1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
気管支炎について
気管支炎は、空気の通り道である気管や気管支に炎症が起こり、せきやたんがみられる病気です。大きく「急性気管支炎」と「慢性気管支炎」に分けられます。日常でよくみられる急性気管支炎は、かぜ症候群での上気道の炎症が気管から気管支へと広がって発症することが多く、原因の多くはウイルスとされています。主な症状はせきとたんで、発熱や全身のだるさ、前胸部の不快感を伴うこともあります。多くは経過の良い病気で、せきは2〜3週間、ときにそれ以上続いてから治まっていくと報告されています。原因の多くがウイルスのため治療は安静・水分補給などの対症療法が中心で、抗菌薬(抗生物質)は通常は用いられません。診断や治療の要否は医師の診察・判断によります。
- 気管支炎は気管・気管支に炎症が起こり、せきやたんがみられる病気で、急性と慢性に分けられます。
- よくみられる急性気管支炎は、かぜ症候群の炎症が気管支へ広がって起こることが多く、原因の多くはウイルスとされています。
- 主症状はせき・たんで、発熱や全身のだるさ、前胸部の不快感を伴うことがあります。
- 原因の多くがウイルスのため治療は対症療法が中心で、抗菌薬は通常は用いられません。
- 高熱が続く・息苦しい・胸が痛い・症状が長引くときは肺炎など別の病気の可能性があり、早めの受診が大切です。
気管支炎の症状
急性気管支炎の主な症状は、せきとたんです。日本呼吸器学会によると、たんは膿のような性状(膿性)になることもあり、これに加えて発熱、食欲不振、全身のだるさ(倦怠感)といった全身症状や、前胸部の不快感を伴うことがあると説明されています。せきは、はじめは乾いたせきで、しだいにたんを伴うようになることがあります。気道が狭くなると、ゼーゼー・ヒューヒューという音(喘鳴)や息切れ、胸の不快感がみられることもあります。急性気管支炎では、高熱がみられることは多くないとされています。症状の感じ方には個人差があり、気になる症状が続くときは医師にご相談ください。
病型・タイプ
気管支炎は、経過によって次のように分けられます。どの病型かは医師が診察で判断します。
- 急性気管支炎:かぜ症候群などに続いて、気管・気管支に急に炎症が起こるもの。せき・たんが主症状で、多くは数週間で軽快します。
- 慢性気管支炎:気管・気管支に慢性的な炎症が起こり、せきやたんが長く続くもの。喫煙などが関係するとされ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一つの型(気道優位型)として位置づけられることがあります。
このページでは、日常でよくみられる急性気管支炎を中心に説明します。慢性的にせき・たんが続く場合は、別の対応が必要となることがあるため、医師にご相談ください。
初期症状・前兆
急性気管支炎は、多くの場合、鼻水・鼻づまり・のどの痛みといったかぜの症状から始まり、数日後にせきが現れてくることが多いとされています。はじめは乾いたせきで、しだいにたんを伴うようになることがあります。こうしたせきが続くようになったときは、上気道の炎症が気管支まで広がってきたサインと考えられます。症状が強い場合や長引く場合、高熱や息苦しさを伴う場合は、医師にご相談ください。
急性気管支炎の多くは経過の良い病気で、日本呼吸器学会も、基礎疾患のある方に細菌感染を合併したような場合を除けば、一般的に予後は良好であるとしています。一方で、発熱などの症状が長引く場合には、肺炎を合併していないかを確かめる必要があるとされています。とくに喫煙者やご高齢の方、免疫のはたらきが低下している方では、肺炎に進むことがあると説明されています。症状がなかなか改善しない場合や、いったんよくなってから悪化する場合、高熱・息苦しさ・胸の痛みを伴う場合は、自己判断せず医師にご相談ください。
気管支炎の原因
急性気管支炎の原因の多くはウイルスです。日本呼吸器学会は、かぜ症候群と同様にウイルスによるものが多いとしています。MSDマニュアルのプロフェッショナル版では、症例の95%以上がウイルス性で、ライノウイルス、インフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルス、RSウイルス、コロナウイルスなどが挙げられると説明されています。細菌が原因となるのは症例の5%未満とされ、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミドフィラ(クラミジア)などの非定型病原体や百日ぜき菌が関わることがあります。また、ウイルス感染に引き続いて二次性の細菌感染が起こる場合もあります。原因の特定は医師の診察・検査によります。
病態メカニズム
急性気管支炎の多くは、かぜ症候群での上気道(鼻やのど)の急性の炎症が、続いている気管から気管支へと広がることで発症するとされています。気管や気管支の粘膜に炎症が起こることで、せきやたんといった症状が現れます。気道が狭くなると、喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューという音)や息切れがみられることもあります。
なりやすい人・リスク要因
急性気管支炎は、かぜ症候群に続いて起こることが多いため、かぜをひきやすい環境にある方でみられやすいと考えられます。慢性気管支炎では、喫煙が炎症に関係するとされています。また、喫煙者やご高齢の方、免疫のはたらきが低下している方では、肺炎に進むことがあると説明されています。空気の汚れや有害な蒸気を吸い込むことも、気管支への刺激となることがあります。気になる点は医師にご相談ください。
気管支炎の診断・検査
急性気管支炎の診断は、主にせき・たんといった症状(臨床症状)をもとに行われます。日本呼吸器学会によると、発熱などの自覚症状が長引く場合には、肺炎の合併と区別する必要があるため、胸部エックス線画像や胸部CTで影(陰影)が出ていないことを確認する必要があるとされています。呼吸の音に異常がある場合や、高熱・息切れがみられる場合などにも、肺炎の有無を調べる検査が行われることがあります。どの検査を行うかは、症状や経過に応じて医師が判断します。
似た疾患・鑑別
急性気管支炎と症状が似ていたり、区別が必要となったりする病気には、かぜ症候群(急性上気道炎)、肺炎、気管支喘息、百日せき、マイコプラズマ肺炎、慢性気管支炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがあります。とくに、せきが長引く場合や高熱・息苦しさを伴う場合は、肺炎など別の病気が隠れていることもあります。見きわめには医師による診察や、必要に応じた検査が必要です。
気管支炎の治療・治し方
急性気管支炎の治療は、原因の多くがウイルスで自然に軽快することが多いため、安静と、水分・栄養の補給といった対症療法が中心となります。日本呼吸器学会も、安静・水分栄養補給などの対症療法が中心になるとしています。原因の多くがウイルスのため、抗菌薬(抗生物質)は通常は用いられず、MSDマニュアルでも抗菌薬は典型的には実施されないと説明されています。細菌感染が疑われる場合には、医師の判断で抗菌薬が使われることがあります。せきがつらい場合や睡眠を妨げる場合には鎮咳薬、喘鳴がある場合には気管支拡張薬が用いられることもあります。どの治療を行うかは、症状や経過に応じて医師が判断します。
急性期・発作時の治療
せきやたんが強く出ている時期は、無理をせず休養をとり、水分と栄養を十分に補うことが基本とされています。せきがつらくて眠れないときには鎮咳薬、ゼーゼーする(喘鳴がある)ときには気管支拡張薬などが、医師の判断で用いられることがあります。市販のかぜ薬・せき止めを使う場合は、用法・用量を守ってください。高熱が続く、息苦しさや胸の痛みがある、たんに血が混じる、といったいつもと違う症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。
予防・慢性期の治療
急性気管支炎は、多くが数週間のうちに軽快する急性の病気で、長期の治療が続くことは一般的ではありません。ただし、せき・たんが長く続く場合には、慢性気管支炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息など、別の病気が隠れていることもあり、その原因に応じた対応が検討されます。慢性気管支炎では、喫煙が炎症に関係するとされ、禁煙が大切と考えられています。せきやたんが長引くときは、自己判断せず医師にご相談ください。
急性気管支炎のときに一般的にすすめられるセルフケアには、次のようなものがあります。
- 無理をせず休養をとり、体を休める。安静は対症療法の基本の一つとされています。
- 水分と栄養を十分に補い、部屋の保湿を心がける。
- せきがつらいときや喘鳴があるときは、医師に相談して鎮咳薬や気管支拡張薬などの使用を検討する。市販薬を使う場合は用法・用量を守る。
- 気道への刺激となる喫煙は控え、周囲の煙も避ける。ほかの人にうつさないよう手洗いやマスク、せきエチケットを心がける。
これらは一般的なセルフケアであり、症状が強い場合や長引く場合、高熱・息苦しさ・胸の痛み・血の混じったたんなどを伴う場合は、自己判断で市販薬に頼り続けず、医療機関を受診してください。持病がある方や妊娠中の方、お子さんの薬の使用については、あらかじめ医師や薬剤師にご相談ください。
予防・生活習慣
急性気管支炎の多くは、かぜ症候群に続いて起こります。そのため、こまめな手洗いやうがい、マスクの着用、せきエチケットなど、かぜの予防に役立つ習慣が、気管支炎の予防にもつながると考えられます。また、喫煙は気道への刺激となり、慢性気管支炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)とも関係するとされているため、禁煙や受動喫煙を避けることが予防に役立つと考えられます。体調を整えて過ごすことも大切です。
治療期間・見通し
急性気管支炎の多くは経過の良い病気とされています。MSDマニュアルによると、せきは約75%の方で2週間以内に治まり、残りの方では治まるまでに最長で8週間ほどかかることがあると報告されています。せきは、治っていく過程で最後まで残りやすい症状とされ、消えるまでに2〜3週間、ときにそれ以上かかることがあります。回復までの期間には個人差があり、基礎疾患のある方や合併症が起こった場合には見通しが変わることもあります。症状が長引くときは医師にご確認ください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
せきやたんが強い場合や、2〜3週間ほどたっても改善しない場合、いったんよくなってから再び悪化した場合は、医療機関を受診する目安です。高熱が続く、息苦しさや胸の痛みがある、たんに血が混じる、といったときもご相談ください。とくに、お子さんやご高齢の方、妊娠中の方、ぜんそくやCOPDなど呼吸器の持病がある方は、症状が軽くても早めに相談すると安心です。次に挙げる危険なサインがあるときは、すぐに受診してください。
次のような症状があるときは、単なる気管支炎ではなく、肺炎など別の病気や重い状態が隠れているおそれがあります。すぐに医療機関を受診し、症状が強いときは救急の受診をご検討ください。
- 高熱が出ている、または熱が下がらず続く。
- 息苦しさ・呼吸困難がある、呼吸が速い。
- 胸の痛みがある。
- たんに血が混じる、血のような色のたんが出る。
- せきが長引く、または症状がいったんよくなってから悪化する。
- 唇や顔色が青白い、ぐったりしている、水分がとれない(とくにお子さんやご高齢の方)。
これらはオンライン診療だけでは対応できないことがあります。ためらわずに対面での受診をご検討ください。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、症状が比較的軽く経過が落ち着いている方について、せき・たんなどの症状の相談や、休養・水分補給・禁煙などの生活指導、つらい症状をやわらげる対症療法に関する相談などに対応できる場合があります。症状に応じて、せき止めや解熱鎮痛薬などが保険適用で処方されることもあります。対応できる範囲は症状や経過によって異なり、処方や治療方針は医師の診察・判断によります。
対面受診が必要なケース
高熱が続く、息苦しさや胸の痛みがある、たんに血が混じる、せきが長引いて肺炎など別の病気が疑われる、呼吸の音を聴いたり胸部エックス線などの検査が必要と考えられる、といった場合は、対面での診察や検査が必要です。こうした危険なサインがあるときや、詳しい診察・検査が必要と考えられるときは、オンライン診療ではなく対面での受診や救急対応が必要になります。まずは医師にご相談ください。
費用の目安
気管支炎の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は年齢や所得に応じて原則1〜3割です。費用は診察内容や検査、処方される薬によって変わります。オンライン診療の費用や自己負担の目安については、料金・保険や受診の流れをご確認ください。具体的な金額は状況により異なるため、あらかじめご相談ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
気管支炎の受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあれば気管支炎の可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
気管支炎なら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
気管支炎の治療で
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
気管支炎で
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
咳中枢に働いて咳をおさえるとともに、気道の分泌を促して痰を出しやすくする鎮咳去痰薬です。感冒や気管支炎に伴う咳と痰の両方の症状に用いられます。
チペピジンヒベンズ酸塩の詳細はこちら›延髄の咳中枢に作用し、咳反射をおさえる中枢性鎮咳薬です。感冒や気管支炎に伴う激しい咳・から咳をしずめます。依存性や呼吸抑制の注意があり、医師の指示に沿った使用が必要です。
ジヒドロコデインリン酸塩の詳細はこちら›咳中枢に働いて咳反射をおさえる非麻薬性の中枢性鎮咳薬です。感冒や気管支炎に伴う咳をやわらげます。依存性が少なく使いやすい一方、眠気があらわれることがあります。
ジメモルファンリン酸塩の詳細はこちら›気道の粘液の性状を正常化し、ねばついた痰を出しやすくする去痰薬です。急性上気道炎や感冒に伴う痰・咳の不快感をやわらげ、気道のクリアランスを助けます。
カルボシステインの詳細はこちら›ロキソプロフェンは、炎症や痛みのもととなる物質の生成を抑えるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)です。効き目が比較的早く、月経困難症や片頭痛、頭痛など、つらい痛みを幅広くやわらげるのに用いられます。
ロキソプロフェンの詳細はこちら›細菌のタンパク質合成を阻害して増殖を抑えるマクロライド系抗菌薬です。組織内に長くとどまるため、1日1回3日間の服用で効果が続き、急性咽頭炎・扁桃炎などの治療に用いられます。
アジスロマイシンの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
気管支炎で利用された
患者様の声
かぜは治ったはずなのに咳とたんだけが二週間近く続き、夜も眠れずつらい状態でした。仕事の合間にオンラインで受診したところ、医師が咳の様子を丁寧に確認してくれて、その日のうちに薬が届きました。通院の時間が取れない中で自宅で完結でき、ようやく楽になれて助かりました。
もともと喫煙していて咳が長引きやすく、また気管支炎かと不安でした。オンラインで相談すると、症状に合わせて薬を処方してもらえたうえ、息苦しさが出たら対面受診をと注意点も教えてくれました。自宅で保険適用の診察を受けられ、安心して療養できました。
咳が止まらず、周りに気を使って外出しづらい日が続いていました。予約不要でスマホから受診でき、医師にたんの色や熱の有無を伝えて薬を選んでもらえました。最短当日で届いたので、人混みの中を通院せずに治療を始められたのが本当にありがたかったです。
受診に関するよくある質問
急性気管支炎の治療の基本は、安静と、水分・栄養の補給などの対症療法です。原因の多くはウイルスで、多くは数週間のうちに自然に軽快するとされています。せきがつらいときには鎮咳薬、ゼーゼーするときには気管支拡張薬が、医師の判断で用いられることがあります。症状が強い場合や長引く場合は、自己判断せず医師にご相談ください。
軽い症状のときは、市販のかぜ薬やせき止めを用法・用量を守って使う方法もあります。ただし、せきが2〜3週間以上続く場合や、高熱・息苦しさ・胸の痛み・血の混じったたんを伴う場合は、肺炎など別の病気が隠れていることもあるため、市販薬に頼り続けず医療機関にご相談ください。
一般的には内科や呼吸器内科が窓口になります。せきやたんが中心の症状であれば、まずは内科でご相談いただけます。お子さんの場合は小児科でも相談できます。
急性気管支炎の原因の多くはウイルスで、ウイルスには抗菌薬(抗生物質)は効きません。MSDマニュアルでも、抗菌薬は典型的には用いられないと説明されています。細菌感染が疑われる場合など、医師が必要と判断したときにのみ用いられます。使用の要否は医師の診察によります。
急性気管支炎の多くは、かぜ症候群での鼻やのどの炎症が、気管から気管支まで広がり、せきやたんが目立つようになったものとされています。かぜから続いてせきが強くなってきた場合などに気管支炎と診断されることがあります。見分けには医師の診察が必要です。
MSDマニュアルによると、せきは約75%の方で2週間以内に治まり、残りの方では治まるまでに最長で8週間ほどかかることがあると報告されています。せきは治っていく過程で最後まで残りやすい症状とされ、消えるまでに2〜3週間、ときにそれ以上かかることがあります。長引くときは医師にご相談ください。
急性気管支炎の多くは経過の良い病気ですが、症状が長引く場合には、肺炎を合併していないかを確かめる必要があるとされています。とくに喫煙者やご高齢の方、免疫のはたらきが低下している方では肺炎に進むことがあります。症状が改善しない場合や悪化する場合は、自己判断せず医師にご相談ください。
気管支炎はお子さんや妊娠中の方にもみられます。お子さんや妊娠中の方の症状の見方や薬の使用については、体の状態によって注意すべき点が異なるため、自己判断せず、医師や薬剤師にご相談ください。ぐったりする、水分がとれない、息苦しそうといった場合は早めに受診してください。
症状が比較的軽く経過が落ち着いている方の症状相談や生活指導、対症療法に関する相談などにオンラインで対応できる場合があります。症状に応じてせき止めや解熱鎮痛薬などが保険適用で処方されることもあります。ただし、高熱が続く、息苦しさや胸の痛みがある、たんに血が混じる、症状が長引くなどの場合は対面での受診が必要です。詳しくは受診の流れをご覧ください。
気管支炎の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は原則1〜3割です。費用は診察や検査、処方薬によって変わります。オンライン診療の費用の目安は料金・保険をご確認ください。
高熱が続く、息苦しさや呼吸困難がある、胸の痛みがある、たんに血が混じる、せきが長引く・悪化する、ぐったりして水分がとれないといったときは、肺炎など別の病気や重い状態が隠れているおそれがあるため、早めの受診が必要です。症状が強いときは救急の受診をご検討ください。これらはオンライン診療だけでは対応できないことがあります。
急性気管支炎は、かぜなどに続いて気管支に急に炎症が起こり、多くは数週間で軽快するものです。慢性気管支炎は、せきやたんが長く続くもので、喫煙などが関係するとされ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一つの型として位置づけられることがあります。せきやたんが長引く場合は、医師にご相談ください。
急性気管支炎の多くはウイルスが原因で、かぜ症候群と同じように、せきやくしゃみ、手を介してうつることがあります。ほかの人にうつさないよう、また自分がうつらないよう、手洗いやマスクの着用、せきエチケットを心がけることがすすめられています。
急性気管支炎の多くはかぜに続いて起こるため、こまめな手洗い・うがい、マスクの着用、せきエチケットなど、かぜの予防に役立つ習慣が予防につながると考えられます。また、喫煙は気道への刺激となり慢性気管支炎などとも関係するとされるため、禁煙や受動喫煙を避けることも役立つと考えられます。
急性気管支炎のせきは数週間で軽快することが多いですが、それ以上長引く場合や、いったんよくなってから悪化する場合は、肺炎や気管支喘息、慢性気管支炎など別の病気が隠れていることもあります。自己判断で市販薬を続けず、医療機関を受診してご相談ください。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- A-03 急性気管支炎 | 一般社団法人日本呼吸器学会
- 急性気管支炎 - MSDマニュアル家庭版
- 急性気管支炎 - MSDマニュアル プロフェッショナル版
- 慢性気管支炎 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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