1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
めまいについて
めまいは、実際には動いていないのにぐるぐる回る(回転性めまい)、体がふらつく、頭がくらくらする、気が遠くなるといった感覚の総称です。原因は内耳(三半規管など平衡感覚をつかさどる部分)の障害が多い一方、脳(脳幹・小脳)の病気や、低血圧・低血糖・貧血といった全身性の要因など多岐にわたります。多くは重い病気によるものではありませんが、脳卒中など緊急対応が必要なめまいもあり、原因の見極めには医師の診察・判断が欠かせません。どのタイプで、何が原因かによって治し方は大きく異なります。
- めまいには回転性(ぐるぐる)と浮動性(ふらふら・立ちくらみ)などがあり、感じ方が原因を推測する手がかりになります。
- 原因は内耳性・中枢性(脳)・全身性に大きく分けられ、内耳の障害による回転性めまいがよくみられます。
- 突然の激しい頭痛、手足のしびれ・脱力、ろれつが回らないなどを伴うめまいは、脳卒中など緊急受診が必要なサインです。
- 慢性のめまいには前庭リハビリ(前庭理学療法)が中心的な治療となり、多くの方で改善が期待されます。
- 治療方針や薬の要否は、原因の特定を含めて医師の診察・判断によります。
めまいの症状
めまいと呼ばれる感覚には、周囲や自分が回っているように感じる回転性めまい、体がふわふわ・ふらつく浮動性めまい、立ち上がったときの立ちくらみ、気が遠くなる感じ、平衡がとりにくい不安定感などがあります。回転性めまいでは、吐き気や嘔吐、眼が周期的に素早く動く眼振を伴うことがあります。内耳の病気では耳鳴りや難聴、耳がつまった感じを伴うことがあります。症状の程度や持続時間は原因によってさまざまで、数秒で治まるものから数時間続くものまであります。
病型・タイプ
原因の場所によって大きく次のように分けられます。
- 内耳性(末梢性):良性発作性頭位めまい症(BPPV)、メニエール病、前庭神経炎、内耳炎、前庭性片頭痛など。回転性めまいの多くはこのタイプです。
- 中枢性:脳幹や小脳の病気(脳卒中、一過性脳虚血発作、脳腫瘍、多発性硬化症、小脳出血など)によるもの。
- 全身性:低血圧、低血糖、重度の貧血、心臓・肺の病気、薬剤、妊娠、不安や抑うつなど、脳全体に影響する状態によるもの。
初期症状・前兆
頭を動かしたときや寝返り、起き上がったときなど、特定の動作をきっかけに短時間の回転性めまいが起こることがあります。良性発作性頭位めまい症では、頭の位置を変えてから数秒遅れてめまいと眼振が起き、数秒から数分で治まるのが特徴です。メニエール病では、耳のつまった感じや耳鳴り、聞こえにくさが、めまい発作の前ぶれとして現れることがあります。
めまいの多くは、たとえ日常生活に支障をきたすものでも重い病気によるものではなく、原因が特定されないまま自然に軽快することもよくあります。一方で、脳卒中など中枢性の原因が背景にある場合は、放置すると重大な事態につながるおそれがあります。1か月以上続く場合は慢性のめまいと考えられ、放置すると転倒による外傷の危険が高まります。特に高齢の方では、転倒への不安から活動が制限され、生活の質が下がることがあります。経過や見通しは医師の診察・判断によります。
めまいの原因
めまいの原因は多岐にわたり、大きく内耳性・中枢性・全身性に分けられます。内耳(三半規管・前庭など平衡を司る器官)の障害によるものがよくみられ、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎などが代表的です。脳幹や小脳の病気(脳卒中など)による中枢性、低血圧・低血糖・貧血・心肺の病気・薬剤・妊娠などによる全身性の原因もあります。内耳に影響するアミノグリコシド系抗菌薬や利尿薬、鎮静薬などの薬剤が原因になることもあります。原因の特定には医師の診察が必要です。
病態メカニズム
良性発作性頭位めまい症では、内耳にあるカルシウムの粒(耳石)が剥がれて後半規管などに入り込み、頭の位置を変えたときにそこが刺激されて回転性めまいが生じると考えられています。メニエール病では、内耳を満たすリンパ液の量が過剰になることが関係すると考えられています。中枢性のめまいは、脳幹や小脳、平衡感覚を伝える神経の障害によって生じます。
なりやすい人・リスク要因
次のような方はめまいを起こしやすいと考えられています。
- 加齢に伴い内耳やバランスの機能が低下している方
- 頭部外傷や耳の感染症の既往がある方、長期間寝たきりだった方(耳石が剥がれやすい)
- メニエール病の家族歴、自己免疫疾患やアレルギーがある方
- 糖尿病治療薬などで低血糖を起こしやすい方
- 内耳やバランスに影響する薬剤(鎮静薬・抗不安薬など)を服用している方
めまいの診断・検査
問診でめまいの感じ方・持続時間・きっかけ(頭位変化や薬の開始など)や、吐き気・耳鳴り・難聴の有無を確認します。診察では、聴覚検査、耳(外耳道・鼓膜)の診察、眼振の確認、歩行やバランス・協調運動をみる神経学的診察を行います。良性発作性頭位めまい症では、頭の位置を変えて症状を誘発するディックス・ホールパイク法が用いられます。必要に応じて、血糖・血中酸素の測定、妊娠検査、ガドリニウム造影剤を用いたMRI、聴力検査、前庭機能検査、不整脈を調べる心電図やホルター検査などが行われます。
似た疾患・鑑別
めまいの原因となる主な病気には、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎、内耳炎、前庭性片頭痛、起立性低血圧、脳卒中や一過性脳虚血発作、貧血、低血糖、不安症などがあります。聞こえにくさや耳鳴りを伴うかどうか、頭位で誘発されるか、神経症状を伴うかなどが鑑別の手がかりとなります。どの病気かの判断は医師の診察・検査によります。
めまいの治療・治し方
治療は原因のタイプによって異なります。良性発作性頭位めまい症では、耳石を移動させる浮遊耳石置換法(エプリー法など)が行われ、薬は一般的には推奨されません。メニエール病では、減塩食や利尿薬、アルコール・カフェインの制限などで発作の頻度を減らすことをめざします。内耳性の回転性めまいや吐き気には、抗ヒスタミン薬(メクリジンなど)やベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、ロラゼパムなど)が用いられることがあります。中枢性のめまいは原因となる病気の治療を行います。慢性のめまいには前庭リハビリが中心的な役割を果たします。いずれも、適応や薬の要否は医師の診察・判断によります。
急性期・発作時の治療
発作時・急性期は、まず安静にして転倒を防ぐことが大切です。強い回転性めまいや吐き気・嘔吐に対しては、抗ヒスタミン薬(メクリジンなど)やベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、ロラゼパムなど)、吐き気にはメクリジンやプロメタジンなどが用いられることがあります。使用する薬や量は医師の診察・判断によります。強い症状が1時間以上続く、嘔吐を伴う、後述の危険なサインがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。
予防・慢性期の治療
慢性期・再発予防では、前庭リハビリ(前庭理学療法)が特に重要な治療とされ、原因を問わず多くの方で改善が期待されます。眼・頭・体の動きを組み合わせた体操や、筋力強化・平衡訓練などを継続します。メニエール病では減塩やアルコール・カフェインの制限が予防につながることがあります。良性発作性頭位めまい症では、医療者の指導のもとで自宅でできる体位を用いた方法が案内されることもあります。内容は医師や理学療法士の指導に沿って行うことが大切です。
めまいがあるときは、無理に動かず安静にし、転倒やけがを防ぐことが第一です。日常では次の点に気をつけつつ、症状が続く・くり返す場合は自己判断せず受診してください。
- 起き上がるときや立ち上がるときは、ゆっくり動作する。起立前に手を握り足の指を曲げるなどの工夫も役立ちます。
- 上を向く・かがむなど、めまいを誘発しやすい動作は急に行わない。
- よく使う日用品は手の届きやすい高さに置き、転倒しにくい環境を整える。
- 運転や高所での作業など、発作が起きると危険な状況は症状が落ち着くまで避ける。
予防・生活習慣
原因により予防法は異なります。メニエール病では、減塩やアルコール・カフェインの制限が発作の頻度を減らすのに役立つことがあります。全般には、急に立ち上がらずゆっくり動く、転倒しにくい生活環境を整えることが役立ちます。高齢の方では、筋力を高める運動やバランス訓練が転倒予防に有益とされています。持病の薬がめまいに関係することもあるため、気になる場合は自己判断で中止せず医師に相談してください。
治療期間・見通し
見通しは原因によって異なります。良性発作性頭位めまい症の発作は数秒から数分で治まり、数日から数週間で自然に消失することが多いとされています。メニエール病の回転性めまい発作は20分から12時間ほど続くことがあります。1か月以上続く場合は慢性のめまいと考えられます。特定の原因が見つからなくても自然に軽快することもよくありますが、経過や治療期間の見通しは医師の診察・判断によります。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
危険なサインがある場合や、症状が重い・1時間以上続く・嘔吐を伴う場合は、直ちに受診してください。それ以外でも、めまいがくり返す、日常生活に支障がある、聞こえにくさや耳鳴りを伴う場合は、できるだけ早めに医療機関へ相談することをおすすめします。ごく短時間(1分未満)の軽いめまいが一度きりで、ほかに症状がなければ、再発の有無を様子みることもできますが、心配なときは受診してください。
次のようなめまいは、脳卒中など緊急の対応が必要な場合があります。ためらわず救急要請や対面での受診をしてください。
- 突然の激しい頭痛や、これまでに経験のない強い頭痛、首の痛みを伴う。
- 手足のしびれや力が入らない、ろれつが回らない・言葉が出にくい、ものが飲み込みにくい。
- 片方の目が見えにくい・物が二重に見える、急に聞こえにくくなった。
- まっすぐ歩けない、立っていられない、意識を失った(失神した)。
- めまいが強く1時間以上続く、くり返し嘔吐する。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、症状の経過や誘因、既往歴などをお聞きし、危険なサインの有無を確認したうえで、生活上の注意やセルフケアの助言、必要に応じた受診の案内を行える場合があります。医師の判断により、症状に応じたお薬の処方や、再発予防・慢性めまいの生活指導、対面受診・専門科への紹介につなげることもあります。対応できる範囲は症状や状態によって異なり、医師の診察・判断によります。費用や受診の流れは料金・保険と受診の流れをご覧ください。
対面受診が必要なケース
次のような場合は、対面での診察や検査が必要です。エプリー法などの耳石を動かす手技や、眼振・聴力・前庭機能の検査、MRIなどの画像検査は対面で行います。突然の激しいめまいや神経症状を伴うもの、初めてで原因を詳しく調べる必要があるもの、強い症状が続くものは、対面受診が必要です。危険なサインがあるときは、オンラインではなく救急要請や対面受診をしてください。オンラインで対応できるかは医師の診察・判断によります。
費用の目安
保険が適用される診療では、一般に医療費の1〜3割が自己負担となります。実際の費用は、診療内容や処方の有無、検査の要否などによって変わります。具体的な負担額の目安は料金・保険をご確認ください。適用の可否や内容は医師の診察・判断によります。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
めまいの受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあればめまいの可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
めまいなら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
めまいの治療で
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
めまいで
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
気血のめぐりを整え、のぼせ・めまい・頭重感やイライラなどをやわらげる漢方薬です。比較的体力があり、のぼせをともなう不調に向くとされ、更年期障害や月経困難症に医師の判断で処方されます。
女神散の詳細はこちら›血のめぐり(瘀血)を改善し、のぼせや肩こり、月経にともなう不調をやわらげる漢方薬です。比較的体力があり、のぼせて足が冷える方に向くとされ、更年期障害や月経困難症に医師の判断で処方されます。
桂枝茯苓丸の詳細はこちら›麻黄・附子・細辛の3種からなり、体をしっかり温めて冷えを追い出す漢方薬です。強い悪寒・微熱・倦怠感、水っぽい鼻水を伴うかぜに用いられ、高齢の方や体力が低下した方に処方されます。
麻黄附子細辛湯の詳細はこちら›血のめぐりと水分バランスを整え、冷えやむくみ、月経にともなう不調をやわらげる漢方薬です。体力があまりない、冷えやすい方に向くとされ、冷え性や更年期障害、月経困難症に医師の判断で処方されます。
当帰芍薬散の詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
めまいで利用された
患者様の声
朝起きて寝返りを打った瞬間、天井がぐるぐる回って動けなくなりました。外出できる状態ではなく困っていましたが、スマホから受診でき、危険なめまいでないか確認してもらえて安心しました。吐き気止めも一緒に処方され、その日のうちに届いて助かりました。
疲れがたまるとふわふわしためまいが起きるようになり、不安で仕事に集中できませんでした。病院に行くのもふらついて心配でしたが、オンラインで医師に相談でき、生活の見直しと合わせてお薬を処方してもらえました。通院せず受診できて本当に楽でした。
立ち上がるたびに立ちくらみがして、貧血なのか不安でした。忙しくて受診をためらっていましたが、オンラインなら予約不要で相談でき、危ないめまいの見分け方も教えてもらえました。安心して過ごせるようになり、早めに相談してよかったです。
受診に関するよくある質問
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
つらい症状は、
そのままにしない。
アプリ不要・予約不要。問診に答えるだけで、朝10時〜夜22時いつでも受診できます。
本日は休診中です受付時間 10:00〜22:00