1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
アトピー性皮膚炎について
アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹があらわれ、よくなったり悪くなったりを繰り返す慢性の皮膚の病気です。患者さんの多くは、本人や家族にぜんそくやアレルギー性鼻炎などがある、あるいはIgE抗体をつくりやすいといった「アトピー素因」を持つとされています。皮膚のバリア機能が低下して乾燥しやすく、炎症やかゆみが起こりやすい状態が背景にあります。乳幼児から成人まで幅広い年代でみられ、年齢によって湿疹の出やすい部位が変わるのが特徴です。適切なスキンケアと薬物療法、悪化因子への対策を続けることで、症状の落ち着いた状態を保つことを目指します。診断や治療方針は医師の診察・判断によります。
- 強いかゆみを伴う湿疹が、よくなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。
- 皮膚のバリア機能の低下による乾燥と、アトピー素因が背景にあると考えられています。
- 診断は、かゆみ・特徴的な皮疹と分布・慢性反復性の経過をもとに医師が判断します。
- 治療は「薬物療法」「スキンケア(保湿)」「悪化因子への対策」の3つが柱です。
- 治療の目標は、症状を抑えて日常生活を支障なく送れる状態を保つことです。
アトピー性皮膚炎の症状
主な症状は、強いかゆみと、赤み・ぶつぶつ・じくじく・かさつきといった特徴的な湿疹です。皮膚のバリア機能が低下しているため乾燥しやすく、通常では気にならない程度の刺激でもかゆみが強く出ることがあります。湿疹は体の左右対称にあらわれやすく、掻くことでさらに悪化し、掻き壊しによって皮膚が厚く硬くなることもあります。症状は季節や体調によって変動し、良い時期と悪い時期を繰り返すのが特徴です。かゆみによって睡眠や日常生活に支障が出ることもあります。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
病型・タイプ
アトピー性皮膚炎は、湿疹の出やすい部位が年齢によって変わる傾向があります。
- 乳児期:頭や顔から始まり、体や手足に広がっていくことがあります。
- 幼小児期:首や、ひじ・ひざの内側などの関節部に湿疹が出やすくなります。
- 思春期・成人期:顔や首、上半身を中心に症状が出やすい傾向があります。
実際の症状のあらわれ方には個人差があり、分類や重症度の判断は医師の診察によります。
初期症状・前兆
初期には、皮膚の乾燥やかさつき、軽いかゆみからあらわれることがあります。乳児では、ほおや額など顔の赤みやぶつぶつが最初のサインになることがあります。症状が軽いうちからスキンケアや保湿を行い、悪化する前に医療機関で相談することが大切です。かゆみを我慢して掻き続けると悪化しやすいため、早めの対応が役立ちます。
治療せずに掻き続けると、湿疹が広がったり、皮膚が厚く硬くなったりして、かゆみと掻破の悪循環に陥ることがあります。皮膚のバリア機能が低下しているため感染症を合併しやすく、細菌による伝染性膿痂疹(とびひ)や、ヘルペスウイルスによるカポジ水痘様発疹症などを起こすことがあります。また、顔、とくに目のまわりの症状が重い場合には、白内障や網膜剥離といった眼の合併症が生じることがあります。こうした合併症は視力に関わることもあるため、症状が強い場合は自己判断で放置せず、医師にご相談ください。
アトピー性皮膚炎の原因
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能の低下と、アレルギーを起こしやすい体質(アトピー素因)が関わって起こると考えられています。アトピー素因とは、本人や家族にぜんそく・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎などがある、あるいはIgE抗体をつくりやすい体質を指します。皮膚のバリア機能が低下すると乾燥しやすく、外からの刺激やアレルゲンが入りやすくなり、炎症やかゆみが起こりやすくなります。ただし、発症のくわしいしくみには未解明の部分も多いとされています。原因の見きわめは医師の診察によります。
病態メカニズム
アトピー性皮膚炎では、皮膚のいちばん外側にあり水分を保ちながら外部刺激を防ぐ「バリア機能」が低下しています。そのため皮膚は乾燥しやすく、ダニやほこり、細菌などの刺激やアレルゲンが入り込みやすくなります。これに、アレルギーを起こしやすい体質が加わって炎症が生じ、かゆみを引き起こします。かゆくて掻くことでバリア機能がさらに壊れ、炎症とかゆみが繰り返されていくと考えられています。
なりやすい人・リスク要因
次のような方はアトピー性皮膚炎に関わりやすいとされています。
- 本人や家族に、ぜんそく・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患がある方
- 皮膚が乾燥しやすい方
- ダニ・ほこり・花粉・ペットの毛などのアレルゲンに触れる機会が多い方
- 汗・摩擦・乾燥など皮膚への刺激を受けやすい環境の方
これらの要因が重なることもあります。悪化因子は一人ひとり異なるため、医師にご相談ください。
アトピー性皮膚炎の診断・検査
診断は、日本皮膚科学会の基準にもとづき、①かゆみがあること、②特徴的な湿疹とその分布(年齢による部位の特徴)があること、③慢性・反復性の経過(症状がよくなったり悪くなったりを繰り返す)をもとに医師が総合的に判断します。乳児では2か月以上、その他では6か月以上症状が続くことが目安とされています。必要に応じて、アレルギーの関与を調べる血液検査などが行われることもあります。診断は医師の診察によります。
似た疾患・鑑別
かゆみのある湿疹や皮膚の赤みは、接触皮膚炎(かぶれ)、脂漏性皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹(乾燥による湿疹)、じんましん、疥癬、乳児では乳児脂漏性湿疹など、他の皮膚の病気でもみられます。見た目が似ていても治療法が異なる場合があるため、これらの見きわめには医師による診察が必要です。自己判断で市販薬を使い続ける前に、一度ご相談ください。
アトピー性皮膚炎の治療・治し方
アトピー性皮膚炎の治療は、「薬物療法」「スキンケア(保湿)」「悪化因子への対策」の3つを組み合わせて行います。皮膚の炎症を抑える外用薬で症状を落ち着かせ、保湿でバリア機能を補い、ダニ・汗・乾燥などの悪化因子を避けることが基本です。症状が重い場合には、内服薬や注射薬による全身療法が検討されることもあります。治療の目標は、症状を抑えて日常生活に支障のない状態を保つことです。年齢とともに症状が落ち着いていくこともありますが、治療内容は重症度や年齢に応じて医師が判断します。使用する薬や治療法は医師の診察・判断によります。
急性期・発作時の治療
湿疹や強いかゆみが出ている時期には、炎症を抑える外用薬で症状を落ち着かせることが中心になります。代表的なものにステロイド外用薬があり、症状の部位や程度に応じて医師が使い分けます。このほか、タクロリムス軟膏やデルゴシチニブ軟膏、ジファミラスト軟膏といった外用薬が用いられることもあります。かゆみに対しては抗ヒスタミン薬の内服が併用されることもあります。外用薬は自己判断で急にやめず、医師の指示に沿って使うことが大切です。急に湿疹が悪化した、発熱を伴う、といった場合は早めに受診してください。
予防・慢性期の治療
症状が落ち着いた後も、保湿によるスキンケアを続けて再燃を防ぐことが大切です。外用薬については、症状が改善しても医師の指示に応じて使い方を調整しながら管理していく場合があります。従来の治療で十分に落ち着かない中等症〜重症の場合には、シクロスポリンの内服、光線療法、生物学的製剤(デュピルマブなど)やJAK阻害薬といった全身療法が検討されることがあります。どの治療を選ぶかは、重症度・年齢・生活状況などをふまえて医師が判断します。定期的に受診し、状態に合わせて治療を続けていくことがすすめられます。
日常のスキンケアとして、次のような点が一般的にすすめられています。
- 皮膚を清潔に保つ。石けんはよく泡立て、きめ細かい泡で手を使ってやさしく洗い、ナイロンタオルなどでこすらないようにします。ぬるま湯で十分にすすぎます。
- 入浴後はできるだけ早く保湿剤を塗ります。皮膚が少しテカる程度にたっぷり塗り、症状が改善した後も継続することが大切です。
- ダニ・ほこり・汗・乾燥・強い摩擦など、自分に合わない悪化因子をできる範囲で避けます。
- かゆくても強く掻かないよう、爪を短く整えるなどの工夫をします。
これらは一般的なセルフケアであり、症状が改善しない・悪化する場合は、自己判断で市販薬に頼り続けず、医師にご相談ください。
予防・生活習慣
アトピー性皮膚炎の悪化を防ぐには、日ごろのスキンケアで皮膚のうるおいを保ち、バリア機能を補うことが役立ちます。入浴後の保湿を習慣にし、皮膚の乾燥を防ぐこと、汗をかいたら早めに拭く・洗い流すこと、ダニやほこりを減らすなど環境を整えることが一般的にすすめられます。規則正しい生活も大切とされています。乳幼児では、早い時期からのスキンケアや保湿が、症状の管理に役立つと考えられています。自分に合った方法については医師にご相談ください。
治療期間・見通し
アトピー性皮膚炎は、よくなったり悪くなったりを繰り返しながら長くつき合っていくことが多い病気です。乳幼児期に発症しても、成長とともに症状が落ち着いていくことがあり、年齢が上がるにつれて症状のない状態(寛解)を保ちやすくなる傾向があるとされています。一方で、成人になっても続いたり、いったん落ち着いた後に再びあらわれたりすることもあります。経過には個人差が大きいため、見通しについては医師にご確認ください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
かゆみのある湿疹が続く、市販の保湿剤やスキンケアだけでは改善しない、良くなったり悪くなったりを繰り返す、といった場合は、一度皮膚科などの医療機関を受診することがすすめられます。すでに診断を受けている方でも、症状が急に悪化したとき、外用薬を続けても落ち着かないとき、薬の使い方や副作用が気になるときなどは受診の目安です。乳幼児で湿疹が広がって掻きむしる、眠れないほどかゆがるといった場合も、早めにご相談ください。
次のような場合は、重い合併症のおそれがあり、オンライン診療では対応できません。すぐに皮膚科・眼科などの対面受診や、状況によっては救急の受診をご検討ください。
- 発熱を伴って、小さな水ぶくれ(水疱)やただれ、へこんだ発疹が顔や体に急速に広がる(ヘルペスウイルスによるカポジ水痘様発疹症のおそれ)。
- 皮膚が赤くじくじくして膿やかさぶたが増え、発熱や強い痛みを伴う(伝染性膿痂疹〈とびひ〉や重い細菌感染のおそれ)。
- 皮膚の広い範囲が真っ赤になり、発熱・悪寒・全身のだるさを伴う(紅皮症のおそれ)。
- ものがかすんで見える、視野が欠ける、光がちらつく、飛蚊症が増えるなど見え方の異常がある(白内障・網膜剥離など眼の合併症のおそれ。視力に関わるため早急に眼科へ)。
これらはためらわずに対面での受診をご検討ください。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、すでにアトピー性皮膚炎と診断され症状が安定している方の経過観察や、保湿・スキンケアの方法、悪化因子を避ける生活面のアドバイス、外用薬の使い方に関する相談などに対応できる場合があります。症状が落ち着いている時期の継続的な処方についても、医師の判断により対応できることがあります。対応できる範囲は症状や経過によって異なり、処方や治療方針は医師の診察・判断によります。
対面受診が必要なケース
初めて症状が出た方の診断や、症状が重い・急に悪化した場合の詳しい診察、皮膚の状態を直接見て確認したり検査が必要な場合などは、対面での受診が必要です。また、発熱を伴って皮疹が急に広がる、皮膚の広い範囲が赤くなる、見え方に異常があるといった危険なサインがあるときは、オンライン診療ではなく皮膚科・眼科などの対面受診や救急対応が必要です。まずは医師にご相談ください。
費用の目安
アトピー性皮膚炎の診療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は年齢や所得に応じて原則1〜3割です。費用は診察内容や処方される薬によって変わります。オンライン診療の費用や自己負担の目安については、料金・保険や受診の流れをご確認ください。具体的な金額は状況により異なるため、あらかじめご相談ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
アトピー性皮膚炎の受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあればアトピー性皮膚炎の可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
アトピー性皮膚炎なら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
アトピー性皮膚炎の治療で
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
アトピー性皮膚炎で
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
高い保水力で角層に水分を保ち、肌のうるおいとバリア機能を助ける保湿外用薬です。アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏性湿疹など、乾燥を伴う肌トラブルのケアに用いられます。
ヘパリン類似物質の詳細はこちら›ヘパリン類似物質が肌の水分保持を助け、乾燥を防いでバリア機能を整えるローションです。アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏性湿疹に伴う乾燥・かゆみのケアに広く用いられます。
ヒルドイドの詳細はこちら›プロトピックは免疫の過剰な働きを抑えることで皮膚の炎症を鎮める外用薬です。ステロイドとは異なる仕組みで作用し、顔や首などの湿疹・かゆみが続くアトピー性皮膚炎に処方されます。
プロトピックの詳細はこちら›免疫の過剰な働きをおさえるカルシニューリン阻害薬の外用薬です。アトピー性皮膚炎の炎症やかゆみをやわらげる目的で用いられ、ステロイド以外の選択肢として、特に顔や首などに処方されます。
タクロリムス外用の詳細はこちら›ヒスタミンの働きを抑え、鼻水・くしゃみ・かゆみを改善する第二世代抗ヒスタミン薬です。眠気が起こりにくく、アレルギー性鼻炎や花粉症、蕁麻疹に幅広く用いられます。
フェキソフェナジンの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
アトピー性皮膚炎で利用された
患者様の声
毎回同じ外用薬をもらうために通院していましたが、仕事や育児で時間を取るのが大変でした。ClinicSpotなら状態が落ち着いているときはスマホで診てもらえて、保湿剤と塗り薬が翌日に届きます。ストックを切らさず続けられるのが本当に助かっています。
冬になると乾燥でかゆみがぶり返すので、早めに薬を補充したくてオンライン診療を利用しました。今の状態を伝えると、医師がこれまでの治療に沿って処方してくれて安心でした。待合室で長く待つこともなく、保険適用で受けられた点もありがたかったです。
子どもの頃からアトピーと付き合っていて、症状が安定してからはオンラインで継続管理しています。忙しい平日でも夜に受診でき、いつもの外用薬をそのまま出してもらえました。急に悪化したときは対面に切り替える、と説明があった点も信頼できました。
受診に関するよくある質問
治療は「薬物療法」「スキンケア(保湿)」「悪化因子への対策」の3つを組み合わせて行います。炎症を抑える外用薬で湿疹を落ち着かせ、保湿で皮膚のバリア機能を補い、ダニや汗・乾燥などの悪化因子を避けることが基本です。症状が重い場合は内服薬や注射薬が検討されることもあります。目標は症状を抑えて日常生活に支障のない状態を保つことで、治療内容は重症度や年齢に応じて医師が判断します。
軽い乾燥に対する市販の保湿剤が役立つこともありますが、症状が続く・広がる・繰り返す場合は、自己判断で市販薬を使い続けず医療機関での相談をおすすめします。よく似た別の皮膚の病気のこともあり、炎症を抑える薬は症状に応じた使い分けが必要です。使い方を誤ると悪化することもあるため、医師にご相談ください。
一般的には皮膚科が窓口になります。お子さんの場合は小児科でも相談できます。目のまわりの症状が強く見え方に不安があるときは、眼科の受診が必要になることもあります。どこを受診すべきか迷う場合は、まず皮膚科でご相談ください。
ステロイド外用薬は炎症を抑える治療の中心のひとつで、医師の指示に沿って適切に使うことが大切です。症状の部位や程度に応じて強さを使い分け、良くなったからと自己判断で急にやめると再び悪化することがあります。使い方や不安な点は医師や薬剤師にご相談ください。
入浴後はできるだけ早く、皮膚が少しテカる程度にたっぷり保湿剤を塗ることが一般的にすすめられます。洗うときはよく泡立てた石けんで手を使ってやさしく洗い、こすらずぬるま湯ですすぎます。症状が改善した後も保湿を続けることが再燃を防ぐうえで大切です。自分に合った保湿剤については医師にご相談ください。
乳幼児期に多い病気ですが、成人になっても続いたり、いったん落ち着いた後に再びあらわれたりすることがあります。成人では顔や首、上半身に症状が出やすい傾向があります。かゆみのある湿疹が続く場合は、年齢にかかわらず医療機関でご相談ください。
お子さんや妊娠中の方でも治療の対象になりますが、年齢や体の状態によって使える薬や使い方に配慮が必要です。乳幼児では早い時期からのスキンケアや保湿が役立つとされています。お子さんや妊娠中・授乳中の方の治療は、自己判断せず医療機関でご相談ください。
アトピー性皮膚炎そのものが人にうつることはありません。ただし、皮膚のバリア機能が低下しているため、とびひ(伝染性膿痂疹)やヘルペスなどの感染症を合併することがあり、これらは人にうつる場合があります。皮疹が急に広がる・膿を伴う・発熱するといったときは、早めに受診してください。
掻き続けると湿疹が広がり、皮膚が厚く硬くなってかゆみと掻破の悪循環に陥ることがあります。また、とびひやカポジ水痘様発疹症などの感染症、顔の症状が重い場合には白内障・網膜剥離などの眼の合併症を起こすことがあります。症状が続く場合は放置せず、医師にご相談ください。
乳児では特定の食物が症状に関わることがあるとされていますが、関与の有無は一人ひとり異なります。自己判断で食事を制限すると栄養が偏るおそれがあるため、食物との関係が気になる場合は、医師の診察を受けて判断してもらうことが大切です。
発熱を伴って水ぶくれやただれが急に広がるとき、皮膚の広い範囲が真っ赤になり全身のだるさを伴うとき、膿やかさぶたが増えて強い痛みや発熱があるとき、ものがかすむ・視野が欠けるなど見え方に異常があるときは、重い合併症のおそれがあるため、すぐに対面での受診をご検討ください。これらはオンライン診療では対応できません。
すでに診断され症状が安定している方の経過観察や、保湿・スキンケアの相談、外用薬の使い方に関する相談などにオンラインで対応できる場合があります。ただし初めての診断や、症状が重い・急に悪化した場合、皮膚を直接見る必要がある場合、危険なサインがある場合は対面受診が必要です。詳しくは受診の流れをご覧ください。
体質が関わる慢性の病気のため、根本から治しきることが難しい場合もありますが、適切な治療とスキンケアを続けることで、症状の落ち着いた状態(寛解)を保つことを目指せます。乳幼児期に発症しても年齢とともに落ち着いていくことがあります。経過には個人差があるため、見通しは医師にご確認ください。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024(日本皮膚科学会・日本アレルギー学会)
- アトピー性皮膚炎/Q&A|日本アレルギー学会
- 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎の定義・診断基準」|日本アトピー協会
- アトピー性皮膚炎|アレルギー疾患情報サイト 千葉大学病院
- アトピー性皮膚炎と目|日本眼科医会
- アトピー性皮膚炎の疫学・病態|マルホ
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
つらい症状は、
そのままにしない。
アプリ不要・予約不要。問診に答えるだけで、朝10時〜夜22時いつでも受診できます。
本日は休診中です受付時間 10:00〜22:00