1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
腹痛について
- 腹痛は原因が多岐にわたり、痛みの部位や随伴症状が原因を推測する手がかりになります
- 痛みには内臓痛・体性痛・関連痛という種類があり、性質や場所の分かりやすさが異なります
- 突然の激しい痛みやショックの徴候、腹膜炎を疑う所見は、緊急の対応が必要なサインです
- 痛む場所からおおよその臓器は推測できますが、原因の断定には診察・検査が必要です
- 原因や治療の要否は医師の診察・検査による判断が必要です
腹痛の症状
主な症状は、おなかの痛みそのものです。痛みの感じ方は、漠然とした鈍い痛みから、刺すような鋭い痛みまでさまざまで、持続の仕方も持続的なものと周期的なものがあります。
随伴する症状として、悪心(吐き気)・嘔吐・下痢・発熱・おなかの張り(腹部膨満)・冷や汗などがみられることがあります。臓器由来の内臓痛は痛む場所がはっきりせず吐き気を伴いやすい一方、腹膜が刺激されて起こる体性痛は鋭く場所が明確になりやすい、といった違いがあります。
病型・タイプ
- 内臓痛:胃や腸などの臓器に由来する痛みで、漠然とした鈍い痛みが特徴です。痛む場所を特定しにくく、吐き気や冷や汗を伴うことがあります。消化管の収縮や内圧の上昇によって生じます。
- 体性痛:おなかの内側をおおう壁側腹膜が刺激されて起こる痛みで、鋭く、痛む場所がはっきりしているのが特徴です。炎症が腹膜に及ぶと現れます。
- 関連痛:痛みの発生源から離れた場所で感じられる痛みです。例えば胆嚢の病気が肩の痛みとして感じられることがあります。
初期症状・前兆
初期には、はっきりしない鈍い痛みや違和感として始まることがあります。例えば虫垂炎では、初めにみぞおち付近の漠然とした痛み(内臓痛)が起こり、時間とともに右下腹部へと痛みが移動し、鋭い痛み(体性痛)へと変化していくことがあります。前兆や初期症状の現れ方は原因となる病気によって異なります。
多くの腹痛は自然に軽快しますが、原因によっては放置すると経過が悪化することがあります。虫垂炎や消化管の穿孔では腹膜炎に進むことがあり、腸閉塞や腸間膜虚血、腹部大動脈瘤の破裂などでは、ショックなど生命を脅かす状態に至ることもあります。痛みが強い、長く続く、あるいは悪化する場合は、医療機関への受診が必要です。
腹痛の原因
腹痛の原因は多岐にわたります。原因の特定は医師の診察・検査による判断が必要です。
- 消化管の病気:感染性胃腸炎、便秘、消化性潰瘍、虫垂炎、大腸憩室炎、腸閉塞など
- 胆嚢・膵臓の病気:胆石症、胆嚢炎、膵炎など
- 泌尿生殖器の病気:尿路結石、尿路感染症、婦人科の病気、異所性妊娠など
- 血管の病気:腹部大動脈瘤の破裂、腸への血流が途絶える腸間膜虚血など(緊急を要します)
病態メカニズム
腹痛は生じ方によって性質が変わります。内臓痛は、消化管など管腔臓器の内圧の上昇や収縮・伸展によって起こり、鈍く漠然とした痛みになります。体性痛は、壁側腹膜が炎症などで刺激されて起こり、鋭く局在のはっきりした痛みになります。
臓器の発生由来によって痛みを感じる場所が異なり、前腸由来の臓器(胃・十二指腸・肝臓・膵臓など)は上腹部、中腸由来の臓器(小腸・大腸の一部・虫垂)はへその周囲、後腸由来の臓器(大腸の遠位側や泌尿生殖器)は下腹部の痛みとして感じられる傾向があります。
なりやすい人・リスク要因
妊娠可能年齢の女性では、下腹部の痛みで異所性妊娠などが原因となることがあるため注意が必要です。また、高齢の方や基礎疾患のある方は、典型的な症状が現れにくかったり重症化したりすることがあり、早めの相談が安全です。リスクとなる要因は原因となる病気によって異なります。
腹痛の診断・検査
診断はまず問診と身体診察が基本となります。触診は痛みの強い部位から離れた場所から始め、筋性防御(おなかの硬さ)・反跳痛(押して離すと痛む)などの腹膜炎を疑う所見を確認します。
必要に応じて、血液検査・尿検査、腹部のX線検査、CT検査、超音波(エコー)検査などを行います。CT検査は多くの原因の特定に役立ち、超音波検査は胆嚢や婦人科の病気の評価に有用です。妊娠可能年齢の女性では妊娠検査を行うことがあります。どの検査を行うかは医師が判断します。
似た疾患・鑑別
腹痛を起こす病気には次のようなものがあり、症状が似ることがあります。鑑別は診察・検査による医師の判断が必要です。
- 虫垂炎
- 感染性胃腸炎
- 胆石症・胆嚢炎
- 膵炎
- 尿路結石
- 大腸憩室炎
- 消化性潰瘍
- 腸閉塞
- 婦人科の病気・異所性妊娠
- 腹部大動脈瘤・腸間膜虚血
腹痛の治療・治し方
腹痛の治療は、その原因に応じて行います。整腸や対症的なケアで様子をみるものから、絶食・点滴、薬による治療、手術を要するものまで幅があります。まずは医師の診察と検査によって原因を見極めることが基本となります。痛みに対しては、診断を妨げない範囲で鎮痛薬が用いられることもあります。治療法の選択は医師の判断によります。
急性期・発作時の治療
突然の激しい痛みや、冷や汗・血圧低下などショックを疑う徴候、おなかが板のように硬いといった腹膜炎を疑う所見がある場合は、緊急の対応が必要です。原因に応じて絶食・点滴・鎮痛薬などが行われ、虫垂炎や穿孔、腸閉塞などでは手術が必要になることもあります。自己判断で強い鎮痛薬を使い続けず、医療機関を受診してください。
予防・慢性期の治療
繰り返す腹痛や慢性的な腹痛では、便秘、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群など背景となる状態に応じた管理が行われます。食事や生活習慣の見直しとあわせて、必要に応じて薬による治療が検討されます。継続的なケアの方針は医師の診察・判断によります。
軽い腹痛のときは、楽な姿勢で安静にし、水分を少しずつこまめにとって脱水を防ぎ、消化に良いものを選ぶといったセルフケアが役立つことがあります。市販の整腸剤などが使われることもあります。
ただし、痛みが強い・長く続く・悪化する場合や、発熱・繰り返す嘔吐・血便・脱水のサインを伴う場合は、自己判断を続けず医療機関を受診してください。市販の下痢止めや強い鎮痛薬を自己判断で使い続けることは避けましょう。
予防・生活習慣
日常の心がけとして、バランスの良い食事、規則正しい生活、適度な運動、便秘への対策、暴飲暴食や過度の飲酒を控えることなどが、おなかの不調を防ぐうえで役立つと考えられます。感染性胃腸炎の予防には手洗いが基本です。予防できる範囲は原因によって異なり、心配な症状がある場合は医師に相談してください。
治療期間・見通し
治療期間や回復までの見通しは、原因となる病気によって大きく異なります。軽い胃腸炎などでは数日で軽快することが多い一方、手術や入院を要する病気では相応の治療期間が必要になります。個々の見通しは、原因や状態をふまえた医師の判断によります。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
強い痛みが続く場合や、発熱・繰り返す嘔吐・血便・脱水などの症状を伴う場合は、医療機関を受診してください。危険なサインがある場合は直ちに、そうでない場合でも症状が続くときは早めに医師の診察を受けることがすすめられます。判断に迷う場合は、まず受診の流れをご確認ください。
次のような場合は、救急要請や対面での受診が必要なサインです。ためらわず医療機関を受診してください。
- 突然の激しい腹痛や、動けないほど強い痛みがある
- 冷や汗、脈が速い、血圧が下がる、意識がもうろうとするなどショックを疑う徴候がある
- おなかが板のように硬い、触れると痛む、押して離すと痛むなど腹膜炎を疑う所見がある
- おなかの張りが強い、便やガスが出ない
- 血便・下血・吐血がある、便が黒い
- 高熱を伴う、または嘔吐を繰り返して水分がとれない
- 妊娠の可能性がある女性の下腹部の痛み
オンライン診療でできること
オンライン診療では、問診による症状の評価、比較的軽い症状の相談、食事・生活面の指導、必要に応じた処方などを行える場合があります。あわせて、対面での受診や検査が必要かどうかの判断にも役立ちます。保険適用の可否や対応できる範囲は状態によって異なります。
対面受診が必要なケース
身体を直接触れて調べる診察や、血液・尿・画像などの検査が必要な場合、危険なサインがある場合、初めての痛みで原因の精査が必要な場合、重症が疑われる場合は、対面での受診が必要です。緊急を要するときは救急要請を検討してください。
費用の目安
保険適用の診療では、費用は自己負担の割合に応じて変わり、行う検査や処方の内容によっても変動します。金額を一律にお示しすることは難しいため、詳しくは料金・保険をご確認ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあれば、症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
腹痛なら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
生きたビフィズス菌を補い、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える整腸剤です。下痢症や急性胃腸炎にともなうお腹の不調に用いられ、便通のバランスを整えます。比較的おだやかに使えるのが特長です。
ビフィズス菌製剤の詳細はこちら›消化管の動きを整え、吐き気・嘔吐や胃部の不快感を抑える制吐薬です。急性胃腸炎や嘔吐にともなう症状の緩和に用いられ、食前の服用で効果が期待できます。医師の診察のうえ処方されます。
メトクロプラミドの詳細はこちら›ミヤBMは酪酸菌(宮入菌)を含む整腸剤です。腸内で善玉菌を助けて環境を整え、下痢や軟便をやわらげます。抗菌薬に強い性質があり、抗菌薬使用時の腸のケアにも用いられます。
ミヤBMの詳細はこちら›ナウゼリンは消化管の動きを整え、吐き気や嘔吐を抑えるドンペリドン製剤です。胃のむかつきや食欲不振をともなう急性胃腸炎などに用いられ、症状のつらい時期を支えます。
ナウゼリンの詳細はこちら›脳の嘔吐中枢に作用し、吐き気・嘔吐を抑える制吐薬です。急性胃腸炎やめまいにともなう強い吐き気など、つらい嘔吐症状の場面で用いられます。作用が比較的しっかりしたお薬です。
プロクロルペラジンの詳細はこちら›酪酸をつくる善玉菌を補い、腸内環境を整える整腸剤です。下痢症や急性胃腸炎に用いられ、乱れた腸の働きを整えます。抗菌薬と併用しても影響を受けにくいタイプもあり、幅広く使われます。
酪酸菌製剤の詳細はこちら›腸の運動を抑え、水分の吸収を促すことで下痢を止める止瀉薬です。下痢症や急性胃腸炎の下痢に用いられますが、感染性が疑われる場合には使えないため医師の判断が重要です。
ロペラミドの詳細はこちら›腸の中でタンニン酸を放出し、粘膜の表面を収斂させて保護することで下痢を抑える止瀉薬です。下痢症や急性胃腸炎に用いられ、腸内環境を整える整腸剤とは働きが異なります。
タンニン酸アルブミンの詳細はこちら›腸のセロトニン(5-HT3)受容体の働きを抑えることで、腸の過剰な運動や知覚過敏をやわらげる薬です。下痢型の過敏性腸症候群に用いられ、急な下痢や腹痛の改善を目的とします。
ラモセトロンの詳細はこちら›胃酸の分泌を素早く強力に抑えるカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)です。胃炎や逆流性食道炎の胸やけ・胃痛をやわらげ、粘膜の回復を助けます。1日1回食後の服用で安定した効果が期待できます。
ボノプラザンの詳細はこちら›胃酸の分泌をもとから抑えるプロトンポンプ阻害薬(PPI)です。胃炎や逆流性食道炎による胸やけ・胃痛をやわらげ、荒れた粘膜の回復を助けます。1日1回食前の服用でしっかりと胃酸をコントロールします。
エソメプラゾールの詳細はこちら›胃酸の分泌を抑えるH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)です。胃炎や逆流性食道炎による胃痛・胸やけ・むかつきをやわらげます。1日2回の服用で日中と夜間の胃酸をコントロールし、症状の改善が期待できます。
ファモチジンの詳細はこちら›半夏・黄芩・乾姜・甘草・大棗・人参・黄連からなる漢方薬で、胃の熱と冷えのバランスを整えます。みぞおちのつかえ、吐き気、下痢、口内炎などの消化器症状に用いられます。
半夏瀉心湯の詳細はこちら›胃酸の分泌をもとから抑えるプロトンポンプ阻害薬(PPI)です。胃炎や逆流性食道炎による胸やけ・胃痛をやわらげ、粘膜の回復を助けます。1日1回の服用で症状の改善と再発の抑制が期待できます。
オメプラゾールの詳細はこちら›胃酸の分泌をもとから抑えるプロトンポンプ阻害薬(PPI)です。胃炎や逆流性食道炎、潰瘍の治療に用いられ、口の中で溶けるOD錠のため水なしでも服用できます。1日1回の服用で症状の改善が期待できます。
ランソプラゾールの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
患者様の声
胃のあたりの鈍い腹痛が食後によく出るようになり、原因が気になっていました。ClinicSpotでオンライン受診すると、医師が痛む場所や食事との関係を細かく聞いてくれ、胃炎の疑いとして胃薬を処方。最短当日に薬が届き、通院の手間なく治療を始められました。
下腹部の張るような腹痛と便通の乱れが続き、過敏性腸症候群かもしれないと不安でした。予約不要で自宅から医師に相談でき、生活の工夫と整腸剤で様子を見る方針を立ててもらえました。危険な腹痛の見分け方も教わり、安心して過ごせています。
夜に腹痛が出たとき、救急に行くべきか市販薬で待つべきか迷いました。ClinicSpotで医師に相談し、激しい痛みや血便など受診を急ぐサインがないか一緒に確認してもらえて落ち着けました。今回は整腸剤で対応でき、判断に迷ったときの相談先ができて心強いです。
受診に関するよくある質問
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
つらい症状は、
そのままにしない。
アプリ不要・予約不要。問診に答えるだけで、朝10時〜夜22時いつでも受診できます。
本日は休診中です受付時間 10:00〜22:00