1日200名以上の患者様に
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※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
虫刺されについて
- 蚊・ダニ・ノミ・ブユ・アブ・ハチ・ムカデ・毛虫などに刺される・咬まれることで、かゆみや赤み、腫れ、痛みが生じます。
- 症状は、刺された直後に現れる反応と、1〜2日たってから強くなる反応に分けられることがあります。
- 治療は、かゆみや炎症を抑える外用薬や内服薬が中心で、掻き壊しによる悪化を防ぐことが大切です。
- ハチ刺されなどで全身のじんましんや息苦しさが出た場合は、アナフィラキシーの可能性があり緊急対応が必要です。
- 症状が強いときや長引くとき、感染が疑われるときは、自己判断を続けず医療機関に相談してください。
虫刺されの症状
虫刺されの主な症状は、刺された部位のかゆみ、赤み、腫れ(膨疹)、痛みです。原因となる虫や体質によって、症状の強さや続く期間は異なります。反応の現れ方は大きく次のように整理されることがあります。
- 刺された直後に現れる反応:かゆみをともなう赤みや膨疹が生じ、比較的短時間でおさまることがあります。
- 時間をおいて現れる反応:刺されてから1〜2日たってから、赤み・腫れ・強いかゆみが現れ、数日から1週間ほど続くことがあります。
ハチ・アブ・ムカデなどでは刺された瞬間に強い痛みをともなうことがあり、毛虫(チャドクガなど)では細かいブツブツとした発疹と強いかゆみが広がることがあります。掻き壊すと、じくじくとした湿疹やしこりとして長く残ることもあります。
病型・タイプ
虫刺されの症状は、反応の現れ方によって次のように分けて説明されることがあります。感じ方には個人差があり、年齢や刺された回数によっても変わるとされています。
- 刺された直後に現れる反応(かゆみ・膨疹など)
- 時間をおいて現れる反応(赤み・腫れ・かゆみが後から強くなる)
初期症状・前兆
刺された直後は、かゆみや赤み、小さな膨疹(ふくらみ)から始まることが多いとされています。虫の種類によっては、刺された瞬間にチクッとした痛みを感じることもあります。時間の経過とともに赤みや腫れ、かゆみが強くなる場合もあるため、症状の変化に注意してください。
虫刺されの多くは、数日から1週間ほどで自然にやわらいでいくとされています。一方で、かゆみのために掻き壊すと、湿疹化して治りが長引いたり、しこりや色素沈着が残ったりすることがあります。また、掻き壊した部位から細菌が入ると、とびひ(伝染性膿痂疹)や患部が赤く腫れて熱をもつ感染(蜂窩織炎など)を起こすことがあります。症状が広がる・悪化する場合は、医療機関に相談してください。
虫刺されの原因
主な原因は、蚊・ノミ・ダニ・ブユ(ブヨ)・アブ・ハチ・ムカデ・毛虫などの虫に刺されたり咬まれたりした際に、虫の唾液や毒の成分が皮膚に入ることです。これらの成分に対して、体がアレルギー反応や刺激反応を起こすことで、かゆみや赤み、腫れ、痛みが生じると考えられています。
病態メカニズム
虫が皮膚を刺す・咬む際に注入する唾液や毒の成分に対して、体の免疫が反応することで炎症が起こると考えられています。この反応には、刺された直後に現れるものと、時間をおいてから現れるものがあるとされ、刺された回数や年齢、体質によって現れ方が変わるとされています。
なりやすい人・リスク要因
屋外での活動やレジャー、草むら・やぶ・水辺などに立ち入る機会が多いと、虫に刺されやすくなるとされています。露出の多い服装も刺されやすさに関わると考えられています。反応の強さには体質や年齢による個人差があります。詳しい背景や対処については、医師に相談しながら考えていくことがすすめられます。
虫刺されの診断・検査
診断は、問診と皮膚の状態を診る視診が基本になります。刺された状況(いつ・どこで・どんな虫か)、症状の経過を確認します。似た症状を示す他の皮膚の病気との見分けや、感染の有無を確認するために追加の診察・検査が行われることもあります。診断は医師の総合的な判断によります。
似た疾患・鑑別
虫刺されと似た症状を示す皮膚の状態もあり、見分け(鑑別)が大切とされています。たとえば、じんましん、接触皮膚炎(かぶれ)、湿疹、とびひ(伝染性膿痂疹)、帯状疱疹などが挙げられます。同じようなかゆみや赤みでも原因が異なることがあるため、症状が続く場合や広がる場合は医療機関で相談してください。
虫刺されの治療・治し方
虫刺されの治療は、かゆみや炎症を抑えることが中心になります。一般に、炎症を抑える外用薬(ステロイド外用薬など)や、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬などの内服薬が用いられます。掻き壊しによる悪化や感染を防ぐことも大切で、患部を清潔に保ちます。掻き壊しから細菌感染を起こした場合には、感染に対する治療が行われることがあります。どの薬や治療が適するかは、症状や年齢、体質をふまえた医師の診察・判断によります。
急性期・発作時の治療
刺された直後は、患部を清潔にし、かゆみや腫れが強いときは冷やすことが一般的にすすめられています。掻くと悪化しやすいため、なるべく掻かないようにします。ハチに刺された場合は、その場を離れて安全を確保し、患部を冷やします。全身のじんましんや息苦しさ、めまいなどが現れた場合は、アナフィラキシーの可能性があるため、ただちに救急の対応(119番など)を検討してください。
予防・慢性期の治療
掻き壊して湿疹化した部分やしこりが残った場合には、外用薬などで炎症を抑えながら、経過をみていくことがあります。症状がなかなか改善しない場合や繰り返す場合は、自己判断を続けず医療機関に相談し、必要な治療や予防について相談してください。継続や見直しは医師が判断します。
日常のセルフケアとして、次のような点が一般的に紹介されています。ただしセルフケアだけで対応しようとせず、症状が強いときや長引くとき、感染が疑われるときは医療機関に相談してください。
- かゆみや腫れが強いときは、患部を冷やして刺激を避けます。
- 掻くと悪化しやすいため、なるべく掻かないようにし、爪を短く保ちます。
- 患部を清潔に保ち、掻き壊しによる細菌感染を防ぎます。
- 市販のかゆみ止めを使う場合も、症状が改善しないときや広がるときは使い続けず、医療機関に相談します。
予防・生活習慣
虫刺されを避けるためには、次のような対策が一般的にすすめられています。屋外では肌の露出を控える、虫よけ剤を活用する、草むらややぶ、水辺など虫の多い場所ではとくに注意する、といった工夫が役立つとされています。ハチについては、刺激せず、近づけないようにすることが大切とされています。虫よけ剤は、製品の使用方法や対象年齢の表示を確認して使用してください。
治療期間・見通し
症状が続く期間には個人差があります。軽い虫刺されの多くは、数日から1週間ほどでやわらいでいくとされています。一方で、掻き壊して湿疹化したり感染を起こしたりすると、治るまでに時間がかかることがあります。見通しについては症状によって異なるため、長引く場合は医師に相談してください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
かゆみや腫れが強い場合、症状が数日たっても改善しない・広がる場合、掻き壊して膿んだり熱をもったりしている場合は、皮膚科などの医療機関への相談が目安になります。乳幼児や、刺された部位が広い場合、毒をもつ虫(ハチ・ムカデ・毛虫など)に刺された場合も、我慢せず受診を検討してください。受診の目安や流れについては受診の流れもご確認ください。
次のような症状があるときは、アナフィラキシーなど命に関わる状態や、急いで対応が必要な状態の可能性があります。オンラインでの相談にとどめず、ただちに救急の対応(119番など)や対面での受診を検討してください。判断に迷う場合も医療機関にご相談ください。
- ハチなどに刺された後に、全身のじんましん、唇や顔・まぶたの腫れ、息苦しさ・ゼーゼーする、声のかすれが現れた。
- 刺された後に、めまい・冷や汗・動悸・意識がもうろうとする・気を失うなどの症状がある。
- 過去にハチ刺されなどで強いアレルギー症状(アナフィラキシー)を起こしたことがある人が、再び刺された。
- 口の中やのどを刺され、腫れて息苦しさや飲み込みにくさがある。
- 刺された部位が急速に赤く腫れて熱をもつ、強い痛み・膿・発熱をともなうなど、感染が疑われる。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、次のような対応が期待できます(保険適用となる範囲は医師の判断によります)。
- 刺された状況や症状についての問診・相談
- かゆみや炎症を抑える薬に関する相談や、軽症の場合の外用薬・内服薬の処方など
- 掻き壊しを防ぐためのケアや、日常生活での注意点についての生活指導
費用や保険については料金・保険もご確認ください。
対面受診が必要なケース
次のような場合は、対面での受診や救急の対応が必要になることがあります。
- 全身のじんましん・息苦しさ・めまいなど、アナフィラキシーが疑われる症状があるとき。
- ハチ・ムカデ・毛虫など毒をもつ虫に刺され、症状が強いときや初めてで精査が必要なとき。
- 患部が赤く腫れて熱をもつ、膿む、発熱をともなうなど、感染が疑われるとき。
- 症状が重い、広範囲にわたる、または他の皮膚の病気との見分けのために直接の診察・検査が必要なとき。
費用の目安
虫刺されの診察や、かゆみ・炎症を抑える薬の多くは、健康保険の適用対象とされています。自己負担額は、診察内容や処方される薬によって異なります。オンライン診療では別途システム利用料などがかかる場合があります。具体的な費用は料金・保険や医療機関にご確認ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
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対面診療の違い
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ヒドロコルチゾンの詳細はこちら›かゆみの原因となるヒスタミンの働きを抑える外用抗ヒスタミン薬です。虫刺されや汗疹によるかゆみ・赤みに用いられ、患部に塗って使います。かゆい時に手軽に使えるのが特長です。
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虫刺されで利用された
患者様の声
キャンプでブヨに刺され、翌日に足がパンパンに腫れてかゆみも強く、歩くのもつらい状態でした。近くの皮膚科が休診でしたが、ClinicSpotなら休日でも受診でき、外用薬をすぐ処方してもらえました。悪化する前に治療できて安心でした。
毎年夏に蚊に刺されると大きく腫れる体質で、市販薬では追いつきませんでした。オンライン診療で相談したところ、保険適用でしっかり効く塗り薬と飲み薬を出してもらえました。通院せずに済み、翌日には薬が届いて助かりました。
ダニに刺されたのか、脇腹に赤いブツブツが並んで出て、かゆくて夜も眠れませんでした。予約不要でスマホから受診でき、掻かないためのアドバイスと外用薬をもらえました。症状の写真を見せて相談できたので、状態を伝えやすかったです。
受診に関するよくある質問
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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