1日200名以上の患者様に
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※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
急性上気道炎について
急性上気道炎は、鼻からのど(鼻腔から喉頭)までの上気道に急性の炎症が起こる病気で、かぜ症候群や感冒とも呼ばれます。原因の多くはウイルスで、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、くしゃみ、せき、発熱、全身のだるさなどの症状がみられます。多くは良性の経過をたどり、安静と水分・栄養の補給などで自然に軽快していく疾患群とされ、一般的には1〜2週間ほどで回復に向かうことが多いと報告されています。ウイルスが原因の場合は抗菌薬(抗生物質)が効かないため、症状をやわらげる対症療法が中心となります。ただし症状が長引く場合や強い場合には、別の病気が隠れていることもあり、診断や治療の要否は医師の診察・判断によります。
- 急性上気道炎は鼻からのどまでの上気道に急性の炎症が起こる病気で、かぜ症候群・感冒とも呼ばれます。
- 原因の8〜9割程度がウイルスとされ、ウイルスが原因の場合は抗菌薬(抗生物質)は効きません。
- 鼻水・鼻づまり、のどの痛み、せき、発熱などの症状がみられ、多くは1〜2週間ほどで自然に軽快します。
- 治療は安静・水分補給などのケアと、つらい症状をやわらげる対症療法が中心です。
- 高熱・息苦しさ・胸の痛みなどを伴うときは別の病気の可能性があり、早めの受診が大切です。
急性上気道炎の症状
急性上気道炎では、鼻水・鼻づまり、くしゃみ、のどのいがらっぽさや痛み、せき、たん、発熱、頭痛、全身のだるさ(倦怠感)といった症状がみられます。MSDマニュアルによると、はじめにのどのいがらっぽさや痛み、鼻の不快感が現れ、続いてくしゃみ・鼻水・せき・全身のだるさが生じることが多いとされています。これらの症状は、鼻・のどなど上気道のどの部位に炎症が強いかによって現れ方が異なり、発熱の程度もさまざまです。症状の感じ方には個人差があり、気になる症状が続くときは医師にご相談ください。
病型・タイプ
急性の気道の感染症は、鼻症状(鼻水・鼻づまり)、咽頭症状(のどの痛み)、下気道症状(せき・たん)のどれが強いかによって、次のように分類されます。
- 感冒(普通感冒):鼻・のど・せきの症状が同じくらいの程度でみられるもの。
- 急性鼻副鼻腔炎:鼻水・鼻づまりなど鼻の症状が中心のもの。
- 急性咽頭炎:のどの痛みなど咽頭の症状が中心のもの。
- 急性気管支炎:せきなど下気道の症状が中心のもの。
このうち、鼻からのどまでの上気道の炎症が中心となるものが急性上気道炎にあたります。どの病型かは医師が診察で判断します。
初期症状・前兆
急性上気道炎は、はじめにのどのいがらっぽさや軽い痛み、鼻の不快感といった症状から始まることが多いとされています。続いて、くしゃみや鼻水、せき、全身のだるさなどが現れてきます。こうした上気道の症状が急に出てきたときは、体からのサインと考えて、無理をせず休養をとる目安になります。症状が強い場合や長引く場合は、医師にご相談ください。
急性上気道炎の多くは良性の経過をたどり、1〜2週間ほどで自然に軽快することが多いとされています。一方で、鼻づまりなどで分泌物の流れがせき止められると、たまった分泌物の中で細菌が増え、中耳に炎症が起こる中耳炎や、副鼻腔に炎症が起こる副鼻腔炎といった細菌感染を合併し、症状が長引くことがあります。症状がなかなか改善しない場合や、いったんよくなってから悪化する場合、高熱・息苦しさ・胸の痛みなどを伴う場合は、別の病気の可能性もあるため、自己判断せず医師にご相談ください。
急性上気道炎の原因
急性上気道炎の原因の多くはウイルスです。かぜ症候群では原因のおよそ8〜9割がウイルスとされ、ライノウイルス(3〜4割程度)やコロナウイルス(1割程度)、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどが挙げられます。このほか、一般細菌や肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミドフィラなどが関わることもあります。ウイルスは、感染した人の鼻の分泌物などに触れた手を介してうつることが多いとされています。原因の特定は医師の診察・検査によります。
病態メカニズム
急性上気道炎は、ウイルスなどが鼻やのどといった上気道の粘膜に感染し、そこに急性の炎症が起こることで生じるとされています。炎症によって、鼻水・鼻づまりやのどの痛みなどの症状が現れます。また、鼻づまりで分泌物の流れがせき止められると、たまった分泌物の中で細菌が増え、中耳炎や副鼻腔炎などの細菌感染を合併することがあると説明されています。
なりやすい人・リスク要因
急性上気道炎の原因となるウイルスは、感染した人の鼻の分泌物などに触れた手を介してうつることが多いとされています。そのため、感染している人と接する機会が多い環境や、手洗いなどの衛生管理が十分でない場合には、うつりやすくなると考えられます。気になる点は医師にご相談ください。
急性上気道炎の診断・検査
急性上気道炎の診断は、多くの場合、症状やその経過をもとに行われます。MSDマニュアルでは、診断は症状に基づいて下されると説明されています。原因のウイルスを特定する検査(ウイルスの分離・同定や、2週間ほど間隔をあけた血液検査での抗体価の変化の確認)で確定できるとされますが、日常の診療で行われるとは限りません。インフルエンザなど別の病気が疑われる場合や、細菌感染の合併、症状が長引く場合などには、必要に応じて検査が行われることがあります。診断は医師の判断によります。
似た疾患・鑑別
急性上気道炎と症状が似ていたり、区別が必要となったりする病気には、インフルエンザ、RSウイルス感染症、溶連菌(A群溶血性連鎖球菌)による急性咽頭炎、急性副鼻腔炎、急性気管支炎などがあります。高熱や強い全身症状を伴う場合はインフルエンザなど、のどの強い痛みを伴う場合は溶連菌による咽頭炎など、別の病気が考えられることもあります。見きわめには医師による診察が必要です。
急性上気道炎の治療・治し方
急性上気道炎の治療は、原因の多くがウイルスで自然に軽快することが多いため、安静と、保温・保湿・水分や栄養の補給といった支持的なケアを基本とし、つらい症状をやわらげる対症療法が中心となります。厚生労働省の手引きでは、ウイルスが原因の感冒に対して抗菌薬(抗生物質)を投与しないことがすすめられています。発熱やのどの痛みに対しては、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬による対症療法が行われることがあります。細菌感染の合併が疑われる場合などには、医師の判断で抗菌薬が使われることもあります。どの治療を行うかは、症状や経過に応じて医師が判断します。
急性期・発作時の治療
症状が出ている急性期は、無理をせず休養をとり、水分と栄養を十分に補うことが基本とされています。発熱やのどの痛みがつらいときは、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬で対症療法を行うことがあります。市販のかぜ薬を使う場合は、用法・用量を守ってください。対症薬を使うかどうかは、日常生活に著しく支障が出ているかどうかを目安に検討するとされています。高熱や息苦しさ、胸の痛みなど、いつものかぜと違うと感じる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。
予防・慢性期の治療
急性上気道炎は、多くが1〜2週間ほどで軽快する急性の病気で、長期の治療が続くことは一般的ではありません。ただし、症状がなかなか改善しない場合や、いったんよくなってから悪化する場合には、中耳炎・副鼻腔炎などの合併や別の病気が隠れていることもあり、その原因に応じた治療が検討されます。かぜを繰り返さないためには、日ごろの手洗いなどの予防が役立つとされています。気になる症状が続くときは医師にご相談ください。
急性上気道炎のときに一般的にすすめられるセルフケアには、次のようなものがあります。
- 無理をせず休養をとり、体を休める。安静は治療の基本の一つとされています。
- 水分と栄養を十分に補い、部屋の保温・保湿を心がける。
- 発熱やのどの痛みがつらいときは、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬を用法・用量を守って使う方法がある。
- ほかの人にうつさないよう、マスクの着用や手洗い、せきエチケットを心がける。
これらは一般的なセルフケアであり、症状が強い場合や長引く場合、高熱・息苦しさ・胸の痛みなどを伴う場合は、自己判断で市販薬に頼り続けず、医療機関を受診してください。持病がある方や妊娠中の方、お子さんの薬の使用については、あらかじめ医師や薬剤師にご相談ください。
予防・生活習慣
急性上気道炎の予防には、原因となるウイルスを避けることが役立ちます。日本呼吸器学会やMSDマニュアルでは、こまめな手洗い、うがい、マスクの着用、せきエチケットなどがすすめられています。とくに手洗いは、かぜを予防するうえで役立つ基本的な方法とされています。感染している人との接触をできるだけ避けることや、体調を整えて過ごすことも予防につながると考えられます。
治療期間・見通し
急性上気道炎の多くは予後の良い病気で、通常は1〜2週間ほどで自然に軽快することが多いとされています。ただし、症状の程度や経過には個人差があり、合併症が起こった場合や別の病気が隠れている場合には、回復までの期間が変わることもあります。見通しは一人ひとりで異なるため、症状が長引くときは医師にご確認ください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
症状が強い場合や、1〜2週間ほどたっても改善しない場合、いったんよくなってから再び悪化した場合は、医療機関を受診する目安です。高熱が続く、のどの痛みが強くて飲み込みにくい、せきが長引く、といったときもご相談ください。とくに、お子さんやご高齢の方、妊娠中の方、持病のある方は、症状が軽くても早めに相談すると安心です。次に挙げる危険なサインがあるときは、すぐに受診してください。
次のような症状があるときは、単なるかぜではなく、別の病気や重い状態が隠れているおそれがあります。すぐに医療機関を受診し、症状が強いときは救急の受診をご検討ください。
- 高熱が出ている、または熱が下がらず続く。
- 息苦しさ・呼吸困難がある。
- 胸の痛みがある。
- 重度の頭痛がある。
- 発疹が出ている。
- のどの痛みが強く、水分や食べ物を飲み込みにくい。
- ぐったりしている、水分がとれない、意識がはっきりしない(とくにお子さんやご高齢の方)。
これらはオンライン診療だけでは対応できないことがあります。ためらわずに対面での受診をご検討ください。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、症状が比較的軽く経過が落ち着いている方について、症状の相談や、休養・水分補給などの生活指導、つらい症状をやわらげる対症療法に関する相談などに対応できる場合があります。症状に応じて、解熱鎮痛薬などが保険適用で処方されることもあります。対応できる範囲は症状や経過によって異なり、処方や治療方針は医師の診察・判断によります。
対面受診が必要なケース
高熱が続く、息苦しさや胸の痛みがある、重度の頭痛や発疹を伴う、のどの痛みが強く飲み込みにくい、症状が長引いて中耳炎・副鼻腔炎などの合併や別の病気が疑われる、といった場合は、対面での診察や検査が必要です。こうした危険なサインがあるときや、詳しい診察・検査が必要と考えられるときは、オンライン診療ではなく対面での受診や救急対応が必要になります。まずは医師にご相談ください。
費用の目安
急性上気道炎の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は年齢や所得に応じて原則1〜3割です。費用は診察内容や検査、処方される薬によって変わります。オンライン診療の費用や自己負担の目安については、料金・保険や受診の流れをご確認ください。具体的な金額は状況により異なるため、あらかじめご相談ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
急性上気道炎の受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあれば急性上気道炎の可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
急性上気道炎なら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
急性上気道炎の治療で
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
急性上気道炎で
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
アセトアミノフェンは、脳に働きかけて発熱や痛みをやわらげる解熱鎮痛薬です。胃腸への負担が比較的少なく、かぜや頭痛、月経痛など幅広い症状に用いられ、子どもから高齢の方まで使いやすいお薬です。
アセトアミノフェンの詳細はこちら›イブプロフェンは、炎症や痛みのもととなる物質の生成を抑えるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)です。頭痛や発熱、のどの痛みなどをやわらげ、比較的使いやすく、かぜや痛みの治療に広く用いられます。
イブプロフェンの詳細はこちら›気道の粘液の性状を正常化し、ねばついた痰を出しやすくする去痰薬です。急性上気道炎や感冒に伴う痰・咳の不快感をやわらげ、気道のクリアランスを助けます。
カルボシステインの詳細はこちら›桔梗と甘草の2種の生薬からなり、のどの炎症を鎮め、膿を出しやすくする働きが期待される漢方薬です。のどの痛み・腫れ、扁桃炎、咽頭炎など、かぜに伴うのどの症状に処方されます。
桔梗湯の詳細はこちら›麻黄・附子・細辛の3種からなり、体をしっかり温めて冷えを追い出す漢方薬です。強い悪寒・微熱・倦怠感、水っぽい鼻水を伴うかぜに用いられ、高齢の方や体力が低下した方に処方されます。
麻黄附子細辛湯の詳細はこちら›麻黄・桂皮・杏仁・甘草からなり、体を温めて強く発汗を促す漢方薬です。汗が出ておらず、悪寒・発熱・頭痛・関節や体の痛みを伴うかぜのひきはじめに用いられ、比較的体力のある方に処方されます。
麻黄湯の詳細はこちら›セレコキシブは、炎症や痛みに関わるCOX-2を選択的に抑えるNSAIDsです。胃腸への負担が比較的少ないのが特長で、頭痛やかぜに伴う痛みなどに用いられます。医師の診察に基づいて処方されます。
セレコキシブの詳細はこちら›炎症をやわらげる作用をもつ抗炎症・抗プラスミン薬です。急性上気道炎や急性咽頭炎、感冒にともなうのどの痛みや腫れ、赤みの緩和に用いられます。1日3回の服用で炎症症状の改善が期待できます。
トラネキサム酸の詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
急性上気道炎で利用された
患者様の声
鼻づまりとのどの痛み、咳が同時にきてつらく、何科に行けばいいか迷っていました。オンラインで内科医に相談したら、症状をまとめて診てもらえて、その日のうちに薬が届きました。あちこちの科を回らずに済み、体がつらいときこそ自宅で完結できるのは本当にありがたかったです。
出張先のホテルでのどと鼻の調子が悪くなり、翌日も移動が続く予定でした。夜にスマホから受診でき、滞在先まで薬を届けてもらえて助かりました。慣れない土地で病院を探さずに済み、保険適用で診てもらえたので安心して仕事を続けられました。
毎年季節の変わり目に鼻とのどをやられるのですが、通院の時間がなかなか取れませんでした。今回はオンラインで診察から処方まで完結し、最短当日に薬が届いたのに驚きました。医師に症状を細かく伝えられて、自分に合った薬を選んでもらえた実感があります。
受診に関するよくある質問
治療の基本は、安静と、水分・栄養の補給などのケア、そしてつらい症状をやわらげる対症療法です。原因の多くはウイルスで、多くは1〜2週間ほどで自然に軽快するとされています。発熱やのどの痛みには、アセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬が用いられることがあります。症状が強い場合や長引く場合は、自己判断せず医師にご相談ください。
軽い症状のときは、市販のかぜ薬を用法・用量を守って使う方法もあります。対症薬を使うかどうかは、日常生活に著しく支障が出ているかどうかを目安に検討するとされています。症状が強い場合や1〜2週間たっても改善しない場合、高熱・息苦しさ・胸の痛みなどを伴う場合は、市販薬に頼り続けず医療機関にご相談ください。
一般的には内科が窓口になります。鼻やのどの症状が中心の場合は、耳鼻咽喉科で相談することもできます。まずは内科でご相談いただけます。
かぜの原因の多くはウイルスで、ウイルスには抗菌薬(抗生物質)は効きません。厚生労働省の手引きでも、ウイルスが原因の感冒に対しては抗菌薬を投与しないことがすすめられています。細菌感染の合併が疑われる場合など、医師が必要と判断したときにのみ用いられます。使用の要否は医師の診察によります。
かぜとインフルエンザは症状が重なることもあり、見分けには医師の診察や検査が必要です。一般に、高熱や強い全身のだるさ、関節の痛みなどが目立つ場合はインフルエンザが疑われることがあります。気になるときは自己判断せず、医療機関にご相談ください。
急性上気道炎の多くは予後の良い病気で、通常は1〜2週間ほどで自然に軽快することが多いとされています。ただし、症状の程度や経過には個人差があり、合併症がある場合などは回復までの期間が変わることもあります。長引くときは医師にご相談ください。
多くは自然に軽快しますが、鼻づまりで分泌物の流れがせき止められると、中耳炎や副鼻腔炎といった細菌感染を合併し、症状が長引くことがあります。また、かぜと思っていても別の病気が隠れていることもあります。症状が改善しない場合や悪化する場合は、自己判断せず医師にご相談ください。
急性上気道炎はお子さんや妊娠中の方にもみられます。お子さんや妊娠中の方の症状の見方や薬の使用については、体の状態によって注意すべき点が異なるため、自己判断せず、医師や薬剤師にご相談ください。ぐったりする、水分がとれないなどの場合は早めに受診してください。
症状が比較的軽く経過が落ち着いている方の症状相談や生活指導、対症療法に関する相談などにオンラインで対応できる場合があります。症状に応じて解熱鎮痛薬などが保険適用で処方されることもあります。ただし、高熱が続く、息苦しさや胸の痛みがある、症状が長引くなどの場合は対面での受診が必要です。詳しくは受診の流れをご覧ください。
急性上気道炎の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は原則1〜3割です。費用は診察や検査、処方薬によって変わります。オンライン診療の費用の目安は料金・保険をご確認ください。
高熱が続く、息苦しさや呼吸困難がある、胸の痛みがある、重度の頭痛や発疹がある、のどの痛みが強く飲み込みにくい、ぐったりして水分がとれないといったときは、別の病気や重い状態が隠れているおそれがあるため、早めの受診が必要です。症状が強いときは救急の受診をご検討ください。これらはオンライン診療だけでは対応できないことがあります。
急性上気道炎の原因となるウイルスは、感染した人の鼻の分泌物などに触れた手を介してうつることが多いとされています。ほかの人にうつさないよう、また自分がうつらないよう、手洗いやマスクの着用、せきエチケットを心がけることがすすめられています。
こまめな手洗い、うがい、マスクの着用、せきエチケットなどが予防に役立つとされています。とくに手洗いは、かぜを予防するうえで役立つ基本的な方法とされています。感染している人との接触をできるだけ避け、体調を整えて過ごすことも予防につながると考えられます。
かぜの症状は多くが1〜2週間ほどで軽快しますが、それ以上長引く場合や、いったんよくなってから悪化する場合は、中耳炎・副鼻腔炎などの合併や別の病気が隠れていることもあります。自己判断で市販薬を続けず、医療機関を受診してご相談ください。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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