉症の治療は、原因となる花粉を避けること(抗原除去・回避)、薬による治療(薬物療法)、体質を改善するアレルゲン免疫療法、鼻づまりが強い場合などの手術療法を、症状や状態に応じて組み合わせて行います。多くの場合、飛散期に症状を抑える薬物療法が中心となり、内服薬や点鼻薬、点眼薬が用いられます。症状がごく軽いうちや花粉が飛び始める前から治療を始める初期療法により、その後の症状の悪化を抑えられることが知られています。治療の内容は、症状の重さや生活への影響を踏まえて医師が判断します。
急性期・発作時の治療
花粉が多く飛び症状が強く出ている時期には、症状を抑える対症療法が中心になります。飲み薬の抗ヒスタミン薬や、鼻の症状に対する鼻噴霧用ステロイド薬、鼻づまりを和らげる薬、目の症状に対する抗ヒスタミン点眼薬などが症状に応じて用いられます。市販の点鼻薬のうち血管を収縮させるタイプは、長く続けて使うとかえって鼻づまりが悪化することがあるため、使い方に注意が必要です。どの薬をどのように使うかは、症状や体質に応じて医師が判断します。つらい症状が続く場合は我慢せずご相談ください。
予防・慢性期の治療
毎年症状がくり返す方や、対症療法だけでは症状が十分に抑えられない方には、アレルゲン免疫療法が選択肢になることがあります。これは原因となるアレルゲンを少しずつ体に取り入れて体質を変えていく治療で、舌の下に薬を保つ舌下免疫療法や、注射による皮下免疫療法があります。舌下免疫療法はスギ花粉症などが対象で、花粉が飛んでいない時期から始め、数年(3年程度が目安とされます)継続することで、長期的に症状を抑える効果が報告されています。効果や適応には個人差があり、開始の可否は医師の判断によります。
花粉症では、原因となる花粉を避ける工夫がセルフケアの基本とされています。一般的に次のような対策がすすめられています。
- 花粉が多い日や時間帯の外出を控えめにし、外出時はマスクやめがねを活用する
- 帰宅時は衣服や髪についた花粉を払い落とし、洗顔やうがい、鼻をかむなどで花粉を取り除く
- 窓の開け方や換気に気をつけ、室内をこまめに掃除して花粉やほこりをためない
- 洗濯物や布団を外に干す際は花粉の付着に注意する
これらは症状をやわらげる助けになりますが、症状が強い場合や長引く場合は、自己判断で市販薬だけに頼らず、医師にご相談ください。
予防・生活習慣
花粉症の予防や悪化を防ぐには、花粉との接触を減らす対策が役立ちます。花粉の飛散情報を確認し、飛散量が多い日は外出や窓の開放を控えめにする、外出時にマスクやめがねを使う、帰宅時に花粉を払い落とすといった工夫が一般的にすすめられています。マスクの着用が花粉症の発症予防につながる可能性も指摘されています。また、症状が出始める前や花粉が飛び始める前から治療を始める初期療法が、症状の悪化を抑えるうえで役立つとされています。予防や治療の始め方については医師にご相談ください。
治療期間・見通し
花粉症の症状は、原因となる花粉が飛んでいる期間に続き、花粉の飛散が終わると落ち着いていくのが一般的です。ただし、翌年以降も花粉の時期になるとくり返し症状が出ることが多いとされています。対症療法は症状のある時期に行い、アレルゲン免疫療法のように体質の改善を目指す治療では、数年単位で継続することが目安とされています。症状の出方や治療の見通しには個人差があるため、具体的な見込みは医師にご確認ください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
くしゃみ・鼻水・鼻づまりや目のかゆみなどの症状が続き、日常生活や睡眠、仕事・学業に支障が出ている場合は、医療機関の受診がすすめられます。毎年同じ季節に症状がくり返される場合や、市販薬を使っても症状が十分に改善しない場合も受診の目安です。花粉が飛び始める前から対策を始めたい場合や、アレルゲン免疫療法を検討したい場合も、早めに医師にご相談ください。花粉症は一般に耳鼻咽喉科が窓口になります。
次のような場合は、花粉症以外の病気や重い状態のおそれがあり、早めの対面受診や救急対応が必要です。
- 息苦しさや、ゼーゼー・ヒューヒューという音を伴う呼吸(喘鳴)、強い咳が続く(喘息など呼吸の病気のおそれ)
- 高い熱や、黄色や緑色の膿のような鼻水、顔や頬の強い痛みを伴う(副鼻腔炎など感染の疑い)
- 片側だけの鼻づまりや、血の混じった鼻水が続く
- 目の激しい痛みや急な見えにくさがある
- アレルゲン免疫療法などのあとに、全身のじんましん、口や喉の腫れ、息苦しさ、めまいや意識がもうろうとするなどの症状が出た(アナフィラキシーのおそれ)
とくに強い呼吸困難や意識の変化があるときは、ためらわずに救急要請や救急外来の受診をご検討ください。これらはオンライン診療では対応できません。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、毎年くり返す花粉症で症状の経過が落ち着いている方の相談や、飛散期の対症療法に用いる内服薬・点眼薬などの継続的な相談、花粉を避けるための生活上のアドバイスなどに対応できる場合があります。症状の出方や過去の経過をお聞きしたうえで、必要に応じた対応を検討します。対応できる範囲は症状や状態によって異なり、処方や治療方針は医師の診察・判断によります。詳しくは受診の流れをご覧ください。
対面受診が必要なケース
鼻の中を詳しく診る必要がある場合や、原因を調べる血液検査・皮膚テスト、鼻づまりに対する手術の検討、はじめて症状が出て詳しい精査が必要な場合などは、対面での診察や検査が必要です。また、強い呼吸困難や喘鳴、高熱を伴う症状、アナフィラキシーが疑われる症状など危険なサインがあるときは、オンライン診療ではなく対面受診や救急対応が必要です。アレルゲン免疫療法の開始時など、対面での対応が求められる治療もあります。まずは医師にご相談ください。
費用の目安
花粉症の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は年齢や所得に応じて原則1〜3割です。費用は診察の内容や検査、処方される薬の種類によって変わります。オンライン診療の費用や自己負担の目安については、料金のページや受診の流れをご確認ください。具体的な金額は状況により異なるため、あらかじめご相談ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
花粉症の受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあれば花粉症の可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
花粉症なら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
花粉症の治療で
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
花粉症で
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑える第二世代抗ヒスタミン薬です。くしゃみ・鼻水・かゆみをやわらげ、眠気が比較的出にくいとされ、日中も使いやすいお薬です。
アレグラの詳細はこちら›ヒスタミンの働きを抑えてアレルギー症状をやわらげる第二世代抗ヒスタミン薬です。くしゃみ・鼻水・かゆみへの効果が期待でき、朝と就寝前に服用します。眠気が出ることがあります。
アレロックの詳細はこちら›ヒスタミンの働きを抑えてアレルギー症状をやわらげる第二世代抗ヒスタミン薬です。くしゃみ・鼻水・鼻づまりに用いられ、眠気が出にくく効果が期待できます。空腹時に服用します。
ビラノアの詳細はこちら›ヒスタミンの働きを抑え、鼻水・くしゃみ・鼻づまりを改善する第二世代抗ヒスタミン薬です。眠気が比較的少なく、1日1回の服用でアレルギー性鼻炎や花粉症に用いられます。
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クラリチンの詳細はこちら›ヒスタミンの働きをブロックし、鼻水・くしゃみ・かゆみなどのアレルギー症状を抑える第二世代抗ヒスタミン薬です。アレルギー性鼻炎や花粉症、蕁麻疹に用いられます。
オロパタジンの詳細はこちら›ヒスタミンの働きを抑え、鼻水・くしゃみ・鼻づまりを改善する第二世代抗ヒスタミン薬です。眠気が起こりにくく、1日1回の服用でアレルギー性鼻炎や花粉症に用いられます。
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お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
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料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
花粉症で利用された
患者様の声
毎年同じ薬を飲んでいるので、通院せず再処方してもらえて時短になりました。
仕事帰りに受診して、眠くなりにくい薬を出してもらえました。
受診に関するよくある質問
治療の柱は、原因となる花粉を避けること、薬による治療、体質を改善するアレルゲン免疫療法、鼻づまりが強い場合の手術療法です。飛散期には内服の抗ヒスタミン薬や鼻噴霧用ステロイド薬、点眼薬などで症状を抑える対症療法が中心になります。症状が軽いうちや花粉が飛び始める前から始める初期療法も悪化を抑えるのに役立つとされます。治し方は症状や生活への影響に応じて医師が判断します。
軽い症状に市販の抗ヒスタミン薬などが用いられることはありますが、症状が強い場合や長引く場合、市販薬で十分に改善しない場合は医療機関での相談がすすめられます。市販の血管収縮タイプの点鼻薬は長く使うと鼻づまりが悪化することがあるため注意が必要です。使い方や薬の選び方は医師や薬剤師にご相談ください。
鼻や目の症状を中心とする花粉症は、一般に耳鼻咽喉科が窓口になります。目の症状が強い場合は眼科で相談することもあります。症状が長く続く場合は、まず耳鼻咽喉科にご相談いただくとよいでしょう。
毎年くり返す花粉症で経過が落ち着いている方の相談や、飛散期の対症療法に用いる薬の継続的な相談、花粉を避けるための生活指導などにオンラインで対応できる場合があります。ただし、鼻の中の詳しい診察や検査が必要な場合、危険なサインがある場合は対面受診が必要です。詳しくは受診の流れをご覧ください。
花粉症の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は原則1〜3割です。費用は診察や検査、処方される薬によって変わります。オンライン診療の費用の目安は料金のページをご確認ください。
命に直接かかわることは多くありませんが、くしゃみや鼻水、鼻づまりが続くことで睡眠の質が下がったり、集中力や仕事・学業に影響が出たりして、生活の質が大きく下がることがあります。鼻づまりが強いと副鼻腔炎を伴うこともあります。つらい症状が続く場合は我慢せず医師にご相談ください。
息苦しさや喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー)を伴う呼吸、強い咳が続くとき、高い熱や膿のような鼻水、顔の強い痛みがあるとき、目の激しい痛みや急な見えにくさがあるときは、花粉症以外の病気のおそれがあり早めの受診が必要です。全身のじんましんや喉の腫れ、意識がもうろうとするなどの症状は、命に関わるおそれがあるためすぐに救急要請をご検討ください。
お子さんでも花粉症になることがあり、幼小児でも花粉症がみられると報告されています。近年は若い世代で有病率が高くなっているとの指摘もあります。お子さんの症状や薬の使い方については、自己判断せず医療機関でご相談ください。
妊娠中や授乳中の方は、使える薬やその選び方に配慮が必要なため、自己判断で市販薬を使わず、まず医師や薬剤師にご相談ください。花粉を避けるセルフケアを基本としつつ、必要な治療については医師が状態に応じて判断します。
花粉との接触を減らす工夫が基本です。飛散量が多い日は外出や窓の開放を控えめにする、外出時にマスクやめがねを使う、帰宅時に衣服や髪の花粉を払い落とし洗顔やうがいをする、室内をこまめに掃除する、といった対策が一般的にすすめられます。これらで十分に改善しない場合は医師にご相談ください。
症状がごく軽いうちや花粉が飛び始める前から治療を始める初期療法により、その後の症状の悪化を抑えられることが知られています。始める時期や薬の内容は症状や体質によって異なるため、医師にご相談のうえで判断するとよいでしょう。
アレルゲン免疫療法の一つで、原因となるアレルゲンを含む薬を舌の下に一定時間保った後に飲み込む方法です。スギ花粉症などが対象で、花粉が飛んでいない時期から始め、数年(3年程度が目安とされます)続けることで長期的に症状を抑える効果が報告されています。効果や適応には個人差があり、開始の可否は医師の診察・判断によります。
花粉症では透明でさらさらとした鼻水や目のかゆみが特徴で、毎年同じ季節にくり返すことが多いです。一方、風邪では発熱やのどの痛み、黄色っぽい鼻水を伴うことがあり、数日から1週間ほどで治まることが多いとされます。見分けが難しいことも多いため、気になる場合は医師にご相談ください。
問診で症状や出る時期を確認し、鼻の粘膜の状態を診察します。原因となる花粉を調べるために、血液検査でアレルゲンに対するIgE抗体を測る検査や、皮膚に反応を見る検査(皮膚テスト)、鼻水の中の好酸球を調べる検査が用いられることがあります。どの検査を行うかは医師が判断します。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- アレルギー性鼻炎/Q&A|一般社団法人日本アレルギー学会
- 季節性アレルギー - MSDマニュアル家庭版
- 鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版(改訂第10版)|日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会
- アレルギー性鼻炎の治療(日耳鼻会報)|J-STAGE
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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