1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
尋常性痤瘡(ニキビ)について
尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)は、一般に「ニキビ」と呼ばれる、毛包脂腺系(毛穴と皮脂腺)を反応の場として起こる慢性の炎症性皮膚疾患です。皮脂の分泌増加と毛穴の出口(毛包漏斗部)の角化により皮脂が毛穴の中にたまった「面皰(コメド)」を初発疹とし、そこにアクネ菌が増殖して炎症が加わると、赤いブツブツ(紅色丘疹)や膿をもった膿疱へと進むことがあります。思春期以降に顔面・胸・背中などの皮脂腺の多い部位に生じやすく、日本では大多数の人が経験するありふれた疾患です。ただし、軽い症状でも炎症のあと(瘢痕)が残ることがあり、早めのケアと医師による治療が大切とされています。治療の可否や方法は医師の診察・判断によります。
- 皮脂の増加・毛穴のつまり・アクネ菌の増殖が関わる慢性の炎症性皮膚疾患です
- 詰まった毛穴(面皰・コメド)が初発疹で、炎症が加わると赤ニキビ・膿疱へと進みます
- 思春期以降に顔・胸・背中などにできやすく、日本では多くの人が経験します
- 軽い症状でも跡(瘢痕)が残ることがあり、早めの治療が跡の予防につながると考えられています
- 治療は面皰と炎症の両方に対する外用薬が中心で、経過に応じて維持療法へ移行します
尋常性痤瘡(ニキビ)の症状
主な症状は、毛穴に皮脂がたまってできる「面皰(コメド)」と、そこに炎症が加わって生じる赤いブツブツや膿をもったブツブツです。段階的に次のように現れます。
- 白ニキビ(閉鎖面皰):毛穴の出口が閉じ、皮脂がたまって皮膚が小さく盛り上がった状態です。
- 黒ニキビ(開放面皰):毛穴の出口が開き、たまった皮脂の表面が酸化などで黒く見える状態です。
- 赤ニキビ(紅色丘疹):面皰にアクネ菌が増殖して炎症が起こり、赤くはれた状態です。
- 黄ニキビ(膿疱):炎症が進み、膿がたまった状態です。
- 囊腫・硬結:強い炎症を伴うしこりで、重症の例でみられます。
額・頬・あご・口のまわり・胸・背中など、皮脂腺の多い部位にできやすいとされています。
病型・タイプ
皮疹の性状によって、詰まりが主体の「面皰」、炎症を伴う「炎症性皮疹(紅色丘疹・膿疱)」、強い炎症を伴う「囊腫・硬結」などに分けられます。治療の目安として、片側の顔の炎症性皮疹の数などから重症度が判定されます。
- 軽症:片側の顔の炎症性皮疹が5個以下。
- 中等症:片側の顔の炎症性皮疹が6個以上20個以下。
- 重症:片側の顔の炎症性皮疹が21個以上50個以下。
- 最重症:片側の顔の炎症性皮疹が51個以上。
重症度の判定や治療方針は、医師の診察・判断によります。
初期症状・前兆
初期には、炎症を伴わない詰まった毛穴として現れることが多いとされています。皮疹に先立って、毛包の出口が詰まって皮脂がたまる「微小面皰」という病理学的な変化が生じ、続いて白ニキビ(閉鎖面皰)や黒ニキビ(開放面皰)がみられるようになります。この段階で適切なケアや治療を続けることが、炎症や跡の予防につながると考えられています。
炎症性皮疹をそのままにすると、赤ニキビや膿疱、さらに強い炎症を伴う囊腫・硬結へと進むことがあります。炎症が軽くなったあとにも、皮膚の陥凹(萎縮性・陥凹性瘢痕)や盛り上がり(肥厚性瘢痕・ケロイド)、色素沈着といった跡(瘢痕)が残ることがあります。軽い症状でも跡を残しうるとされ、生活の質(QOL)の低下につながることもあるため、早めの対応がすすめられています。経過や見通しは医師の診察・判断によります。
尋常性痤瘡(ニキビ)の原因
皮脂の分泌増加、毛穴の出口(毛包漏斗部)の角化亢進による毛穴のつまり、毛穴の中に常在するアクネ菌の増殖が複雑に関わって起こるとされています。性ホルモンなどの内分泌的な要因が皮脂の分泌に影響します。アクネ菌は誰の毛穴にもいる常在菌ですが、皮脂のたまった面皰の中で増殖すると炎症を引き起こす一因になります。
病態メカニズム
皮脂腺の活動が高まって皮脂の分泌が増え、毛包漏斗部の角化が亢進すると、皮脂が毛穴の中にたまって面皰(微小面皰・白ニキビ・黒ニキビ)ができます。この閉じた環境でアクネ菌が増殖すると炎症が起こり、赤い丘疹や膿疱といった炎症性皮疹へと進みます。強い炎症は囊腫・硬結や瘢痕の原因にもなります。すなわち、皮脂代謝の異常・角化異常・細菌の増殖が関与する慢性炎症性の病態と位置づけられています。
なりやすい人・リスク要因
思春期以降で性ホルモンの影響を受けやすい時期の方に多くみられます。また、月経前、便秘、ストレス、睡眠不足、不適切なスキンケア、肌の乾燥などが悪化の要因として挙げられています。思春期後にみられるいわゆる「大人のニキビ」もあります。
尋常性痤瘡(ニキビ)の診断・検査
多くは、白・赤・黄色などの皮疹の見た目(視診)から診断されます。炎症性皮疹の数や性状をもとに重症度が判定され、治療方針の目安になります。特別な検査を要しないことが多いとされていますが、判断は医師の診察によります。
似た疾患・鑑別
顔面に丘疹や膿疱を生じる似た疾患として、酒皶(しゅさ)などがあり、鑑別が必要になることがあります。丘疹膿疱型の酒皶は面皰を伴わない点などが手がかりになります。似た症状でも治療方針が異なることがあるため、鑑別や診断は医師が行います。
尋常性痤瘡(ニキビ)の治療・治し方
治療は、詰まり(面皰)と炎症の両方に対する外用薬が中心となります。炎症が強い急性炎症期には炎症を抑える治療を積極的に行い、炎症が軽くなったあとは再発を防ぐための維持療法へと移行するのが基本的な考え方です。用いられる外用薬には、面皰を減らす作用のあるアダパレンや、抗菌作用と角層を整える作用をもつ過酸化ベンゾイル(BPO)、その配合剤、外用抗菌薬などがあります。皮膚の刺激感などの副作用が出ることがあります。どの薬をどのように使うかは、重症度や部位、体質をふまえて医師が判断します。
急性期・発作時の治療
炎症性皮疹を主体とする急性炎症期には、外用抗菌薬とアダパレンや過酸化ベンゾイル(BPO)の外用薬を組み合わせて、早期の改善と瘢痕の予防を目指します。中等症から最重症では、内服抗菌薬(ドキシサイクリンなど)を外用薬と組み合わせることがあります。急性炎症期の治療期間はおおむね最大3か月間を目安とし、その後は維持期の治療へ移行するとされています。処方の内容は医師の判断によります。
予防・慢性期の治療
炎症が軽くなったあとの維持期(寛解維持)では、面皰や微小面皰に対する治療を続けて再発を防ぎます。この時期は、耐性菌を誘導する懸念のある抗菌薬の使用を避け、アダパレンや過酸化ベンゾイル(BPO)を単独または併用して用いることがすすめられています。継続の要否や期間は、経過をみながら医師が判断します。
日常のケアとして、1日2回、よく泡立てた洗顔料でやさしく洗い、皮膚を清潔に保つことがすすめられています。洗いすぎや強くこすることは避け、洗顔後は保湿を行います。化粧品を使う場合は、低刺激性でノンコメドジェニック(面皰ができにくいことに配慮した)製品を選ぶとよいとされています。ニキビを自分でつぶしたり触ったりすると跡が残る原因になるため避けましょう。セルフケアだけで改善しない場合や炎症が強い場合は、自己判断で放置せず医療機関(皮膚科)を受診してください。
予防・生活習慣
皮膚を清潔に保つスキンケア(1日2回のやさしい洗顔と保湿)、メイクを早めに落とすこと、規則正しい生活やバランスのよい食生活を心がけることが、悪化の予防として挙げられています。なお、特定の食べ物を一律に制限することは現時点では一律には推奨されておらず、食事との関連は個々に医師と相談して対応することがすすめられています。
治療期間・見通し
炎症を積極的に治療する急性炎症期はおおむね最大3か月間を目安とし、その後は再発を防ぐ維持期の治療へ移行するとされています。改善までの期間や治療の見通しは、重症度や経過によって異なり、医師の診察・判断によります。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
市販薬でのケアで改善しない場合や、繰り返してできる場合、炎症の強い赤ニキビ・膿疱が多い場合、跡が残りそうな場合は、早めに皮膚科の受診をご検討ください。軽い症状でも跡(瘢痕)を残すことがあり、早期の治療が跡の予防につながると考えられています。受診の目安や治療の要否は医師の判断によります。料金や保険については料金・保険、受診の流れは受診の流れをご覧ください。
次のような場合は、早めに対面での皮膚科受診をご検討ください。オンラインで完結しにくく、直接の診察や処置が必要になることがあります。
- 顔や胸・背中に、強い炎症を伴う囊腫や硬結(しこり)が多発し、痛みが強い場合。
- 短期間に急速に悪化している場合や、広い範囲に広がっている場合。
- すでに陥凹(へこみ)やケロイドなどの跡が残り始めている場合。
- 市販薬や外用治療を続けても改善せず、悪化していく場合。
また、発熱や強い全身のだるさなど、皮膚以外の症状を伴う場合は、自己判断で様子を見ず、速やかに医療機関を受診してください。
オンライン診療でできること
ニキビの治療は、詰まり(面皰)と炎症に対する外用薬が中心となるため、症状が安定している場合や継続治療では、オンライン診療で医師が状態を確認し、必要に応じて保険適用での外用薬(アダパレン、過酸化ベンゾイルなど)の処方や、洗顔・スキンケア・生活面の指導を行える場合があります。実施の可否や処方の内容は、症状や重症度をふまえた医師の判断によります。詳しくは受診の流れをご覧ください。
対面受診が必要なケース
初めての受診で重症度の評価や他の疾患との鑑別が必要な場合、強い炎症を伴う囊腫・硬結が多発する重症・最重症の場合、跡(瘢痕・ケロイド)に対する処置(注射・ケミカルピーリング・レーザーなど)が検討される場合などは、対面での診察や処置が必要になることがあります。オンラインでの対応が難しいと医師が判断した場合は、対面受診をご案内します。
費用の目安
尋常性痤瘡の診療は保険適用の対象となります。自己負担は加入する公的医療保険の割合(一般に3割など)に応じて計算され、診察料や処方薬の費用がかかります。費用は診療内容や医療機関によって異なるため、目安は料金・保険をご確認ください。なお、跡の治療などで保険適用外(自由診療)となる処置もあり、その場合は費用が異なります。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
尋常性痤瘡(ニキビ)の受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあれば尋常性痤瘡(ニキビ)の可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
尋常性痤瘡(ニキビ)なら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
尋常性痤瘡(ニキビ)の治療で
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
尋常性痤瘡(ニキビ)で
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
アダパレンは毛穴のつまりを改善する外用レチノイド様薬(0.1%ゲル)です。角化を整えて微小な面ぽう(初期ニキビ)ができにくい肌をめざし、ニキビの新生を抑えます。医師の診断のもとで使用します。
アダパレンの詳細はこちら›ビブラマイシンは細菌のタンパク質合成を妨げて増殖を抑えるテトラサイクリン系抗菌薬です。炎症をともなうニキビの原因菌に働きかけ、赤ニキビや化膿したニキビの改善を目指して処方されます。
ビブラマイシンの詳細はこちら›アダパレンを有効成分とするニキビ治療用の外用ゲルです。毛穴のつまりを改善し、目に見える前の初期ニキビ(コメド)にもはたらきかけ、繰り返すニキビの予防を目指します。
ディフェリンの詳細はこちら›ドキシサイクリンはテトラサイクリン系の経口抗菌薬(100mg錠)です。ニキビの原因菌の増殖と炎症を抑え、赤く腫れた炎症性のニキビの改善を図ります。医師の診断のもと、決められた用法で服用します。
ドキシサイクリンの詳細はこちら›過酸化ベンゾイルはニキビ治療に広く使われる外用薬(ゲル)です。ニキビの原因菌を減らし、毛穴のつまりを改善する働きがあります。耐性菌が生じにくいのも特徴で、医師の診断のもとで使用します。
過酸化ベンゾイルの詳細はこちら›クリンダマイシン外用はリンコマイシン系の外用抗菌薬(1%ゲル)です。ニキビの原因菌の増殖を抑え、赤く炎症したニキビの改善を図ります。耐性菌を防ぐため、医師の指示のもとで使用します。
クリンダマイシン外用の詳細はこちら›ミノマイシンは細菌のタンパク質合成を妨げて増殖を抑えるテトラサイクリン系抗菌薬です。炎症をともなうニキビの原因菌に働きかけ、赤ニキビや化膿したニキビの改善を目指して処方されます。
ミノマイシンの詳細はこちら›ミノサイクリンはテトラサイクリン系の経口抗菌薬(50/100mg錠)です。ニキビの原因菌の増殖や炎症を抑え、赤く腫れた炎症性ニキビの改善を図ります。医師の診断のもと、適切な用量で服用します。
ミノサイクリンの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
尋常性痤瘡(ニキビ)で利用された
患者様の声
大人になってから顎まわりにニキビがくり返しできるようになりました。皮膚科は待ち時間が長く通いづらかったのですが、ClinicSpotなら夜にスマホで受診でき、保険適用で外用薬を処方してもらえました。跡になる前に治療を始められて安心しました。
頬や額に赤いニキビが増え、市販のスキンケアでは改善しませんでした。オンライン診療で相談すると、毛穴のつまりに効く塗り薬を保険適用で出してもらえ、使い方も丁寧に教わりました。通院せずに継続して治療できるのがありがたいです。
学生でアルバイトもあり、なかなか通院できずニキビを放置していました。予約不要でスマホから受診でき、白ニキビの段階から治療を始められました。生活習慣のアドバイスももらえて、悪化する前にケアできるようになったのが嬉しいです。
受診に関するよくある質問
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023(日本皮膚科学会)
- 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023(Mindsガイドラインライブラリ)
- にきび(尋常性ざ瘡)|ひふ研|第一三共ヘルスケア
- ざ瘡(尋常性ざ瘡)【ニキビ】|マルホ株式会社
- 尋常性ざ瘡(にきび)|済生会
- 尋常性痤瘡|日経メディカル
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
つらい症状は、
そのままにしない。
アプリ不要・予約不要。問診に答えるだけで、朝10時〜夜22時いつでも受診できます。
本日は休診中です受付時間 10:00〜22:00