1日200名以上の患者様に
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※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
PMS(月経前症候群)について
- PMSは月経前の3~10日ほど続き、月経開始とともにやわらぐのが特徴とされています。
- 排卵後の女性ホルモンの変動が影響していると考えられていますが、原因はまだ完全には解明されていません。
- イライラや抑うつ気分などの精神症状と、下腹部・乳房の張りやむくみなどの身体症状が現れます。
- 精神症状が重く日常生活が困難な状態は、月経前不快気分障害(PMDD)と呼ばれることがあります。
- 治療には生活指導・セルフケア、低用量ピル、SSRI、漢方薬などがあり、症状に応じて選択されます。
PMS(月経前症候群)の症状
PMSの症状は精神症状と身体症状に大きく分けられ、月経前に現れて月経が始まるとやわらぐのが特徴とされています。感じ方や組み合わせには個人差があります。
- 精神症状:情緒が不安定になる、イライラする、気分が落ち込む(抑うつ)、不安、不眠や眠気(睡眠障害)、集中力の低下
- 身体症状:のぼせ、偏食や過食、めまい、からだのだるさ(倦怠感)、お腹・頭・腰の痛み、むくみ、お腹や乳房の張り、便秘
病型・タイプ
月経前の不調は、症状の重さや内容によって次のように整理されることがあります。
- PMS(月経前症候群):精神症状と身体症状が月経前に現れるもの
- PMDD(月経前不快気分障害):精神症状がとくに重く、日常生活や対人関係に支障をきたすもの
どちらにあたるか、また治療が必要かどうかは、症状の経過をふまえた医師の判断によります。
初期症状・前兆
PMSの症状は、月経が始まる3~10日ほど前の時期(黄体期後半)に現れ始めることが多いとされています。決まって月経前に症状が現れ、月経が始まるとやわらいでいくという周期的なパターンが、PMSを考えるうえでの目安の一つとされています。症状の現れ方には個人差があります。
PMSの症状は月経が始まると自然にやわらぐことが多いとされますが、毎月くり返されることで生活や仕事、対人関係に負担がかかることがあります。精神症状が重く日常生活が困難な場合には、月経前不快気分障害(PMDD)と呼ばれることもあります。つらさを我慢し続けると生活の質が下がることもあるため、症状が強い場合や生活に支障がある場合は、自己判断で様子を見続けず医療機関に相談することが大切です。
PMS(月経前症候群)の原因
PMSは、排卵の後に女性ホルモンが大きく変動することが影響していると考えられています。原因はまだ完全には解明されていませんが、ホルモンの変化に加え、脳内の神経伝達物質のはたらきの変化などが関わるとされています。
病態メカニズム
排卵の後の黄体期後半に、血液中のエストロゲンとプロゲステロンが急激に低下すると、脳でホルモンや神経伝達物質のバランスが乱れ、こころの不調が現れると考えられています。神経伝達物質のセロトニンの関与も指摘されていますが、詳しいしくみについてはまだ研究が続けられています。
なりやすい人・リスク要因
PMSの症状の現れ方や強さには個人差があり、ストレスや生活習慣などが影響すると考えられています。背景は人によって異なるため、リスクの受け止め方や対処についても、医師に相談しながら考えていくことがすすめられます。
PMS(月経前症候群)の診断・検査
PMSの診断は問診が基本となります。症状が毎月決まって月経の前に現れ、月経が始まるとやわらぐという周期性や再現性を確認することが大切とされ、症状日誌(症状の記録)をつけて、複数の月経周期にわたって症状のパターンを確認することがすすめられています。また、症状の背景に甲状腺の病気などの他の疾患が隠れていないかを確認するため、必要に応じて検査を行うことがあります。診断は医師の総合的な判断によります。
似た疾患・鑑別
PMSと似た症状を示す状態もあり、これらを見分ける(鑑別する)ことが大切とされています。たとえば、うつ病などの気分の不調、甲状腺の病気(甲状腺機能の異常)、貧血、更年期障害などが挙げられます。月経前に周期的に現れるかどうかが見分けの手がかりの一つとされますが、同じような症状でも原因が異なることがあるため、症状が続く場合は医療機関で相談してください。
PMS(月経前症候群)の治療・治し方
PMSの治療では、まず問診で症状の内容や周期性を確認し、生活指導やセルフケア、カウンセリング、運動療法などから始めることが一般的とされています。症状が強い場合や生活に支障がある場合には、薬物療法が検討されます。主な薬物療法には、排卵を抑えてホルモンの変動を少なくする低用量ピル、脳内のセロトニンにはたらきかけるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、体質や症状に合わせて用いられる漢方薬、症状に応じた対症療法(鎮痛剤や利尿剤など)があります。どの治療が適するかは症状や体質、希望をふまえた医師の診察・判断によります。
急性期・発作時の治療
月経前に症状が強く現れているときには、下腹部や頭・腰の痛みに対して鎮痛剤が、むくみに対して利尿剤が用いられることがあります。あわせて、無理をせず休息をとる、締めつけの少ない服装で過ごすといった対応も一般的に紹介されています。市販薬などで対応しても症状がつらい場合や、毎月くり返してつらい場合は、我慢を続けず医療機関に相談してください。
予防・慢性期の治療
症状が毎月くり返され生活に支障がある場合には、低用量ピルやSSRI、漢方薬などを継続しながら、経過をみて効果や体調を評価していきます。SSRIは症状の出る時期に合わせて用いられることもあります。漢方薬では加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、抑肝散などがよく用いられるとされています。治療の継続や見直しは、効果や体調、本人の希望をふまえて医師が判断します。
日常のセルフケアとして、次のような点が一般的に紹介されています。ただしセルフケアだけで対応しようとせず、症状が続くときや強いときは医療機関に相談してください。
- 症状日誌をつけて、自分の症状が現れる時期やパターンを把握します。
- ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの適度な運動を取り入れ、規則正しい生活リズムと十分な睡眠を心がけます。
- 糖分やカフェイン、アルコール、塩分のとりすぎを控えるなど、食生活を見直します。
- アロマや入浴、深呼吸など、こころとからだの緊張をやわらげる時間をつくり、ストレスをためこまないようにします。
予防・生活習慣
PMSそのものを完全に防ぐ方法は確立されていませんが、バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠といった生活習慣を整え、ストレスと上手に付き合うことが、症状の負担をやわらげるうえで役立つとされています。症状日誌で自分のパターンを知り、症状が強くなりやすい時期に無理をしすぎない工夫も一つの方法です。気になる症状が続くときは、早めに医療機関に相談してください。
治療期間・見通し
PMSの症状は月経周期に合わせてくり返し現れ、月経が始まるとやわらぐのが特徴です。治療の見通しには個人差があり、生活習慣の見直しやセルフケアで症状がやわらぐ方もいれば、薬物療法を続けながら経過をみていく方もいます。治療期間や見直しの目安は、症状の経過をみながら医師と相談して決めていきます。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
月経前のイライラや気分の落ち込み、下腹部や乳房の張り、頭痛、むくみなどの症状があり、毎月くり返して日常生活や仕事、対人関係に支障を感じる場合は、婦人科などの医療機関への相談が目安になります。市販薬で対応してもつらい場合や、症状が重いと感じる場合も、我慢せずに受診を検討してください。受診の目安や流れについては受診の流れもご確認ください。
次のような場合は、PMS以外の病気が隠れている可能性や、急いで対応が必要な可能性があります。オンラインでの相談にとどめず、早めに対面での受診や、場合によっては救急への相談を検討してください。判断に迷う場合も医療機関にご相談ください。
- 強い抑うつ気分が続く、または死にたい気持ちがあるなど、精神的につらい状態が続く。
- 症状が月経周期と関係なく一日中続く、または月経後も改善しない。
- これまでに経験したことのない強い頭痛や、急に悪化する頭痛がある。
- 月経とは異なる不正な性器出血や、我慢できないほど強い下腹部の痛みがある。
- 症状が日常生活を送れないほど重く、自分や周囲を傷つけてしまいそうな不安がある。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、次のような対応が期待できます(保険適用となる範囲は医師の判断によります)。
- 症状や月経周期、生活状況についての問診・相談
- 食事・運動・睡眠などの生活指導やセルフケアの助言
- 低用量ピルやSSRI、漢方薬などについての相談や、状態が安定している場合の継続処方など
費用や保険については料金・保険もご確認ください。
対面受診が必要なケース
次のような場合は、対面での受診が必要になることがあります。
- 初診で他の病気との見分けが必要な場合や、血液検査などの検査が必要な場合。
- 甲状腺の病気や貧血など、背景に別の疾患が疑われ精査が必要な場合。
- 不正な性器出血や強い下腹部痛など、精密検査が必要な場合。
- 精神症状が重く、専門的な診察や緊急の対応が必要と考えられる場合。
費用の目安
PMSの治療で用いられる薬のうち、治療目的で処方される低用量ピル(保険適用のもの)やSSRI、漢方薬などは、健康保険の適用対象となる場合があります。ただし、避妊目的などの場合は自費となることがあり、保険が適用されるかどうかは治療の目的や内容によって異なります。自己負担額は治療内容や受診回数、処方薬によって異なり、オンライン診療では別途システム利用料などがかかる場合があります。具体的な費用は料金・保険や医療機関にご確認ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
PMS(月経前症候群)の受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあればPMS(月経前症候群)の可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
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受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
PMS(月経前症候群)の治療で
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選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
PMS(月経前症候群)で
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
合成黄体ホルモン(ジドロゲステロン)製剤で、体内の黄体ホルモンの働きを補い、ホルモンバランスを整えます。月経前の心身の不調(PMS)や生理周期に関わる症状の治療に用いられます。
デュファストンの詳細はこちら›黄体ホルモン(プロゲステロン)を補い、ホルモンバランスの乱れによる心身の不調をやわらげるお薬です。月経前のイライラや張り、気分の落ち込みなどPMSの症状緩和を目的に、医師の判断で処方されます。
ジドロゲステロンの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
PMS(月経前症候群)で利用された
患者様の声
生理前の1週間は必ずイライラして家族に当たってしまい、自分を責めていました。婦人科に行く時間がなく我慢していましたが、スマホから受診して低用量ピルを処方してもらえました。通院の手間なく続けられ、気持ちの波が穏やかになって本当に助かっています。
PMSという言葉を知り、もしかして自分もと思って相談しました。仕事の合間にオンラインで診てもらえたのがありがたかったです。体質に合わせて漢方を提案してもらい、むくみやだるさが少しずつ楽になりました。お薬も自宅に届くので予定を崩さず続けられています。
生理前になると気分が沈んで学校にも行きづらく、ずっと悩んでいました。婦人科は受診のハードルが高く感じていましたが、オンラインなら人目を気にせず相談できて安心でした。PMSは治療できると医師に言ってもらえたことで、気持ちがすごく軽くなりました。
受診に関するよくある質問
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- 月経前症候群(premenstrual syndrome:PMS)|公益社団法人 日本産科婦人科学会
- 月経前症候群・月経前不快気分障害に対する診断・治療指針|日本産科婦人科学会 女性ヘルスケア委員会
- 月経前症候群(PMS)|MSDマニュアル プロフェッショナル版
- 月経前症候群(PMS)|女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班監修)
- 月経前症候群(PMS)|MSDマニュアル家庭版
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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