1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
脂質異常症について
脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)の値が基準から外れた状態が続く病気です。具体的には、LDLコレステロール(いわゆる悪玉)や中性脂肪(トリグリセライド)が多すぎる、あるいはHDLコレステロール(いわゆる善玉)が少なすぎる状態を指します。自覚症状がほとんどないまま進むことが多く、放置すると血管の壁に脂質がたまって動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などにつながるおそれがあります。日本人の生活習慣病に深く関わる病気の一つで、食事や運動などの生活習慣の見直しを基本に、必要に応じて薬物治療で脂質の値を管理していきます。診断や治療の要否は医師の診察・判断によります。
- LDLコレステロールや中性脂肪が多い、またはHDLコレステロールが少ない状態を指します。
- 自覚症状がほとんどなく、健康診断の血液検査で指摘されることが多い病気です。
- 放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などにつながるおそれがあります。
- 生活習慣(食事・運動・禁煙)の見直しが治療の基本とされています。
- リスクに応じて、生活習慣の改善に薬物治療を組み合わせて管理します。
脂質異常症の症状
脂質異常症は自覚症状がほとんどないのが特徴で、健康診断や血液検査で初めて指摘されることが少なくありません。症状がないまま血管の中で動脈硬化が進むため、気づかないうちに進行することがあります。なお、遺伝性の家族性高コレステロール血症などでLDLコレステロールが著しく高い場合には、コレステロールが皮膚や腱にたまってできる黄色腫(手の甲・ひじ・ひざ・まぶたなどに見られる白っぽい隆起した斑点)があらわれることがあります。気になる所見がある場合は医師にご相談ください。
病型・タイプ
脂質異常症は、どの脂質が異常かによって次のように分類されます。
- 高LDLコレステロール血症:LDL(悪玉)コレステロールが高い状態。
- 低HDLコレステロール血症:HDL(善玉)コレステロールが低い状態。
- 高トリグリセライド(中性脂肪)血症:中性脂肪が高い状態。
- 高non-HDLコレステロール血症:総コレステロールからHDLを除いた値が高い状態。
また、原因の面では、はっきりした原因病気のない原発性のものと、別の病気や薬剤の影響による続発性(二次性)のものに分けられます。原発性のなかには、遺伝が関わる家族性高コレステロール血症が含まれます。
初期症状・前兆
脂質異常症は初期にはっきりした前兆がないことが多く、無症状のまま進むのが特徴です。そのため、定期的な健康診断や血液検査での脂質の値の確認が、早期発見の手がかりになります。家族性高コレステロール血症のように若いころからLDLコレステロールが高い場合もあり、健診で高値を指摘されたときは症状がなくても医師にご相談ください。
脂質異常症を放置すると、血液中の余分な脂質が血管の壁にたまってプラーク(粥腫)と呼ばれるかたまりを作り、動脈硬化が進みます。プラークが破れると血のかたまり(血栓)ができて血流が妨げられ、心臓の血管が詰まる心筋梗塞や狭心症、脳の血管が詰まる脳梗塞、手足の動脈が詰まる病気などにつながるおそれがあります。自覚症状が乏しいまま進むため、早めの対応が大切です。
脂質異常症の原因
脂質異常症の原因には、食生活や運動不足などの生活習慣が深く関わります。LDLコレステロールや中性脂肪が高くなる背景として、飽和脂肪酸(肉の脂身・バター・生クリーム・加工食品など)やコレステロール(卵黄・魚卵など)のとりすぎ、エネルギーのとりすぎ、甘い物・飲酒・油物・糖質の過剰摂取などが挙げられます。HDLコレステロールが低くなる要因としては、肥満・喫煙・運動不足が関わるとされています。このほか、別の病気や一部の薬剤の影響で起こる続発性(二次性)のものや、遺伝が関わる家族性高コレステロール血症もあります。原因の特定は医師の診察・検査によります。
病態メカニズム
コレステロールや中性脂肪は体に必要な脂質ですが、血液中で増えすぎたり、余分な脂質を回収するHDLが少なすぎたりすると、血管の壁に脂質がたまりやすくなります。たまった脂質はプラーク(粥腫)を作り、血管を狭く硬くする動脈硬化を進めます。プラークが破れるとその部分に血栓ができ、血流が急に遮断されることで心筋梗塞や脳梗塞などが起こると考えられています。
なりやすい人・リスク要因
次のような方は脂質の値が乱れやすいとされています。
- 飽和脂肪酸やコレステロールを多く含む食事をとる方
- エネルギーや糖質、甘い物のとりすぎがある方
- お酒を多く飲む方
- 肥満のある方
- 運動不足の方
- 喫煙習慣のある方
- 家族に脂質異常症や若くして心筋梗塞などを起こした方がいる場合(家族性高コレステロール血症など)
これらの要因は重なることも多く、生活習慣の見直しが予防・改善につながります。
脂質異常症の診断・検査
脂質異常症は血液検査で診断します。一般に10時間以上の絶食後(早朝空腹時)に採血し、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)、non-HDLコレステロールなどの値を調べます。診断の目安は、LDLコレステロール140mg/dL以上(120〜139mg/dLは境界域)、HDLコレステロール40mg/dL未満、中性脂肪150mg/dL以上(空腹時。随時採血では175mg/dL以上)、non-HDLコレステロール170mg/dL以上(150〜169mg/dLは境界域)とされています。診断基準に当てはまってもすぐに治療が必要とは限らず、他の危険因子も含めて医師が判断します。
似た疾患・鑑別
脂質の値が高くなる背景として、脂質異常症以外に、甲状腺機能低下症、腎臓の病気(ネフローゼ症候群など)、肝臓・胆道の病気、糖尿病、一部の薬剤の影響などで起こる続発性(二次性)のものがあります。これらは原因となる病気の治療により脂質の値が改善することがあります。また、若くからLDLコレステロールが著しく高い場合は家族性高コレステロール血症が考えられます。これらの見きわめには医師による診察・検査が必要です。
脂質異常症の治療・治し方
脂質異常症の治療は、生活習慣の改善を基本とし、必要に応じて薬物治療を組み合わせて行います。まず食事療法(飽和脂肪酸やコレステロールを控え、青魚や食物繊維を取り入れる)と運動療法、適正体重の維持、禁煙、節酒といった生活習慣の見直しを行います。動脈硬化のリスクが低い場合は、生活習慣の改善による目標達成を目指し、薬はすぐには使わないこともあります。リスクが高い場合や生活習慣の改善だけで十分に値が下がらない場合には、脂質を下げる薬が用いられます。治療の目標値は、年齢や他の危険因子、動脈硬化性の病気の有無によって一人ひとり異なり、医師が状態に応じて判断します。
急性期・発作時の治療
脂質異常症そのものは、急に症状が出る病気ではなく、日々の管理を続けていくことが中心となります。ただし、動脈硬化が進んだ結果として、激しい胸の痛みや圧迫感(心筋梗塞・狭心症のおそれ)、手足のまひやろれつが回らない(脳梗塞のおそれ)などの症状が急に起こった場合は、命に関わる緊急事態です。こうしたときは自己判断で様子を見ず、速やかに救急要請や対面での受診を行ってください。日常の管理では、処方された薬を医師の指示に沿って継続することが大切です。
予防・慢性期の治療
脂質異常症の多くは長期にわたる管理が必要です。生活習慣の改善を続けながら、必要な場合は処方された薬を自己判断で中断せずに継続することが、動脈硬化や合併症の予防につながります。治療中は定期的に血液検査を行い、必要に応じて心臓や血管の超音波検査などで動脈硬化の進み具合を確認しながら、薬の種類や量を調整していきます。値が落ち着いても、医師の判断なく服薬をやめると再び上昇することがあるため、定期的な受診を続けることがすすめられます。
- 飽和脂肪酸(肉の脂身・バター・生クリーム・加工肉など)やトランス脂肪酸、コレステロールを多く含む食品を控えめにします。高LDLコレステロール血症の方では、食事からのコレステロールを1日200mg未満に抑えることが一つの目安とされています。
- 青魚に含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸(EPA・DHA)や、野菜・海藻・大豆製品・未精製穀類などの食物繊維を積極的に取り入れます。野菜は1日350g以上が目安とされています。
- 適正体重を保ち、エネルギーや甘い物・お酒のとりすぎを控えます。
- ウォーキングなどの中等度の運動を習慣にし、禁煙を心がけます。
これらはあくまで一般的なセルフケアです。持病があり食事や運動に制限がある場合や、脂質の値が高い状態が続く場合は、自己判断で済ませず医師にご相談ください。
予防・生活習慣
脂質異常症の予防・改善には生活習慣の見直しが役立ちます。飽和脂肪酸やコレステロールのとりすぎを避け、青魚や野菜・食物繊維を取り入れたバランスのよい食事を心がけ、エネルギーや甘い物・お酒を控えめにします。適正体重を維持し、こまめに体を動かすこと、たばこをやめることも大切です。運動は、ウォーキングなどの中等度(3メッツ以上を目安)の身体活動を習慣にすることが一般的にすすめられます。持病のある方が運動を始める際は、事前に医師に相談すると安心です。
治療期間・見通し
脂質異常症は、短期間で終わるものではなく、長くつき合っていくことが多い病気です。生活習慣の改善で値が改善することもありますが、リスクに応じて薬物治療を続けながら管理していく場合も少なくありません。脂質の値や動脈硬化の進み具合、他の危険因子の有無によって見通しは異なるため、治療期間の見込みについては医師にご確認ください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
健康診断や血液検査で脂質の値(LDLコレステロール・中性脂肪・HDLコレステロールなど)に異常を指摘された場合は、症状がなくても一度医療機関を受診することがすすめられます。すでに脂質異常症を指摘されている方で、値のコントロールが不安定なとき、薬の副作用が気になるとき、生活習慣について相談したいときなども受診の目安です。若いころからコレステロールが高い場合や、家族に若くして心筋梗塞などを起こした方がいる場合も、早めのご相談をおすすめします。
脂質異常症の合併症として、動脈硬化による命に関わる病気が急に起こることがあります。次のような場合は、すぐに救急要請や対面での受診が必要です。
- 激しい胸の痛みや圧迫感、締めつけられる感じ、冷や汗を伴う(心筋梗塞・狭心症のおそれ)
- 片方の手足のまひやしびれ、ろれつが回らない、言葉が出にくい、片方の顔がゆがむ(脳梗塞のおそれ)
- 突然の激しい頭痛やめまい、意識がもうろうとする
- 片方の足の強い痛みや冷え、色の変化(急性の動脈閉塞のおそれ)
これらはオンライン診療では対応できません。ためらわずに救急外来の受診や救急車の要請をご検討ください。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、すでに脂質異常症と診断され状態が安定している方の経過観察や、血液検査の結果をもとにした生活指導、継続的な服薬に関する相談などに対応できる場合があります。食事や運動といった生活習慣のアドバイス、体調についての相談にもオンラインで応じられることがあります。対応できる範囲は症状や経過によって異なり、処方や治療方針は医師の診察・判断によります。
対面受診が必要なケース
初めて脂質異常症を指摘された方の詳しい評価や、続発性(二次性)の原因が疑われる場合の血液検査・画像検査、動脈硬化の進み具合を調べる検査などは、対面での診察や検査が必要です。また、胸の痛みや手足のまひなど動脈硬化の合併症を疑う危険なサインがあるときは、オンライン診療ではなく救急対応を含めた対面受診が必要です。まずは医師にご相談ください。
費用の目安
脂質異常症の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は年齢や所得に応じて原則1〜3割です。費用は診察内容や血液検査、処方される薬によって変わります。オンライン診療の費用や自己負担の目安については、料金や受診の流れをご確認ください。具体的な金額は状況により異なるため、あらかじめご相談ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
脂質異常症の受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあれば脂質異常症の可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
脂質異常症なら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
脂質異常症の治療で
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選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
脂質異常症で
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
アトルバスタチンは肝臓でのコレステロール合成を抑えるスタチン系の薬です。LDL(悪玉)コレステロールを下げ、動脈硬化や心血管の病気のリスク低減を目指します。脂質異常症の治療で継続して使われます。
アトルバスタチンの詳細はこちら›エゼチミブは小腸でのコレステロールの吸収を抑えることで、血液中のLDLコレステロールを下げるお薬です。スタチンとは異なる仕組みで働き、単独でも他剤との併用でも脂質異常症の治療に用いられます。
エゼチミブの詳細はこちら›クレストールは肝臓でのコレステロール合成を抑えるスタチン系薬(ロスバスタチン)です。悪玉(LDL)コレステロールを下げ、脂質異常症の改善と動脈硬化の予防に用いられます。
クレストールの詳細はこちら›肝臓でのコレステロール合成を抑え、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールを効率よく低下させるお薬です。動脈硬化の進行予防を目的に、脂質異常症の継続治療で用いられます。
リピトールの詳細はこちら›ロスバスタチンは肝臓でのコレステロール合成を抑えるスタチン系の薬で、少量でもLDLコレステロールをしっかり下げる作用が特長です。脂質異常症の治療に用いられ、心血管リスクの低減を目指して継続して使われます。
ロスバスタチンの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
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料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
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下記の決済方法がご利用いただけます。
脂質異常症で利用された
患者様の声
健診でコレステロール値が高いと指摘され服薬を続けていますが、自覚症状がないぶん通院が面倒になりがちでした。状態が安定していたのでオンラインの継続処方に切り替え、スマホで診察が済み、お薬も自宅に届きます。中断せずに数値を管理できるようになったのが安心です。
中性脂肪が高く、以前から同じお薬を続けています。仕事が忙しく通院の時間を作るのが大変でしたが、予約不要でオンライン受診でき、生活習慣のアドバイスももらえました。保険適用でお薬が最短当日に届くので、通院の負担を減らしながら治療を続けられています。
家族に心臓の病気があり、コレステロールの管理を医師に勧められて服薬しています。状態が落ち着いていたのでオンラインの継続処方を利用したところ、待ち時間なく受診でき助かりました。定期的な血液検査が必要な時期は対面もと案内してもらえ、安心して続けられています。
受診に関するよくある質問
治療の基本は生活習慣の改善で、飽和脂肪酸やコレステロールを控え、青魚や野菜・食物繊維を取り入れた食事、適正体重の維持、運動、禁煙、節酒を行います。動脈硬化のリスクが高い場合や生活習慣の改善だけで十分に値が下がらない場合には、脂質を下げる薬を用います。目標値は一人ひとりの危険因子によって異なり、医師が状態に応じて判断します。
脂質を下げる薬(スタチンなど)は医師の処方が必要で、市販薬だけで管理することはすすめられません。まずは血液検査で値を確認し、生活習慣の改善や必要な治療について医師にご相談ください。市販のサプリメントを利用したい場合も、事前に医師や薬剤師にご確認ください。
一般的には内科(循環器内科や糖尿病・代謝内科を含む)が窓口になります。健康診断で指摘された場合も、まずは内科でご相談いただけます。原因となる別の病気が疑われる場合は、必要に応じて専門の診療科を紹介されることがあります。
早朝空腹時の採血で、LDLコレステロール140mg/dL以上(120〜139mg/dLは境界域)、HDLコレステロール40mg/dL未満、中性脂肪150mg/dL以上(随時採血では175mg/dL以上)、non-HDLコレステロール170mg/dL以上(150〜169mg/dLは境界域)が目安とされています。基準に当てはまってもすぐに治療が必要とは限らず、医師が総合的に判断します。
脂質の値が高い状態が続くと血管の壁に脂質がたまってプラークができ、動脈硬化が進みます。その結果、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、手足の動脈が詰まる病気などにつながるおそれがあります。自覚症状が乏しいまま進むため、早めの対応が大切です。
脂質異常症は自覚症状がほとんどなく、健康診断の血液検査で指摘されることが多い病気です。LDLコレステロールが著しく高い場合には、皮膚や腱に黄色腫という白っぽい隆起があらわれることがありますが、多くは無症状のため定期的な検査での確認が重要です。
飽和脂肪酸(肉の脂身・バター・加工肉など)やトランス脂肪酸、コレステロールを控えめにし、青魚のn-3系脂肪酸や、野菜・海藻・大豆製品・未精製穀類などの食物繊維を取り入れることが一般的にすすめられます。野菜は1日350g以上、高LDLの方は食事からのコレステロールを1日200mg未満にするのが目安です。持病により制限がある場合は自己判断せず医師にご確認ください。
ウォーキングなどの中等度(3メッツ以上を目安)の有酸素運動を習慣にすることは、脂質の値の改善や適正体重の維持に役立つと一般的に考えられています。運動を始める際は、心臓の病気などがないか事前に医師に相談すると安心です。持病のある方は自己判断せず医師にご確認ください。
家族性高コレステロール血症など、お子さんでもLDLコレステロールが高くなることがあります。また妊娠中は脂質の値が変化しやすく、治療薬の中には妊娠中に使えないものもあります。お子さんや妊娠中の方の脂質については、自己判断せず医療機関でご相談ください。
すでに脂質異常症と診断され状態が安定している方の経過観察や、血液検査の結果をもとにした生活指導、継続的な服薬の相談などにオンラインで対応できる場合があります。ただし初めての精査や検査が必要な場合、動脈硬化の合併症を疑う危険なサインがある場合は対面受診が必要です。詳しくは受診の流れをご覧ください。
脂質異常症の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は原則1〜3割です。費用は診察や血液検査、処方薬によって変わります。オンライン診療の費用の目安は料金のページをご確認ください。
激しい胸の痛みや圧迫感、冷や汗を伴うとき、片方の手足のまひやしびれ・ろれつが回らないとき、突然の激しい頭痛や意識がもうろうとするときは、心筋梗塞や脳梗塞など動脈硬化による命に関わる状態のおそれがあり、すぐに救急要請や対面受診が必要です。これらはオンライン診療では対応できません。
主な薬には、肝臓でのコレステロール合成を抑えるスタチン、小腸でのコレステロール吸収を抑えるエゼチミブ、中性脂肪を下げるフィブラート系やオメガ3脂肪酸、LDLをより強く下げるPCSK9阻害薬などがあります。どの薬を用いるかは、脂質の値やリスクに応じて医師が判断します。
生活習慣の改善などで値が安定し、医師の判断で薬を減らしたり見直したりできる場合もあります。ただし、自己判断で服薬をやめると値が再び上昇し、動脈硬化が進むおそれがあるため、続けるかどうかは医師にご相談ください。定期的な受診で状態を確認していくことが大切です。
脂質異常症は症状がないまま動脈硬化が進むことが多いため、症状がなくても一度受診して評価を受けることがおすすめです。他の危険因子(喫煙・高血圧・糖尿病・家族歴など)も含めて、生活習慣の改善だけでよいか、薬物治療が必要かを医師が判断します。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- 脂質異常症 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
- 脂質異常症の食事 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
- 脂質異常症 | 病気について | 国立循環器病研究センター
- 脂質異常症 | 糖尿病・脂質代謝内科 | 国立循環器病研究センター
- 脂質低下薬 | MSDマニュアル家庭版
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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