1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
葛根湯について
葛根湯(かっこんとう)は、感冒の初期などに用いられる代表的な漢方エキス製剤です。医療用では、通常、成人1日量7.5gを2〜3回に分割し、食前または食間に服用します(ツムラ処方番号:TJ-1)。
自然発汗がなく、頭痛・発熱・悪寒・肩こりなどを伴う比較的体力のある方の感冒や鼻かぜ、熱性疾患の初期などに使われるとされています。処方の可否や用量は、体質や症状をふまえて医師が判断します。
特徴
葛根湯は、葛根(カッコン)を主薬に、麻黄(マオウ)・桂皮(ケイヒ)・芍薬(シャクヤク)・甘草(カンゾウ)・生姜(ショウキョウ)・大棗(タイソウ)を加えた計7種の生薬から構成される漢方エキス製剤です。ツムラの医療用製剤では本品7.5g中に混合生薬の乾燥エキス3.75gを含み、内訳はカッコン4.0g、タイソウ3.0g、マオウ3.0g、カンゾウ2.0g、ケイヒ2.0g、シャクヤク2.0g、ショウキョウ2.0gとされています。自然発汗がなく頭痛・発熱・悪寒・肩こりなどを伴う比較的体力のある方の感冒初期などに用いられる、急性期向けの処方として位置づけられています。麻黄と甘草を含むため、動悸や偽アルドステロン症などの副作用に留意して使用します。
作用のしくみ
葛根湯は複数の構成生薬が総合的に作用すると考えられており、単一の分子機序で説明されるものではありません。添付文書には詳細な作用機序の記載はなく、麻黄・桂皮などを含む処方として、体表の症状に対して用いられるとされています。
効果・適応
自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症:感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん
「葛根湯」が適応可能な疾患一覧
効果が現れるまで・効果の持続
効能・効果は「証」(体力・症状の傾向)にもとづくもので、自然発汗がなく比較的体力のある方が対象とされています。適応の判断は医師の診察によります。
用法・用量
長期服用について
漫然と長期にわたって服用しないこと。甘草を含むため、長期・大量の使用で偽アルドステロン症・低カリウム血症・ミオパチー等があらわれることがあり、血圧上昇・むくみ・脱力感などに注意する。継続が必要な場合は定期的に医師の確認を受ける。
副作用・使用上の注意
本剤の添付文書に「禁忌(使ってはいけない)」の記載はありません。ただし下欄の「慎重投与」に該当する方は、事前に医師・薬剤師にご相談ください。
次のような方は慎重に投与されます。
- 著しく胃腸の虚弱な方
- 食欲不振、悪心、嘔吐のある方
- 発汗傾向の著しい方
- 狭心症、心筋梗塞等の循環器系の障害のある方、またはその既往歴のある方
- 重症高血圧症の方
- 高度の腎障害のある方
- 排尿障害のある方
- 甲状腺機能亢進症の方
主な副作用として、次のような症状が報告されています(いずれも頻度不明)。
- 過敏症:発疹、発赤、そう痒等
- 自律神経系:不眠、発汗過多、頻脈、動悸
- 消化器:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐等
- 泌尿器:排尿障害等
頻度の目安:多くの副作用は頻度不明とされています。
頻度は低いものの、次のような重大な副作用があらわれる場合があります。異常が認められた場合は服用を中止し、医師にご相談ください。
- 偽アルドステロン症、低カリウム血症、ミオパチー:本剤は甘草(カンゾウ)を含むため、低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加、脱力感、筋肉痛、こわばり等があらわれる場合があります。
- 肝機能障害、黄疸:AST・ALT・γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれる場合があります。
- 本剤は麻黄(マオウ)を含むため、不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮等があらわれる場合があります。
気になる症状があらわれた場合は服用を中止し、医師または薬剤師にご相談ください。
妊娠中・授乳中の使用
妊婦または妊娠している可能性のある方には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与されます。
授乳中の方は、治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮して、授乳の継続または中止が検討されます。
飲み合わせ・併用の注意
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の用法・用量・可否は医師の診察と判断によります。
葛根湯の選び方・費用
同名の一般用漢方製剤(OTC)がありますが、生薬の分量や効能・効果として認められている範囲が医療用と異なる場合があります。
| 麻黄湯 › | 悪寒・発熱・身体痛などを伴う比較的体力のある方の感冒・インフルエンザ初期などに用いられるとされます。麻黄を含みます。 |
| 桂枝湯 | 体力が虚弱で汗が出やすいタイプの感冒初期などに用いられるとされます。麻黄を含まない処方です。 |
| 葛根湯加川芎辛夷 | 葛根湯に川芎・辛夷を加えた処方で、鼻づまりや慢性鼻炎、蓄膿症などに用いられるとされます。 |
感冒の初期などに用いられる代表的な漢方処方の一つとされています。
1g を1回1包・1日3回・7日分服用した場合の薬剤費の目安は約281円(13.4円相当)です。健康保険適用後は自己負担割合(1〜3割)に応じた額(3割で約84円)となり、別途 診察料・調剤料等がかかります。※用法用量は医師の指示によります。
葛根湯の処方で
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受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
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ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
葛根湯と
同じ症状に使われるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が最適なお薬を処方します。
葛根・麻黄・桂皮などを配合し、体を温めて発汗を促す漢方薬です。汗が出ておらず悪寒がある、かぜのひきはじめや、肩こり・頭痛を伴う感冒の初期症状に用いられます。
桔梗と甘草の2種の生薬からなり、のどの炎症を鎮め、膿を出しやすくする働きが期待される漢方薬です。のどの痛み・腫れ、扁桃炎、咽頭炎など、かぜに伴うのどの症状に処方されます。
桔梗湯の詳細はこちら›麻黄・桂皮・杏仁・甘草からなり、体を温めて強く発汗を促す漢方薬です。汗が出ておらず、悪寒・発熱・頭痛・関節や体の痛みを伴うかぜのひきはじめに用いられ、比較的体力のある方に処方されます。
麻黄湯の詳細はこちら›麻黄・附子・細辛の3種からなり、体をしっかり温めて冷えを追い出す漢方薬です。強い悪寒・微熱・倦怠感、水っぽい鼻水を伴うかぜに用いられ、高齢の方や体力が低下した方に処方されます。
麻黄附子細辛湯の詳細はこちら›アセトアミノフェンは、脳に働きかけて発熱や痛みをやわらげる解熱鎮痛薬です。胃腸への負担が比較的少なく、かぜや頭痛、月経痛など幅広い症状に用いられ、子どもから高齢の方まで使いやすいお薬です。
アセトアミノフェンの詳細はこちら›イブプロフェンは、炎症や痛みのもととなる物質の生成を抑えるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)です。頭痛や発熱、のどの痛みなどをやわらげ、比較的使いやすく、かぜや痛みの治療に広く用いられます。
イブプロフェンの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
葛根湯の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
葛根湯処方の
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
葛根湯の処方を受けられた
患者様の声
季節の変わり目に、ゾクゾクする悪寒と肩のこわばりを感じて、かぜのひきはじめだと気づきました。早めに手を打ちたかったのですが外出がつらく、オンライン診療を利用しました。医師が汗の有無や体力を確認したうえで葛根湯を処方してくれて、ひきはじめに飲むのが大切だと教わりました。効き方には個人差があるそうですが、私は体が温まって早めに落ち着いた印象です。自宅で相談できて助かりました。
毎年冬になるとかぜをひきやすく、初期にどう対処するかで悩んでいました。今回も悪寒と頭痛が出はじめたところで、オンラインで医師に相談しました。汗をかいていないことなどを確認してもらい、葛根湯を処方してもらえました。麻黄を含むので体力が落ちているときは向かないと説明を受け、自分の状態に合っているか確認できたのが安心でした。移動せず早めに服用を始められたのがよかったです。
夜にゾクッときて、明日には本格的なかぜになりそうだと不安になりました。近くの病院はもう閉まっていて、オンライン診療なら受診できると知り利用しました。医師が症状を丁寧に聞いて葛根湯を処方してくれて、発症初期に飲むこと、汗をかいたら見直すことなどを分かりやすく教わりました。市販薬との違いも聞けて納得です。自己判断せず医師の指示で使えたので、安心して落ち着いて過ごせました。すぐ届いたのも助かりました。
葛根湯の処方に関する
よくある質問
自然発汗がなく頭痛・発熱・悪寒・肩こりなどを伴う、比較的体力のある方の感冒や鼻かぜ、熱性疾患の初期などに用いられるとされています。
そのほか、結膜炎・角膜炎・中耳炎・扁桃腺炎・乳腺炎・リンパ腺炎などの炎症性疾患、肩こり、上半身の神経痛、じんましんにも用いられる場合があります。適応の判断は医師の診察によります。
感冒の初期など急性期に用いられる処方で、服用後の比較的早い時期からの使用が想定されます。
効果の現れ方には個人差があるとされています。症状が改善しない場合や悪化する場合は、医師にご相談ください。
食前または食間(空腹時)の服用が基本です。
通常、成人は1日7.5gを2〜3回に分割して服用します。年齢・体重・症状により医師が適宜増減します。
通常、成人は1日量7.5gを2〜3回に分けて服用します。
用量は症状などに応じて医師が調整します。自己判断で増減しないようにしてください。
主な副作用として、発疹・発赤・そう痒などの過敏症、不眠・発汗過多・頻脈・動悸、食欲不振・胃部不快感・悪心・嘔吐、排尿障害などが報告されています(いずれも頻度不明)。
まれに偽アルドステロン症、低カリウム血症、ミオパチー、肝機能障害、黄疸などの重大な副作用があらわれる場合があります。気になる症状があれば服用を中止し、医師にご相談ください。
葛根湯は甘草(カンゾウ)を含むため、まれに偽アルドステロン症や低カリウム血症があらわれる場合があります。
血圧上昇、むくみ、体重増加、脱力感、筋肉痛やこわばりなどがみられることがあります。こうした症状に気づいた場合は服用を中止し、医師にご相談ください。
葛根湯は麻黄(マオウ)を含むため、動悸・頻脈・不眠・発汗過多・排尿障害などがあらわれる場合があります。
狭心症・心筋梗塞などの循環器疾患、重症高血圧症、甲状腺機能亢進症、排尿障害のある方や高齢の方は慎重に使用します。持病のある方は事前に医師へお伝えください。
甘草(カンゾウ)を含む他の漢方薬やグリチルリチン酸を含む製剤と併用すると、偽アルドステロン症や低カリウム血症があらわれやすくなるとされています。
服用中のお薬がある場合は、市販薬やサプリメントも含めて医師・薬剤師にお伝えください。
麻黄を含むため、エフェドリン類含有製剤、MAO阻害剤、甲状腺製剤、カテコールアミン製剤、キサンチン系製剤(テオフィリン等)との併用に注意が必要とされています。
これらの薬との併用で交感神経刺激作用が強まる場合があります。併用の可否は医師が判断します。
妊婦または妊娠している可能性のある方には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与されます。
授乳中の方は、有益性と母乳栄養の有益性を考慮して授乳の継続・中止が検討されます。いずれも自己判断せず医師にご相談ください。
小児等を対象とした臨床試験は実施されていないため、使用の可否・用量は医師の判断によります。
高齢の方は一般に生理機能が低下しているため、減量するなど注意して使用します。
医療用の葛根湯エキス顆粒は保険適用の対象となる医療用医薬品です。薬価は1gあたり13.40円とされています(2023年12月改訂の添付文書等に基づく情報。薬価は改定により変動する場合があります)。
実際のご負担は保険適用の有無や自己負担割合により異なります。詳しくは料金をご確認ください。
オンライン診療での処方の可否は、症状や診察内容に応じて医師が判断します。
本剤は医師の診察・判断にもとづいて処方される医療用医薬品です。ご希望の方はまず診察をご検討ください。
同名の一般用漢方製剤(OTC)もありますが、生薬の分量や認められている効能・効果の範囲が医療用と異なる場合があります。
服用期間は症状によって異なります。漫然と長期に服用せず、症状が続く・改善しない場合は医師にご相談ください。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)添付文書(株式会社ツムラ)
- ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)|日経メディカル処方薬事典(日経メディカル)
- ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)|くすりのしおり(くすりの適正使用協議会)
- 葛根湯の添付文書(PMDA 医薬品情報)
最終更新日:2026年7月26日 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・処方を保証するものではありません。実際の処方は医師の診察に基づき決定します。
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