1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
片頭痛について
片頭痛は、頭の片側または両側に、脈打つようなズキズキとした痛みがくり返し起こる慢性の頭痛(一次性頭痛)です。痛みは中等度から重度のことが多く、通常は数時間から3日ほど続き、吐き気や嘔吐を伴ったり、光・音・においに過敏になったりします。体を動かすと痛みが強まるのが特徴で、発作のあいだは日常生活に支障が出ることも少なくありません。一部の方では、発作の前に閃輝暗点(ギザギザした光)などの前兆があらわれます。原因となる別の病気がない一次性頭痛ですが、まれに危険な頭痛が隠れていることもあるため、症状が続く場合や強い場合は医師の診察・判断を受けることが大切です。
- 片側または両側に、脈打つようなズキズキした痛みがくり返し起こる一次性頭痛です。
- 吐き気・嘔吐や、光・音・においへの過敏を伴い、体を動かすと悪化しやすいのが特徴です。
- 一部の方では、発作の前に閃輝暗点などの前兆があらわれます。
- 発作時に使う急性期治療薬と、発作を減らすための予防療法を組み合わせて管理します。
- 市販の鎮痛薬の使いすぎは、かえって頭痛を招くことがあるため注意が必要です。
片頭痛の症状
片頭痛の主な症状は、頭の片側または両側に起こる脈打つような(拍動性の)痛みです。痛みは中等度から重度のことが多く、通常は4時間から3日ほど続きます。吐き気や嘔吐を伴うことがあり、光・音・においに過敏になる、集中力が低下するといった症状もみられます。特徴的なのは、階段の昇り降りや歩行などで体を動かすと痛みが強まる点で、発作の間は暗く静かな場所で休みたくなる方が多いとされています。こうした症状は個人差が大きいため、気になる場合は医師にご相談ください。
病型・タイプ
片頭痛は前兆の有無などによって分類されます。
- 前兆のない片頭痛:前触れの神経症状がなく頭痛が起こるタイプで、片頭痛の多くを占めます。
- 前兆のある片頭痛:頭痛の前に、閃輝暗点(視野にギザギザした光や輝く点が広がる)などの視覚症状や、手足のしびれ、言葉が出にくいといった症状があらわれるタイプです。
- 慢性片頭痛:頭痛が月に15日以上みられる状態で、鎮痛薬などの使いすぎが関係していることがあります。
このほか、体の片側の脱力を伴う片麻痺性片頭痛や、脳幹の前兆を伴う片頭痛などのまれな型もあります。どの型かの判断は医師の診察によります。
初期症状・前兆
前兆のある片頭痛では、頭痛が始まる前に、視野の一部にギザギザした光や輝く点が見える閃輝暗点、視野の一部が見えにくくなる、手足のピリピリしたしびれ、言葉が出にくいといった症状があらわれることがあります。前兆はふつう数分から1時間程度続き、頭痛が始まってからも続くことがあります。また、頭痛が起こる前に、あくび・気分の変化・首のこり・食欲の変化などを感じる方もいます。こうした前触れに気づくことは、早めの対処や誘因の把握に役立ちます。
片頭痛そのものは命に関わる病気ではありませんが、発作をくり返すことで仕事や家事、学業などの日常生活に支障が出ることがあります。発作時の鎮痛薬やトリプタン系薬などを月に一定回数以上、長期間使い続けると、かえって頭痛が起こりやすくなる「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」につながることがあります。また、頭痛の頻度が増えて月15日以上に及ぶ慢性片頭痛へ移行することもあります。頭痛の回数が増えている、市販薬の使用が多いと感じる場合は、自己判断で続けず医師にご相談ください。
片頭痛の原因
片頭痛は、神経系が刺激に敏感な体質の方に起こりやすいと考えられており、はっきりした原因となる別の病気がない一次性頭痛です。発作は、睡眠の不足や取りすぎ、空腹、ストレスやその解放、気圧や天候の変化、光・音・においなどの強い刺激、アルコール(特に赤ワイン)や特定の食品、月経など、さまざまな誘因によって引き起こされることがあります。女性ホルモンであるエストロゲンの変動も誘因になると考えられており、女性に多い理由の一つとされています。誘因は個人差が大きく、何が引き金になるかは人によって異なります。
病態メカニズム
片頭痛では、脳の神経細胞が刺激を受けて電気的な活動が広がり、続いて三叉神経が刺激されると、脳の血管や髄膜に痛みや炎症を引き起こす物質が放出されて頭痛が起こると考えられています。前兆は、この電気的な活動が脳に広がることで、視覚や感覚などの機能に一時的な変化が生じて起こるとされています。近年は、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)と呼ばれる物質が片頭痛の発症に関わることが分かってきており、これを標的とした治療薬も用いられています。
なりやすい人・リスク要因
次のような方は片頭痛が起こりやすい、または発作の誘因になりやすいとされています。
- 家族に片頭痛のある方(片頭痛は家族内で起こる傾向があります)
- 女性(女性ホルモンの変動が関わるとされ、男性より多くみられます)
- 睡眠不足や睡眠の取りすぎがある方
- ストレスの多い方、またはストレスから解放されたとき
- 気圧や天候の変化に影響を受けやすい方
- アルコールや特定の食品をとったとき
これらの要因は重なることもあります。何が誘因になるかは個人差が大きいため、頭痛ダイアリーなどで振り返ることが役立ちます。
片頭痛の診断・検査
片頭痛は、頭痛の起こり方や症状の特徴、経過をもとに診断される一次性頭痛で、これだけで診断を確定できる検査はありません。医師は、痛みの部位や性質、持続時間、吐き気や光・音への過敏などの随伴症状、発作の頻度や誘因、家族歴などを詳しく確認し、神経学的な診察を行います。頭痛のパターンを記録した頭痛ダイアリーは、診断や治療の判断に役立ちます。突然の激しい頭痛や、神経症状を伴うなど、別の病気(二次性頭痛)が疑われる場合には、頭部のMRIやCT、必要に応じて腰椎穿刺などの検査が行われることがあります。診断は医師の判断によります。
似た疾患・鑑別
頭痛を起こす病気には、片頭痛のほかに緊張型頭痛や群発頭痛といった一次性頭痛があり、それぞれ痛みの性質や対処法が異なります。緊張型頭痛は頭全体が締めつけられるような痛みで、体を動かすとむしろ楽になることがある点が片頭痛と異なります。また、くも膜下出血や脳出血、脳腫瘍、髄膜炎、薬剤の使用過多による頭痛など、原因となる病気がある二次性頭痛との見きわめも大切です。これらの区別には医師による診察・検査が必要です。
片頭痛の治療・治し方
片頭痛の治療は、誘因を避ける生活の工夫を土台に、発作が起きたときに使う急性期治療と、発作を減らすための予防療法を組み合わせて行います。急性期には、痛みの程度に応じてアセトアミノフェンやNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)、片頭痛に用いるトリプタン系薬などが使われ、吐き気に対して制吐薬を併用することがあります。発作の回数が多い場合や日常生活への支障が大きい場合には、予防薬が検討されます。治療薬の選択や使い方は、症状・持病・年齢などをふまえて医師が判断します。市販薬で対応するか、医療機関を受診するかを含め、まずは医師にご相談ください。
急性期・発作時の治療
片頭痛の発作時(急性期)には、痛みが強くなる前のできるだけ早い段階で薬を使うことがすすめられています。軽度から中等度ではアセトアミノフェンやNSAIDs、中等度から重度や効果が不十分な場合にはトリプタン系薬が用いられ、吐き気には制吐薬を併用することがあります。近年はジタン系(ラスミジタン)やゲパント系などの新しい薬も用いられています。薬に加えて、暗く静かな部屋で休む、痛む部位を冷やすといった対処も一般的です。ただし、急性期治療薬を月に一定回数以上、長期間使い続けると薬剤の使用過多による頭痛を招くことがあるため、使用回数は医師の指示に従い、多いと感じる場合はご相談ください。
予防・慢性期の治療
発作の頻度が多い、痛みが強く日常生活への支障が大きい、急性期治療薬の使いすぎが心配される、といった場合には、発作を減らすための予防療法が検討されます。予防薬には、β遮断薬、カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、抗うつ薬などが用いられ、近年はCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)に関わる注射薬や飲み薬も選択肢となっています。予防療法は効果があらわれるまで一定の期間がかかることがあり、頭痛ダイアリーで発作の回数や薬の効き方を記録しながら、医師が薬の種類や量を調整していきます。どの治療を行うかは医師の診察・判断によります。
- 頭痛ダイアリーに、頭痛が起きた日時・痛みの様子・持続時間・随伴症状・使った薬・きっかけになりそうな事柄を記録し、自分の誘因を把握します。診察時にも役立ちます。
- 発作が起きたら、暗く静かな部屋で休み、痛む部位を冷やすと楽になることがあります。片頭痛は体を動かすと悪化しやすいため、発作時の運動や首・肩を動かす体操は避けます。
- 睡眠不足や寝すぎを避けて生活リズムを整え、空腹やストレス、アルコール、強い光や音など、自分にとっての誘因をできる範囲で避けます。
- 市販の鎮痛薬は、使いすぎるとかえって頭痛を招くことがあります。頻繁に使う場合や効きにくい場合は、自己判断で続けず医療機関にご相談ください。
これらは一般的なセルフケアであり、頭痛が続く・強い・いつもと違うと感じる場合は、受診が必要です。
予防・生活習慣
片頭痛の発作を減らすには、自分にとっての誘因を知り、できる範囲で避けることが役立ちます。睡眠を規則正しくとる(不足も取りすぎも避ける)、食事を抜かない、ストレスをためこまない、アルコールや誘因となりやすい食品を控える、強い光や音を避ける、といった生活の工夫が挙げられます。気圧や天候の変化など避けにくい誘因もあるため、頭痛ダイアリーで傾向をつかんでおくと対策に役立ちます。首や肩の緊張をやわらげる頭痛体操は、緊張型頭痛の予防などに用いられますが、片頭痛の発作中は悪化を招くことがあるため避けます。予防の進め方は医師にご相談ください。
治療期間・見通し
片頭痛は、長期にわたって発作をくり返す慢性の頭痛で、短期間で治りきるという性質のものではないことが多いです。発作の頻度や強さには個人差があり、思春期や成人期の初めに始まって、年齢を重ねるにつれて軽くなったり回数が減ったりすることが多いとされています。予防療法は効果があらわれるまで一定の期間がかかり、経過をみながら見直していきます。見通しは症状や治療への反応によって異なるため、詳しくは医師にご確認ください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
頭痛のために仕事や家事、学業などの日常生活に支障が出ている場合や、市販の鎮痛薬が効きにくい・使う回数が増えている場合、頭痛の起こり方や痛み方がいつもと変わってきた場合は、一度医療機関を受診することがすすめられます。片頭痛は内科や脳神経内科、頭痛外来などで相談できます。すでに片頭痛と診断されている方で、発作が増えた、予防薬について相談したいといったときも受診の目安です。
次のような頭痛は、くも膜下出血や髄膜炎、脳の病気など命に関わる別の原因(二次性頭痛)が隠れているおそれがあり、すぐに救急要請や対面での受診が必要です。
- 今までに経験したことのない、突然の激しい頭痛(数秒から数分でピークに達する)
- 発熱、首の後ろのこわばり(項部硬直)、意識がもうろうとするのを伴う頭痛
- 手足のまひやしびれ、ろれつが回らない、物が見えにくいなどの症状が続く
- 50歳を過ぎて初めて起こった頭痛や、日ごと週ごとに強く・頻繁になる頭痛
- 頭を打ったあとに起こった頭痛、がんの治療中や免疫が低下している方の頭痛
これらはオンライン診療では対応できません。ためらわずに救急外来の受診や救急車の要請をご検討ください。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、すでに片頭痛と診断され経過が安定している方の状態確認や、頭痛ダイアリーをもとにした生活指導・誘因の相談、急性期治療薬や予防薬の継続的な処方に対応できる場合があります。市販薬の使いすぎが心配なときの相談にも応じられることがあります。対応できる範囲は症状や経過によって異なり、処方や治療方針は医師の診察・判断によります。保険適用の有無についても医師にご確認ください。
対面受診が必要なケース
初めて強い頭痛が起きた場合や、頭痛のパターンが大きく変わった場合、神経症状を伴うなど別の病気(二次性頭痛)が疑われる場合は、MRIなどの画像検査や神経学的な診察が必要で、対面での受診が求められます。また、突然の激しい頭痛、発熱や意識の変化、手足のまひなどの危険なサインがあるときは、オンライン診療ではなく救急対応を含めた対面受診が必要です。まずは医師にご相談ください。
費用の目安
片頭痛の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は年齢や所得に応じて原則1〜3割です。費用は診察内容や検査、処方される薬によって変わります。CGRPに関わる予防薬など一部の薬は費用が高くなることがあり、詳しくは医師にご相談ください。オンライン診療の費用や自己負担の目安については、料金や受診の流れをご確認ください。具体的な金額は状況により異なります。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
片頭痛の受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあれば片頭痛の可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
片頭痛なら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
片頭痛の治療で
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選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
片頭痛で
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
イミグラン(スマトリプタン)は、片頭痛発作時に広がった脳の血管を収縮させ、痛みの原因物質を抑えるトリプタン系のお薬です。発作が起きたときに頓用し、ズキンズキンとした痛みをやわらげます。
イミグランの詳細はこちら›ロキソプロフェンは、炎症や痛みのもととなる物質の生成を抑えるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)です。効き目が比較的早く、月経困難症や片頭痛、頭痛など、つらい痛みを幅広くやわらげるのに用いられます。
ロキソプロフェンの詳細はこちら›片頭痛発作時に用いるトリプタン系の治療薬です。過度に広がった脳の血管を収縮させ、痛みや吐き気などの症状をやわらげます。予防薬ではなく、痛みが起きたときに頓用します。
スマトリプタンの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
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片頭痛で利用された
患者様の声
月に何度も片頭痛の発作があり、そのたびに寝込んでいました。ズキズキと痛むうえ吐き気もあり、通院自体がつらかったです。オンラインで発作時に飲む薬を処方してもらえて、予定を立てやすくなりました。薬が早く届くのも安心につながっています。
天気が崩れる前になると決まって頭の片側が痛みだします。光がまぶしく感じて仕事にならない日もありました。医師にオンラインで相談し、自分の誘因や薬の使い方を教えてもらえて心強かったです。薬局に寄らずに受け取れるのも助かっています。
学生の頃から前兆のある片頭痛に悩んでいました。市販薬では効きが悪く不安でしたが、オンライン診療で専用の治療薬を処方してもらえました。発作の始まりに服用するタイミングも丁寧に説明してもらえ、以前より落ち着いて過ごせています。
受診に関するよくある質問
治療は、誘因を避ける生活の工夫を土台に、発作時に使う急性期治療と、発作を減らす予防療法を組み合わせて行います。急性期には痛みの程度に応じてアセトアミノフェンやNSAIDs、トリプタン系薬などが用いられ、発作が多い場合は予防薬が検討されます。発作時は暗く静かな部屋で休むといった対処も役立ちます。薬の選択や使い方は医師が判断しますので、まずはご相談ください。
軽い片頭痛では市販の鎮痛薬で対処する方もいますが、市販薬を月に一定回数以上、長期間使い続けると、かえって頭痛が起こりやすくなる薬剤の使用過多による頭痛を招くことがあります。効きにくい、使う回数が増えている、痛みが強いといった場合は、自己判断で続けず医療機関にご相談ください。片頭痛用の薬には医師の処方が必要なものもあります。
一般的には内科や脳神経内科、頭痛外来などで相談できます。頭痛の起こり方や随伴症状、経過を伝えると診療に役立ちます。別の病気が疑われる場合には、必要に応じて専門の診療科を紹介されることがあります。
前兆のある片頭痛では、頭痛が始まる前に、視野にギザギザした光や輝く点が広がる閃輝暗点、視野の一部が見えにくくなる、手足のしびれ、言葉が出にくいといった症状があらわれることがあります。前兆はふつう数分から1時間ほど続きます。前兆に気づいたら、早めの対処や誘因の振り返りに役立てられます。
片頭痛は脈打つような痛みで、吐き気や光・音への過敏を伴い、体を動かすと悪化しやすいのが特徴です。一方、緊張型頭痛は頭全体が締めつけられるような痛みで、体を動かすとむしろ楽になることがあります。対処法が異なり、見きわめには医師の診察が役立ちます。
暗く静かな部屋で休み、痛む部位を冷やすと楽になることがあります。片頭痛は体を動かすと悪化しやすいため、発作中は運動や首・肩を動かす体操は避けます。急性期治療薬は痛みが強くなる前の早い段階で使うことがすすめられますが、使う回数は医師の指示に従ってください。
睡眠を規則正しくとる、食事を抜かない、ストレスやアルコール、強い光・音など自分の誘因を避けるといった生活の工夫が予防に役立ちます。頭痛ダイアリーで誘因や発作の傾向を把握すると対策しやすくなります。発作が多い場合は、医師の判断で予防薬が検討されることもあります。
頭痛が起きた日時や痛みの様子、持続時間、吐き気や光・音への過敏などの随伴症状、使った薬とその効果、きっかけになりそうな事柄を記録するものです。自分の頭痛のパターンや誘因を把握でき、医師に正確な情報を伝えるのに役立ちます。診断や治療の判断の助けになります。
片頭痛は子どもにもみられ、思春期ごろから増えることがあります。妊娠中の頭痛や薬の使用は、母体と赤ちゃんへの影響を考える必要があり、慎重な対応が求められます。お子さんや妊娠中の方の頭痛については、自己判断で市販薬を使わず、医療機関でご相談ください。
すでに片頭痛と診断され経過が安定している方の状態確認や、生活指導、急性期治療薬・予防薬の継続的な処方などにオンラインで対応できる場合があります。ただし、初めての強い頭痛やパターンの変化、危険なサインがある場合は対面での受診が必要です。詳しくは受診の流れをご覧ください。
片頭痛の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は原則1〜3割です。費用は診察や検査、処方薬によって変わり、CGRPに関わる予防薬など一部の薬は費用が高くなることがあります。オンライン診療の費用の目安は料金のページをご確認ください。
片頭痛そのものは命に関わる病気ではありませんが、発作をくり返すと日常生活に支障が出ることがあります。鎮痛薬などの使いすぎで薬剤の使用過多による頭痛を招いたり、頭痛が月15日以上に及ぶ慢性片頭痛へ移行したりすることもあります。発作が増えていると感じる場合は、早めに医師へご相談ください。
今までに経験したことのない突然の激しい頭痛、発熱や首のこわばり・意識の変化を伴う頭痛、手足のまひやしびれ・ろれつが回らない・物が見えにくいといった症状が続く場合、50歳を過ぎて初めて起こった頭痛や頭を打ったあとの頭痛は、命に関わる別の原因のおそれがあり、すぐに救急要請や対面受診が必要です。これらはオンライン診療では対応できません。
片頭痛では、痛む部位を冷やすと楽になることがある一方、体を動かしたり温めて血流が増えたりすると悪化することがあります。締めつけられるような緊張型頭痛では温めると楽になることもあり、対処法が異なります。判断に迷う場合や頭痛が続く場合は、医師にご相談ください。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- 片頭痛 - MSDマニュアル家庭版
- 頭痛ダイアリーで頭痛を攻略 | 日本頭痛学会
- 頭痛の診療ガイドライン2021 | 日本頭痛学会
- 片頭痛治療について(日本の片頭痛の疫学) | 耳鼻咽喉科展望(J-STAGE)
- 頭痛体操のすすめ | 頭痛オンライン(沢井製薬)
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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