1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
性器ヘルペスについて
性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって、性器やその周辺に痛みやかゆみを伴う小さな水ぶくれ(小水疱)や浅い潰瘍ができる性感染症です。原因となるウイルスには1型(HSV-1)と2型(HSV-2)があり、性器ヘルペスの多くは2型によって起こりますが、オーラルセックスなどを通じて口唇ヘルペスの原因である1型が性器に感染することもあります。ウイルスは一度感染すると神経節に潜伏し、疲れやストレスなどで免疫が低下したときに再び症状があらわれる(再発する)ことがあります。感染症法では4類感染症(定点把握疾患)に位置づけられています。診断や治療は、医師の診察・判断によって行われます。
- 単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染により、性器やその周辺に水ぶくれや浅い潰瘍ができる性感染症です。
- 初めての感染(初感染)では症状が強く、発熱や強い痛みを伴うことがある一方、再発時は比較的軽いとされています。
- ウイルスは神経節に潜伏し、疲れやストレス、月経などで免疫が下がると再発することがあります。
- 治療は抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)の内服が中心で、保険が適用されます。
- 繰り返し再発する場合には、再発抑制療法などの選択肢があります。
性器ヘルペスの症状
性器ヘルペスの主な症状は、性器やその周辺、おしり、太ももなどにできる、痛みやかゆみを伴う小さな水ぶくれ(小水疱)や、それが破れてできる浅い潰瘍です。水ぶくれが破れると、排尿時に強い痛みが生じることがあります。
初めての感染(初感染・急性型)では症状が強くあらわれやすく、外陰部の不快感やかゆみなどの前ぶれの後に、発熱、全身のだるさ、足の付け根(そけい部)のリンパ節の腫れ、強い痛みなどを伴って、多発する潰瘍や小水疱が急に出現するとされています。この場合、治るまでに2〜4週間かかることがあります。一方、再発の場合は症状が軽いことが多く、1週間以内に治まることが多いとされています。症状のあらわれ方には個人差があり、評価は医師の診察・判断によります。
病型・タイプ
性器ヘルペスは、症状のあらわれ方から大きく分けられます。「急性型(初感染)」は初めて感染して発症するもので、症状が強くあらわれやすいとされています。「再発型」は、神経節に潜伏していたウイルスが再活性化して症状があらわれるもので、比較的軽症で経過することが多いとされています。このほか、過去に感染した人が免疫の低下したときに症状化する「誘発型」があるとされています。どの型にあたるかは、医師の診察・判断によります。
初期症状・前兆
再発の際には、症状が出る前に前ぶれ(前駆症状)を感じることがあるとされています。具体的には、性器のチクチク・ヒリヒリとした感覚、太ももや足の付け根のビリビリとした神経の痛み、腰がつるような痛みなどが知られています。こうした前ぶれに続いて、水ぶくれや潰瘍があらわれることがあります。前ぶれの段階で早めに対応することが再発の管理につながる場合があるため、気になる症状があるときは医療機関に相談してください。
性器ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスは、一度感染すると生涯にわたって神経節に潜伏し、免疫が低下したときに再発を繰り返すことがあります。再発の頻度には個人差があり、年に1回程度から毎月程度までさまざまと報告されています。まれに髄膜炎などを合併することがあるほか、性器の潰瘍があるとほかの性感染症にかかりやすくなるとされています。妊娠中の女性では、出産時に症状(ウイルスの排出)があると、赤ちゃんに感染して重い新生児ヘルペスを起こす危険性が指摘されています。放置した場合の経過には個人差があり、医師の診察・判断によります。
性器ヘルペスの原因
性器ヘルペスの原因は、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染です。HSVには1型(HSV-1)と2型(HSV-2)があり、性器ヘルペスの多くは2型によって起こるとされていますが、口唇ヘルペスの原因である1型も、オーラルセックスなどを通じて性器に感染することがあります。主な感染経路は性行為で、相手の性器に明らかな症状がある場合だけでなく、症状がなくても粘膜や分泌液の中にウイルスがいる場合には感染することがあるとされています。また、ウイルスが付着したタオルや便座などを介して感染する可能性も指摘されています。原因の評価は、医師の診察・判断によります。
病態メカニズム
単純ヘルペスウイルスは、皮膚や粘膜から感染したのち、知覚神経を上っていき、口の周りでは三叉神経節、性器の周りでは仙髄(せんずい)神経節に入り込んで潜伏した状態になるとされています。潜伏したウイルスは、風邪や発熱、月経、疲れ、ストレスなどで免疫の働きが低下したときに再び活性化し、神経を伝って皮膚や粘膜に戻ることで、再発の症状を起こすと考えられています。
なりやすい人・リスク要因
性器ヘルペスは、性行為によって感染する性感染症です。ウイルスを排出している相手との性的接触があると感染する可能性があり、症状のない相手からも感染することがあるとされています。また、すでに感染している人では、風邪や発熱、月経、疲れ、ストレスなどで免疫が低下したときに再発しやすいとされています。あてはまる場合でも発症・再発するとは限らず、心配な場合は医師に相談してください。
性器ヘルペスの診断・検査
性器ヘルペスの診断では、症状や経過についての問診と、水ぶくれや潰瘍の状態を確認する視診が行われます。診断を確かめるために、病変からのウイルス分離検査や、蛍光抗体法によるウイルスの型の同定、血液による型特異的な抗体検査などが行われることがあります。どの検査を行うかは、症状や状況をふまえて医師が判断します。
似た疾患・鑑別
性器やその周辺の水ぶくれ・潰瘍・痛みは、性器ヘルペス以外の病気でも起こることがあります。梅毒などほかの性感染症でも性器に潰瘍ができることがあり、見分けるには医師の診察や検査が必要です。症状が似ていても原因や治療が異なることがあるため、自己判断せず、医療機関で確認することがすすめられます。判断は医師の診察・判断によります。
性器ヘルペスの治療・治し方
性器ヘルペスの治療は、抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)の内服が中心となります。これらの薬はウイルスの増殖を抑えることで症状の改善を図るもので、性器ヘルペスの治療として保険が適用されます。塗り薬は表面のウイルスにしか作用しないため、塗り薬だけでの治療は推奨されていないとされています。初感染で症状が重い場合や免疫が低下している場合には、点滴による治療が行われることもあります。また、再発を繰り返す場合には再発抑制療法などの選択肢があります。どの治療を行うかは、症状や体の状態をふまえて医師が判断します。
急性期・発作時の治療
症状が出ている急性期や再発時には、抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)の内服が行われます。急性期には5日分程度の内服が行われることが一般的とされています。症状が強い初感染や免疫が低下している場合には、点滴による全身療法が行われることもあります。使用する薬や量、期間は、症状や体の状態をふまえて医師が判断します。前ぶれの段階で早めに治療を始めることが管理につながる場合があるため、症状に気づいたら早めに相談してください。
予防・慢性期の治療
再発を繰り返す場合には、再発を抑えるための治療が検討されます。免疫が正常な方で、おおむね年6回以上再発する場合には、バラシクロビルを毎日内服して再発を抑える「再発抑制療法」が選択肢となります。また、前ぶれや症状が出はじめた時点で患者さん自身が早めに薬を服用する方法(PIT/再発性ヘルペスに対する早期治療)が用いられることもあります。どの方法が適しているかは、再発の頻度や症状の程度、体の状態をふまえて医師が判断します。
セルフケアとしては、バランスのよい食事や十分な睡眠をとり、適度な運動でストレスをやわらげるなど、免疫の働きを保つ生活の工夫が知られています。症状があるときは、患部を石けん(ボディソープ)でやさしく洗って清潔に保つことがすすめられます。症状が出ている間はウイルスがうつりやすいため、性的接触を控えることも大切です。ただし、セルフケアだけで対処しようとせず、水ぶくれや潰瘍、排尿時の痛みなどの症状があるときや、再発を繰り返すときは、医療機関を受診してください。
予防・生活習慣
性器ヘルペスの予防には、ウイルスを排出している相手との直接の性的接触を避けることが基本とされ、コンドームの使用がすすめられます。ただし、コンドームで覆われていない部分の接触では感染することがあります。症状のない相手からも感染することがあるため、完全に防ぐことは難しいとされています。現在、有効なワクチンは開発されていません。すでに感染している方では、疲れやストレスをためない、十分な睡眠をとるなど、免疫を保つ生活が再発の管理に役立つ場合があります。
治療期間・見通し
症状が治るまでの期間は病型によって異なり、初感染で症状が強い場合は2〜4週間程度、再発の場合は1週間以内に治まることが多いとされています。ただし、単純ヘルペスウイルスは治療後も神経節に潜伏し続けるため、症状が治まっても再発することがあります。再発の頻度には個人差があり、繰り返す場合は再発抑制療法などで管理していくことがあります。見通しや治療期間は、症状や体の状態によって異なり、医師の診察・判断によります。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
性器やその周辺に、痛みやかゆみを伴う水ぶくれや潰瘍ができた、排尿時に強い痛みがある、性器のチクチク・ヒリヒリとした前ぶれを感じるといった場合は、早めの受診を検討してください。性感染症は自然に治ったように見えても再発することがあり、パートナーへの感染にも関わります。特に、妊娠中の方や、再発を繰り返す方は、医療機関に相談することがすすめられます。受診の要否は医師の判断によります。
次のような場合は、重い状態や緊急の対応が必要な状態が隠れている可能性があります。ためらわずに医療機関を受診するか、状況に応じて救急要請を検討してください。
- 強い頭痛や発熱、首のこわばり、吐き気などがあるとき(髄膜炎などを合併している可能性があります)
- 強い痛みや腫れのために尿が出せない・出しにくいとき(排尿の障害があらわれることがあります)
- 妊娠中に性器ヘルペスの症状があらわれたとき、または出産が近い時期に症状があるとき(赤ちゃんに感染して重い新生児ヘルペスを起こす危険があるため、早急に産科の主治医に相談してください)
- 免疫を抑える治療を受けている、または免疫の低下する病気がある方で、症状が広がる・治りにくいとき
オンライン診療でできること
オンライン診療では、性器ヘルペスの症状の相談や、状態に応じた抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)の処方、生活面でのアドバイスに対応できる場合があります。特に、過去に性器ヘルペスと診断されたことがあり、再発の前ぶれや症状に気づいた方が早めに相談したい場合や、再発抑制療法を続けている方の継続的な相談に向いています。性器ヘルペスの治療として処方される場合は保険が適用されることがあります。対応できる範囲は症状や医師の判断によります。詳しくは受診の流れをご覧ください。
対面受診が必要なケース
次のような場合は、対面での診察や検査が必要になることがあります。初めて性器に水ぶくれや潰瘍ができ、原因を詳しく調べる必要があるとき、ウイルス検査などで確認が必要なとき、症状が強い初感染や、症状が広がっている・治りにくいとき、髄膜炎を思わせる症状や排尿の障害など危険なサインがあるとき、妊娠中の方などです。これらの場合は、医師の案内に従って対面の医療機関を受診してください。
費用の目安
性器ヘルペスの診察や治療は、保険が適用される場合があります。抗ヘルペスウイルス薬も、性器ヘルペスの治療として処方される場合は保険適用の対象となります。自己負担額は、加入している公的医療保険の負担割合や、行う検査・処方内容によって異なります。オンライン診療では、診察料のほか、薬の費用や配送料などがかかることがあります。具体的な費用は診療内容によって変わるため、料金のページをご確認ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
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思い当たるものが1つでもあれば性器ヘルペスの可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
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オンライン診療と
対面診療の違い
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※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
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診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
ヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。口唇ヘルペスや性器ヘルペスの治療に用いられ、ピリピリ・水ぶくれといった症状の悪化を抑えます。早めの服用開始が回復の鍵となります。
アシクロビルの詳細はこちら›体内でアシクロビルに変化してヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。1日2回の服用で済み、口唇ヘルペスや性器ヘルペスの治療に用いられます。早めの服用開始が回復の鍵です。
バラシクロビルの詳細はこちら›バルトレックスは体内でアシクロビルに変わり、ヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬(バラシクロビル)です。1日2回の服用で口唇・性器ヘルペスの治療に用いられます。
バルトレックスの詳細はこちら›ヘルペスウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬で、前駆症状が出た時に1回だけ服用するPIT療法に用いられます。腎機能に左右されにくく、飲む回数が少ないのが特長です。早期服用が効果の鍵です。
アメナメビルの詳細はこちら›ヘルペスウイルスの増殖を抑えるヘリカーゼ・プライマーゼ阻害薬です。ピリピリといった前駆症状の段階で服用するPIT療法により、口唇ヘルペスの再発時の症状緩和を目指します。
アメナリーフの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
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性器ヘルペスで利用された
患者様の声
以前診断された性器ヘルペスが疲れたときに再発し、また病院かと憂うつでした。オンラインなら通院せず、あの独特の違和感が出た時点ですぐ相談でき、抗ウイルス薬を早めに飲み始められました。お薬も自宅に届くので、人目を気にせず対処できて助かっています。
再発を繰り返していて、そのたびに受診の時間を作るのが大変でした。スマホから医師に相談でき、これまでの経過を踏まえて抗ウイルス薬を処方してもらえたのが本当に楽でした。デリケートな悩みも画面越しなら話しやすく、早めに治療を始められて安心しました。
初めて症状が出たときは不安で対面受診しましたが、その後の再発はオンラインで対応してもらえて助かっています。前兆のピリピリを感じた段階で相談でき、すぐお薬を届けてもらえるので悪化を抑えられます。忙しくても放置せず対処できるのがありがたいです。
受診に関するよくある質問
性器ヘルペスの治療には抗ヘルペスウイルス薬の内服が中心となり、医師の処方が必要です。塗り薬は表面のウイルスにしか作用せず、塗り薬だけでの治療は推奨されていないとされています。市販薬で自己判断せず、症状があるときは医療機関を受診してください。使用の可否は医師の判断によります。
性器ヘルペスは、皮膚科や泌尿器科、婦人科などで相談できます。初めての症状で原因を調べる場合は対面の受診がすすめられますが、過去に診断されたことがあり再発の前ぶれや症状に気づいた場合や、再発抑制療法の継続相談には、オンライン診療も選択肢になります。まずは受診の流れをご覧ください。
治るまでの期間は病型によって異なります。初感染で症状が強い場合は2〜4週間程度、再発の場合は1週間以内に治まることが多いとされています。ただし、ウイルスは治療後も神経節に潜伏し続けるため、症状が治まっても再発することがあります。経過には個人差があり、見通しは医師の診察・判断によります。
単純ヘルペスウイルスは一度感染すると神経節に潜伏し、疲れやストレス、月経などで免疫が低下したときに再発することがあります。再発の頻度には個人差があります。おおむね年6回以上再発する場合には、バラシクロビルを毎日内服する再発抑制療法が選択肢となります。管理の方法は、再発の頻度や症状をふまえて医師が判断します。
症状が出ている間はウイルスがうつりやすいため、性的接触を控えることが大切です。予防にはコンドームの使用がすすめられますが、覆われていない部分の接触では感染することがあり、症状のないときにも感染する可能性があります。パートナーに症状がある場合は、一緒に医療機関へ相談することも検討してください。
妊娠中の方は、症状に気づいたら早めに産科の主治医に相談してください。出産が近い時期に症状(ウイルスの排出)があると、赤ちゃんに感染して重い新生児ヘルペスを起こす危険が指摘されているため、対応の判断が重要になります。妊娠中の治療や出産方法は、体の状態をふまえて医師が判断します。
症状の相談や、状態に応じた抗ヘルペスウイルス薬の処方は、オンライン診療で対応できる場合があります。特に、過去に診断されたことがあり再発の前ぶれや症状に気づいた方や、再発抑制療法を続けている方の相談に向いています。ただし、初めての症状で原因を調べる場合や、症状が強い場合、危険なサインがある場合、妊娠中の方は対面での受診が必要です。対応範囲は医師の判断によります。
性器ヘルペスの診察や治療は、保険が適用される場合があります。抗ヘルペスウイルス薬も、性器ヘルペスの治療として処方される場合は保険適用の対象となります。自己負担額は保険の負担割合や検査・処方内容によって異なり、オンライン診療では薬の費用や配送料がかかることがあります。詳しくは料金のページをご確認ください。
抗ヘルペスウイルス薬による治療をしなくても症状がいったん治まることはありますが、ウイルスは神経節に潜伏し、再発を繰り返すことがあります。まれに髄膜炎などを合併することがあり、性器の潰瘍があるとほかの性感染症にかかりやすくなるとされています。パートナーへの感染にも関わるため、症状があるときは受診してください。経過は医師の診察・判断によります。
性器やその周辺に水ぶくれや潰瘍ができた、排尿時に強い痛みがある、前ぶれを感じるといった場合は受診を検討してください。特に、強い頭痛や発熱・首のこわばりがあるとき、尿が出せないとき、妊娠中に症状があるときは、すぐに医療機関を受診してください。危険なサインがあるときは、状況に応じて救急要請も検討してください。
初めての感染(初感染・急性型)では症状が強くあらわれやすく、発熱や全身のだるさ、リンパ節の腫れ、強い痛みを伴って多発する潰瘍や水ぶくれが出ることがあり、治るまでに2〜4週間かかることがあります。再発の場合は症状が軽いことが多く、1週間以内に治まることが多いとされています。症状のあらわれ方には個人差があります。
再発の前には、性器のチクチク・ヒリヒリとした感覚や、太もも・足の付け根のビリビリとした神経の痛み、腰がつるような痛みなどの前ぶれを感じることがあるとされています。前ぶれの段階で早めに治療を始めることが再発の管理につながる場合があるため、気になる症状があるときは早めに相談してください。
バランスのよい食事や十分な睡眠、適度な運動でストレスをやわらげるなど、免疫の働きを保つ生活の工夫が知られています。症状があるときは患部をやさしく洗って清潔に保ち、性的接触を控えることが大切です。セルフケアだけで対処しようとせず、症状があるときや再発を繰り返すときは医療機関を受診してください。
原因となる単純ヘルペスウイルス(HSV)には1型(HSV-1)と2型(HSV-2)があります。性器ヘルペスの多くは2型によって起こるとされていますが、口唇ヘルペスの原因である1型も、オーラルセックスなどを通じて性器に感染することがあります。どちらのウイルスかは、必要に応じて検査で調べられます。
症状や経過の問診と、水ぶくれや潰瘍の状態を確認する視診が行われます。診断を確かめるために、病変からのウイルス分離検査や、ウイルスの型の同定、血液による抗体検査などが行われることがあります。どの検査を行うかは、症状や状況をふまえて医師が判断します。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- 性器ヘルペスウイルス感染症(詳細版)|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
- 性器ヘルペスウイルス感染症|東京都性感染症ナビ
- 性器ヘルペスにお悩みの方へ|ワッツヘルペス(マルホ株式会社)
- 性感染症 診断・治療ガイドライン 性器ヘルペス|日本性感染症学会
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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