1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
倦怠感について
- 倦怠感は、全身のだるさ・疲れやすさ・気力の低下といった非特異的な症状です
- 運動・睡眠不足・ストレス後の一時的なだるさは通常みられますが、休んでも改善せず長く続く場合は注意が必要です
- 背景に貧血・甲状腺機能低下症・慢性腎臓病など、さまざまな病気が隠れていることがあります
- 原因のはっきりしない強い疲労が6か月以上続く場合は、慢性疲労症候群が考えられることがあります
- 息切れや胸の痛み、急な体重減少、持続する発熱などを伴う場合は、早めの対面受診が勧められます
倦怠感の症状
倦怠感は、全身がだるい、体が重い、疲れが取れない、気力がわかない、少しの活動で疲れてしまうといった形で自覚されます。心身を休めたいという欲求が強く、日常の動作や仕事・家事を始めたり続けたりすることが難しくなります。眠気やだるさ、集中力の低下を伴うこともあります。背景に病気がある場合には、倦怠感に加えて、貧血では動悸や息切れ・顔色の悪さ、甲状腺機能低下症では寒がり・むくみ・体重増加、腎臓の病気ではむくみや尿の変化など、原因に応じた症状がみられることがあります。どのような症状を伴うかは原因によって異なります。
病型・タイプ
倦怠感は、続く期間や背景によって、おおまかに次のように整理されます。
- 一時的(生理的)な倦怠感:運動や過労、睡眠不足、強いストレスなどの後にみられ、休養で改善する通常の反応です。
- 急性・亜急性の倦怠感:感染症など、比較的短期間に生じるだるさで、原因となる病気の回復とともに改善していくことが多いとされます。
- 慢性の倦怠感:長く続くだるさで、貧血・甲状腺機能低下症・慢性腎臓病などの病気や、原因のはっきりしない慢性疲労症候群(原因不明の疲労感が6か月以上続くもの)などが関与することがあります。
初期症状・前兆
はじめは、朝起きたときに疲れが残っている、午後になると強くだるくなる、これまで問題なくできていた家事や運動で息切れ・疲労を感じるといった、軽い変化として現れることがあります。一時的な疲れであれば休養で回復しますが、休んでも取れないだるさが続く、だんだん強くなる、日常生活に支障が出てきたといった場合は、背景に病気が隠れていることがあるため、早めに医療機関へ相談してください。
倦怠感そのものは症状であり、その後の経過は背景にある原因によって異なります。単なる疲れであれば休養で回復しますが、貧血・甲状腺機能低下症・慢性腎臓病・糖尿病・心臓や肝臓の病気などが背景にある場合、これらを見過ごして放置すると、もとの病気が進行し、動悸・息切れやむくみなど別の症状が加わることがあります。また、原因のはっきりしない強い疲労が長く続くと、仕事や学業、家事など日常生活に支障をきたすこともあります。だるさが長引く場合は、自己判断で様子を見続けず、原因を調べることが大切です。
倦怠感の原因
倦怠感の原因は多岐にわたります。運動や過労、睡眠不足、強いストレスなどの後にみられるだるさは、通常の反応です。一方、病気が背景にある場合として、赤血球やヘモグロビンが不足して全身に酸素が行き渡りにくくなる貧血、甲状腺ホルモンの分泌が低下して代謝が落ちる甲状腺機能低下症、老廃物や余分な水分がたまりやすくなる慢性腎臓病(CKD)などが挙げられます。このほか、感染症、心臓・肝臓の病気、糖尿病、うつ病などの心の不調、一部の薬の影響などでも倦怠感が起こることがあります。原因のはっきりしない疲労が6か月以上続く場合には、慢性疲労症候群が考えられることもあります。実際の原因は、問診や検査をふまえて医師が判断します。
病態メカニズム
なりやすい人・リスク要因
睡眠不足や不規則な生活、過労、強いストレスが続いている方は、倦怠感を感じやすいと考えられます。また、貧血が起こりやすい月経のある女性や、甲状腺・腎臓・肝臓・心臓などの持病がある方、糖尿病のある方、気分の落ち込みが続いている方などでは、病気に伴うだるさがみられることがあります。なりやすさには個人差があり、心配な場合は医師にご相談ください。
倦怠感の診断・検査
まず医師が、だるさの程度や続いている期間、いつからか、日常生活への影響、ほかに伴う症状(発熱・体重減少・動悸・息切れ・むくみなど)や睡眠・生活の状況、服用中の薬などを問診し、身体診察を行います。原因を調べるために、貧血や甲状腺機能、腎臓・肝臓の働き、血糖、炎症の有無などを確認する血液検査・尿検査が行われることがあります。必要に応じて、胸部エックス線や心電図などの検査が検討されることもあります。どの検査を行うかは、症状や経過をふまえて医師が判断します。
似た疾患・鑑別
倦怠感はさまざまな病気の共通症状のため、背景を区別することが大切です。貧血、甲状腺機能低下症、慢性腎臓病、糖尿病、肝臓の病気、心不全、感染症のほか、うつ病や睡眠障害、睡眠時無呼吸などでも強いだるさが現れることがあります。原因のはっきりしない疲労が長く続く場合には、慢性疲労症候群が考えられることもあります。これらの見分けは、問診・診察・検査をふまえて医師が行います。
倦怠感の治療・治し方
倦怠感の治療は、原因に応じた対応が基本です。睡眠不足や過労、ストレスによる一時的なだるさであれば、十分な休養や生活習慣の見直しで改善が期待できます。貧血・甲状腺機能低下症・慢性腎臓病・糖尿病などの病気が背景にある場合は、その病気に対する治療を行うことで、だるさの改善につながることがあります。うつ病など心の不調が関係する場合は、それに応じた治療が検討されます。どの治療が適するかは、原因や全身の状態をふまえて医師が判断します。
急性期・発作時の治療
急に強い倦怠感が現れ、息切れや胸の痛み、意識がもうろうとする、高い熱が続く、出血がある、顔色が非常に悪いといった症状を伴う場合は、重い病気が背景にある可能性があり、速やかな対面受診や救急対応が必要です。まずは無理をせず安静にし、症状が強い場合はためらわずに医療機関を受診してください。対応の要否は医師が判断します。
予防・慢性期の治療
長く続く倦怠感では、背景にある病気の治療や管理を続けながら、睡眠・食事・活動のリズムを整えることが大切です。貧血には原因に応じた鉄分の補充など、甲状腺機能低下症には不足したホルモンを補う治療など、原因ごとの管理が行われます。原因のはっきりしない慢性の疲労では、無理のない範囲で活動と休養のバランスをとりながら経過をみていくことがあります。管理の内容は医師の判断によります。
セルフケアはだるさを和らげる助けになりますが、症状が続く場合は自己判断で受診を先延ばしにせず、医療機関での評価とあわせて行うことが大切です。
- 睡眠時間を十分に確保し、就寝・起床の時間をできるだけ一定にして、生活のリズムを整えましょう。
- 栄養バランスのとれた食事を規則正しくとり、朝食を抜かないよう心がけましょう。
- 過労を避け、こまめに休憩をとりながら、無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。
- 強いストレスをためこまないよう、気分転換やリラックスできる時間をつくりましょう。
- 休んでも取れないだるさが長く続く、だんだん強くなる、ほかの症状を伴う場合は、早めに医療機関へ相談してください。
予防・生活習慣
倦怠感を防ぐには、十分な睡眠と規則正しい生活、バランスのよい食事、適度な運動といった、基本的な生活習慣を整えることが役立ちます。過労を避け、ストレスをためこまないよう工夫することも大切です。また、貧血や甲状腺・腎臓の病気、糖尿病などが背景にあることもあるため、健診を活用して体の状態を把握し、気になる症状があれば早めに相談することが、だるさの予防・早期対応につながります。
治療期間・見通し
だるさが続く期間や改善までの見通しは、原因によって大きく異なります。睡眠不足や過労による一時的なだるさは、休養によって数日程度で改善することが多いとされます。一方、貧血や甲状腺機能低下症などの病気が背景にある場合は、その治療とともに数週間から数か月かけて改善していくことがあります。原因のはっきりしない疲労が長く続く場合もあり、見通しには個人差があります。経過の見きわめは医師の評価によります。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
休んでも取れないだるさが続く、だんだん強くなる、原因に心当たりがない、日常生活や仕事・学業に支障が出ているといった場合は、医療機関を受診してください。とくに、発熱・体重減少・動悸・息切れ・むくみ・強い気分の落ち込みなど、ほかの症状を伴う場合は早めの相談が勧められます。まずは内科が相談先となります。受診先に迷う場合は、受診の流れもご確認ください。
次のような症状を伴う場合は、重い病気が背景にある可能性があります。救急要請や対面での受診を検討してください。
- 強い息切れや胸の痛み、動悸が続く
- 意識がもうろうとする、ぼんやりして受け答えがおかしい、けいれんがある
- 高い熱が続く、または熱とともに急激に具合が悪くなる
- 短期間で明らかな体重減少がある
- 黒い便や血便、吐血など、出血が疑われる
- 顔色が非常に悪い、唇や爪が白い・青白い
- 強い気分の落ち込みが続く、死にたい気持ちがあるなど、心のつらさが強い
- だるさが急に強くなり、体を起こしていられない・動けない
オンライン診療でできること
オンライン診療では、だるさの経過や生活状況、伴う症状などの問診、生活習慣に関する助言、経過が安定している持病の継続的な相談・処方などに対応できる場合があります。公的医療保険が適用される診療では、対面と同様に保険での受診が可能です。ただし、倦怠感は背景の見きわめに検査が必要なことが多く、実際に対応できる範囲は症状や経過、医師の判断によります。料金・保険もあわせてご確認ください。
対面受診が必要なケース
倦怠感の原因を初めて詳しく調べる必要がある場合や、血液・尿検査、心電図、画像検査などが必要な場合は、対面での受診が必要です。また、急に強いだるさが出た、息切れ・胸の痛み・意識がもうろうとする・高熱が続く・出血があるなどの症状を伴う場合は、オンラインではなく速やかな対面受診・救急対応が必要です。オンラインで完結できるかどうかは医師が判断します。
費用の目安
倦怠感の診療は、公的医療保険が適用される場合、自己負担は原則として1〜3割です(年齢や所得により異なります)。実際の費用は、診察内容や検査、処方される薬、医療機関によって変わります。詳しくは料金・保険をご確認ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
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診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
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メコバラミンは活性型ビタミンB12の製剤(500μg錠)です。神経の修復や維持に関わり、手足のしびれなどの末梢神経障害や倦怠感の改善を助けます。医師の診断のもとで服用します。
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倦怠感で利用された
患者様の声
梅雨の時期になると決まって体が重く、何もする気が起きなくなっていました。病院に行くほどではと迷っていましたが、オンラインで相談でき、体質に合った漢方を提案してもらえました。薬も自宅に届き、通院の負担なくだるさのケアを始められて助かりました。
更年期にさしかかった頃から全身のだるさが抜けず、家事もつらい日が続きました。受診の時間が取れずにいましたが、スマホから予約不要で相談でき、危険なサインの有無を確認したうえでビタミン剤を処方してもらえました。安心して続けられています。
食生活が偏りがちで、慢性的なだるさとやる気の出なさに悩んでいました。ひとりで抱えていましたが、オンライン診療なら気軽に相談でき、ビタミンB12を処方してもらえました。食事のアドバイスももらえ、通院せず体調管理に取り組めています。
受診に関するよくある質問
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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