1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
口唇ヘルペスについて
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(主にHSV-1)の感染によって、唇やその周囲に痛みを伴う小さな水ぶくれが繰り返しできる感染症です。「熱の華」とも呼ばれます。ウイルスは一度感染すると神経に潜伏し、疲れやストレス、発熱、強い紫外線などで免疫のはたらきが落ちたときに再活性化して症状が現れます。多くは1週間から10日ほどで自然に軽快しますが、抗ウイルス薬を早めに使うことで症状の期間を短くできる場合があります。診断や治療の要否は医師の診察・判断によります。
- 原因は単純ヘルペスウイルス(主にHSV-1)で、成人の約45%が感染しているとされます。
- ウイルスは神経に潜伏し、疲労・ストレス・発熱・紫外線などをきっかけに再活性化して再発します。
- 唇のピリピリ・ムズムズといった前兆のあとに、赤みや水ぶくれ、かさぶたへと進みます。
- 抗ウイルス薬でウイルスを体内から排除することは今のところできませんが、早めの治療で症状を和らげることが期待できます。
- 眼の症状や強い頭痛・けいれん、乳幼児や免疫が低下した方の重症化には、対面・救急での受診が必要です。
口唇ヘルペスの症状
口唇ヘルペスでは、唇の端や周囲に一群の小さな水ぶくれができ、痛みやほてりを伴うのが特徴です。発症や再発の数分から数時間前に、唇やその周囲にピリピリ感・ムズムズ感・かゆみといった前兆を感じることがあります。その後、赤みが生じ、1〜3日ほどで痛みを伴う水ぶくれやただれとなり、3〜10日ほどでかさぶたになって治っていきます。再発時は初めての感染時より症状が軽く、8〜10日以内に治ることが多いとされています。
病型・タイプ
単純ヘルペスウイルスにはHSV-1とHSV-2の2種類があり、口唇ヘルペスや口の中のヘルペスはHSV-1によることが多く、性器ヘルペスはHSV-2によることが多いとされます。ただしHSV-1が性器に、HSV-2が口の周囲に感染することもあります。また、初めての感染(初感染)と、潜伏したウイルスが再び活動する再発とで、症状の強さや経過が異なります。
初期症状・前兆
再発の前兆として、症状が出る数分から数時間前に、唇やその周囲にピリピリ感・ムズムズ感・かゆみ・痛み・ほてりなどの違和感を覚えることがあります。この段階で気づいて早めに対処することが、その後の経過に役立つと考えられています。
多くの口唇ヘルペスは1週間から10日程度で自然に軽快します。ただし免疫のはたらきが低下している方では、潰瘍が徐々に大きく広がり、治るのに何週間もかかることがあります。まれに、ウイルスが眼に感染して角膜炎(痛み・流涙・光への過敏・視力の低下)を起こしたり、指に入ってヘルペス性ひょう疽(指先の赤い腫れと痛み)を生じたり、脳に及んでヘルペス脳炎(錯乱・発熱・けいれんなど)を起こすことがあります。経過や合併症の有無の判断は医師の診察によります。
口唇ヘルペスの原因
原因は単純ヘルペスウイルス(主にHSV-1)です。水ぶくれの中の液や唾液、涙などに触れることで人から人へ感染し、キスやタオル・コップの共用などでもうつることがあります。一度感染したウイルスは体内からいなくならず、神経に潜伏し続け、免疫のはたらきが落ちたときに再び活動を始めて症状を起こします。
病態メカニズム
感染したウイルスは、感染した部位の神経がつながる神経節の中で休眠状態(潜伏)で存在します。その後、周期的に再活性化して再び増殖を始め、神経線維を伝わって皮膚へ戻り、唇やその周囲に症状を起こします。
なりやすい人・リスク要因
再活性化(再発)の引き金として、発熱、精神的ストレス、免疫機能の低下、歯科処置などの物理的な刺激、唇への強い日光(紫外線)の曝露などが挙げられます。ある調査(366名、2019年10月)では、再発を感じるきっかけとして「忙しいとき」55.7%、「寝不足」39.3%、「ストレス」38.0%、「風邪」34.2%、「季節の変わり目」33.3%が挙げられました。
口唇ヘルペスの診断・検査
多くは唇やその周囲にできた水ぶくれや潰瘍の見た目(臨床所見)から診断されます。必要に応じて、綿棒で潰瘍をこすってサンプルを採取し、ウイルスを培養して特定したり、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法で単純ヘルペスウイルスのDNAを調べたりすることがあります。どの検査を行うかは医師の判断によります。
似た疾患・鑑別
口の周囲や口の中にできる症状として、性器ヘルペスと同じ単純ヘルペスウイルスによるものや、初感染時のヘルペス性歯肉口内炎(口の中に多数の痛みのある潰瘍、発熱・頭痛を伴う)などがあります。似た見た目の症状でも原因が異なることがあるため、区別は医師の診察・判断によります。
口唇ヘルペスの治療・治し方
口唇ヘルペスの治療には、抗ウイルス薬(外用薬・内服薬)が用いられます。現時点で単純ヘルペスウイルスを体内から排除できる薬はなく、神経への潜伏を防ぐこともできませんが、抗ウイルス薬によって不快感を和らげ、症状の期間を短くすることが期待できます。症状が出始めたらできるだけ早く使い始めることが治療のポイントとされ、どの薬をどのように使うかは症状の程度をふまえた医師の判断によります。
急性期・発作時の治療
内服薬にはアシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどの抗ウイルス薬があり、症状を1〜2日ほど早く治すのに役立つことがあります。外用薬ではペンシクロビルのクリーム剤などが用いられます。免疫が低下している方などの重症例では、アシクロビルの点滴(静脈内投与)による治療が行われることがあります。前兆を感じた早い段階での使用が望ましいとされています。
予防・慢性期の治療
再発を繰り返す場合は、体調の管理に努めることが予防につながります。前兆の段階で早めに服用できるよう、あらかじめ薬を用意しておく方法がとられることもあります。再発予防のための治療方針は、再発の頻度や症状の程度をふまえて医師が判断します。
- 患部は水でそっと洗い、タオルで水気を拭き取ってよく乾燥させます。水ぶくれをこすったり破ったりしないよう気をつけましょう。
- 患部は極力触らないようにし、触れた場合はすぐに手を洗いましょう。ウイルスを眼など他の部位や他人に広げないための基本です。
- 感染時に使ったタオルや食器は、ほかの人と共有しないようにします。
- 強い紫外線は再発の引き金になり得るため、UVカットの化粧品や帽子などで紫外線対策をとりましょう。
- セルフケアは症状を和らげる助けにはなりますが、悪化する場合や眼の症状などがある場合は、自己判断で様子を見ずに医療機関を受診してください。
予防・生活習慣
再発を防ぐためには、疲労やストレス、寝不足を避け、規則正しい生活と十分な休息を心がけて体調を整えることが大切です。強い紫外線を避けることも役立ちます。他の人へうつさないために、最初のピリピリ感を覚えたら(またはピリピリ感がなくても水ぶくれが現れたら)、潰瘍が完全に治るまでキスを控えることがすすめられています。
治療期間・見通し
再発の口唇ヘルペスは、多くが8〜10日以内に治るとされています。初めての感染や口の中のヘルペス性歯肉口内炎では、治るまでに10〜19日ほどかかることがあります。免疫が低下している方では、治癒に何週間もかかることがあります。経過には個人差があり、見通しは医師の診察によります。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
唇の周囲にピリピリ感などの前兆や水ぶくれが現れたら、早めの受診・対処が症状を抑える助けになります。特に、初めて症状が出た場合、症状が広範囲に及ぶ場合、なかなか治らない場合、再発を繰り返す場合は、医療機関に相談しましょう。眼の症状や強い頭痛・けいれん、乳幼児や免疫が低下した方の症状は、早急な受診が必要です。
- 眼に痛み・充血・流涙・光への過敏・視力の低下・かすみ目がある場合(単純ヘルペス角膜炎の疑い)。放置すると視力に影響することがあり、早急な受診が必要です。
- 錯乱・強い頭痛・発熱・けいれんなどがある場合(ヘルペス脳炎の疑い)。命にかかわることがあり、救急での対応が必要です。
- 乳幼児で高熱や広範囲の発疹がみられる場合や、水分がとれないほど口の中が痛む場合。重症化することがあります。
- 免疫が低下している方(治療中の病気がある、免疫を抑える薬を使っているなど)で、潰瘍が広がる・治りにくい場合。
- 指先が赤く腫れて痛む場合(ヘルペス性ひょう疽の疑い)や、症状が顔の広い範囲に急速に広がる場合。
オンライン診療でできること
再発を繰り返す口唇ヘルペスは前兆や症状が本人にも分かりやすいため、オンライン診療で医師が問診を行い、内服薬や外用薬の抗ウイルス薬の処方や生活上のアドバイスを受けられる場合があります。保険適用でのオンライン診療に対応していることもあります。処方の可否は医師の診察・判断によります。受診の流れもご確認ください。
対面受診が必要なケース
初めて症状が出た場合で診断の確認が必要なとき、ウイルス培養やPCRなどの検査が必要なとき、症状が広範囲・重症のとき、眼の症状や脳炎を疑う症状があるとき、乳幼児や免疫が低下した方の症状、なかなか治らない場合などは、対面での診察が必要です。まずは医師にご相談ください。
費用の目安
口唇ヘルペスの診療は健康保険が適用される場合があり、オンライン診療でも保険が使えることがあります。窓口での自己負担は加入する保険や負担割合によって異なり、これに加えて薬剤費やお薬の配送料などがかかる場合があります。費用の詳細は料金・保険をご確認ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
口唇ヘルペスの受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあれば口唇ヘルペスの可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
口唇ヘルペスなら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
口唇ヘルペスの治療で
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
口唇ヘルペスで
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
ヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬で、前駆症状が出た時に1回だけ服用するPIT療法に用いられます。腎機能に左右されにくく、飲む回数が少ないのが特長です。早期服用が効果の鍵です。
アメナメビルの詳細はこちら›ヘルペスウイルスの増殖を抑えるヘリカーゼ・プライマーゼ阻害薬です。ピリピリといった前駆症状の段階で服用するPIT療法により、口唇ヘルペスの再発時の症状緩和を目指します。
アメナリーフの詳細はこちら›ヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。口唇ヘルペスや性器ヘルペスの治療に用いられ、ピリピリ・水ぶくれといった症状の悪化を抑えます。早めの服用開始が回復の鍵となります。
アシクロビルの詳細はこちら›体内でアシクロビルに変化してヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。1日2回の服用で済み、口唇ヘルペスや性器ヘルペスの治療に用いられます。早めの服用開始が回復の鍵です。
バラシクロビルの詳細はこちら›バルトレックスは体内でアシクロビルに変わり、ヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬(バラシクロビル)です。1日2回の服用で口唇・性器ヘルペスの治療に用いられます。
バルトレックスの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
口唇ヘルペスで利用された
患者様の声
毎年疲れがたまると唇にヘルペスが出ます。以前は病院に行くうちに悪化していましたが、今はピリピリした段階でClinicSpotに相談し、いつもの抗ウイルス薬を処方してもらえます。早く飲み始められるので、水ぶくれが広がる前に治まるようになりました。
再発性の口唇ヘルペスで、前ぶれの感覚がわかるようになってきました。仕事が忙しく通院の時間が取れませんでしたが、オンラインなら昼休みに受診でき、保険適用で薬が翌日届きました。毎回同じ薬を早めにもらえるのが本当に助かります。
生理前になると決まって唇に水ぶくれが出るタイプで、市販薬では物足りませんでした。ClinicSpotで再発をくり返している経過を伝えたら、内服の抗ウイルス薬を処方してもらえました。予約不要でスマホから完結でき、外出せず治療を始められて安心でした。
受診に関するよくある質問
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
つらい症状は、
そのままにしない。
アプリ不要・予約不要。問診に答えるだけで、朝10時〜夜22時いつでも受診できます。
本日は休診中です受付時間 10:00〜22:00