1日200名以上の患者様に
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※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
イライラについて
イライラとは、物事が思うようにいかなかったり不快なことがあったりして神経が高ぶり、いらだっている状態をいいます。医学的には、ささいなことで不機嫌になることを「易刺激性(いしげきせい)」、怒りっぽいことを「易怒性(いどせい)」と呼びます。イライラは多くの人が日常的に経験する一般的な反応で、その多くはストレスや疲れ、環境などによる一時的なものです。一方で、イライラが収まらない、くり返す、自分では理解していても抑えられないといった状態が続く場合には、女性ホルモンの変動や、こころの病気、脳の病気など、背景に何らかの体や心の不調が関わっていることもあります。イライラそのものは病名ではなく、さまざまな原因によって起こる症状であり、背景に治療が必要な状態がないかの見きわめや対応の要否は、医師の診察・判断によります。
- イライラは、神経が高ぶっていらだっている状態を指す症状で、多くの人に起こりうる一般的な反応です。
- その多くはストレスや疲れによる一時的なものですが、月経前・妊娠中・更年期などの女性ホルモンの変動が関わることもあります。
- 双極性障害や統合失調症などのこころの病気、脳卒中や認知症などの脳の病気が背景にあることもあります。
- イライラが数か月続く、くり返す、自分では抑えられないといった場合は、かかりつけ医や精神科・心療内科への相談が目安になります。
- 背景に治療が必要な状態がないかの見きわめや、対応の方針は医師が判断します。
イライラの症状
イライラの中心となるのは、ささいなことで不機嫌になる(易刺激性)、ちょっとしたことで怒りっぽくなる(易怒性)といった、感情が高ぶって落ち着かない状態です。以前は気にならなかったことにいらだつ、カッとなりやすくなる、といった変化としてあらわれることもあります。
イライラには、その背景に応じてさまざまな症状がともなうことがあります。たとえば、不安感や気分の落ち込み、不眠がみられることがあり、女性ホルモンの変動が関わる場合には、のぼせやほてり、下腹部の張りや頭痛などをともなうこともあります。甲状腺のはたらきが高まる病気では、動悸や体重の減少、手の震えなどをともなうことがあります。ともなう症状は原因によって異なるため、気になる症状が続く場合は自己判断せず、医療機関にご相談ください。
病型・タイプ
イライラは一つの病名ではなく、さまざまな原因によって起こる症状です。背景としては、次のようなものが挙げられます。
- 精神的ストレス:物事が思うようにいかない状況や、疲れ・環境の変化などによる一時的ないらだち。
- ホルモンバランスの変動:女性では月経前・妊娠中・更年期、男性では加齢にともなう男性ホルモンの低下(男性更年期)が関わることがあります。
- こころの病気:双極性障害、統合失調症、依存症など。
- 脳の病気やけが:脳卒中、低酸素脳症、脳炎、認知症、発達障害、けがによる高次脳機能障害など。
どの背景が関わっているかの判断は、医師の診察によります。
初期症状・前兆
イライラは、以前はささいなことと感じていた出来事に不機嫌になる、ちょっとしたことで怒りっぽくなる、落ち着かない、といった変化としてあらわれはじめることがあります。とくに、これまでと様子が変わってイライラしやすくなった、以前は気にならなかったことでカッとなるようになった、という変化は、背景に何らかの不調が関わっているサインのことがあります。こうした変化が続く場合は、早めに医療機関に相談することがすすめられます。気づきや受診の要否は医師の判断によります。
イライラの多くは一時的なもので、原因となるストレスや疲れが和らぐことで落ち着いていきます。一方で、背景に女性ホルモンの変動やこころの病気、脳の病気などがある場合、それを見逃したまま過ごすと、背景の病気そのものが進んだり、対人関係や仕事・家庭生活に支障が生じたりすることがあります。また、イライラが続くうちに、気分の落ち込みや不安が強まることもあります。認知症などでは、攻撃的な言動や性格の変化が初期のサインとしてあらわれることもあるとされています。イライラが長引く・くり返す場合は放置せず、医師にご相談ください。
イライラの原因
イライラの原因はさまざまで、複数の要因が重なることもあります。おもなものとして、まず、物事が思うようにいかない状況や疲れ、環境の変化などによる精神的ストレスがあります。次に、ホルモンバランスの乱れがあり、女性では月経前や妊娠中、更年期に女性ホルモン(エストロゲン)の変動が、男性では加齢にともなう男性ホルモンの低下が関わることがあります。さらに、双極性障害・統合失調症・依存症などのこころの病気や、脳卒中・低酸素脳症・脳炎・認知症・発達障害などの脳の病気、けがによる高次脳機能障害が原因となることもあります。何が関わっているかの評価は、医師の診察・判断によります。
病態メカニズム
イライラが起こる詳しいしくみは背景によって異なりますが、ストレスや女性ホルモンの変動などが、自律神経のはたらきや脳のはたらきに影響し、感情が高ぶって落ち着かない状態としてあらわれると考えられています。たとえば更年期では、加齢によってエストロゲンの分泌が低下することに加え、心的ストレスや環境の変化などが重なって、イライラなどの精神神経症状が生じるとされています。背景に脳の病気やホルモンの病気がある場合には、それぞれの病気に応じたしくみが関わります。
なりやすい人・リスク要因
次のような方は、イライラが起こりやすい状況にあると考えられます。
- 強いストレスや疲れ、環境の変化が重なっている方
- 月経前・妊娠中・更年期など、女性ホルモンの変動がある女性
- 加齢にともない男性ホルモンが低下する年代の男性(男性更年期)
- 双極性障害・統合失調症・依存症などのこころの病気がある方
- 脳卒中・認知症・発達障害など、脳に関わる状態がある方
これらにあてはまるからといってイライラが強くなるとは限りませんが、イライラが続く場合は医師にご相談ください。
イライラの診断・検査
イライラを主な訴えとして受診した場合、医師はまず問診で、いつから・どのようなときにイライラするか、生活やストレスの状況、月経周期や年齢との関係、ほかの症状の有無などをていねいに確認します。そのうえで、背景に体の病気が隠れていないかを調べるため、必要に応じて血液検査(甲状腺のはたらきなどを含む)や、状況に応じた検査が行われることがあります。イライラそのものよりも、その背景に何があるかを見きわめることが大切とされ、どのような検査や評価を行うかは、症状や経過をふまえて医師が判断します。
似た疾患・鑑別
イライラや怒りっぽさは、さまざまな状態でみられます。背景として区別して考える必要があるものには、月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、更年期障害、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、双極性障害、統合失調症、うつ病、心的外傷後ストレス症(PTSD)、認知症、依存症などがあります。これらのどれにあたるか、あるいは一時的なストレス反応かを見分けるのは、症状の内容や続いている期間、ほかの症状との関係などをふまえた医師の診察によります。
イライラの治療・治し方
イライラへの対応は、その背景に応じて異なります。ストレスや疲れによる一時的なものであれば、休養や生活の調整、ストレスとの付き合い方の見直しといったセルフケアが基本になります。背景に月経前症候群や更年期障害など女性ホルモンの変動が関わる場合には、婦人科でホルモンに関わる治療や漢方薬などが検討されます。こころの病気や脳の病気、甲状腺の病気などが背景にある場合には、それぞれの病気に応じた治療が行われます。イライラを抑えることだけを目的にするのではなく、背景にある原因に合わせて対応することが大切とされ、治療の要否や方針は医師の診察・判断によります。
急性期・発作時の治療
その場で強いイライラを感じたときは、まずいったんその状況から離れて気持ちを落ち着ける、ゆっくりと腹式呼吸をくり返す、といった対処が役立つことがあります。無理に感情を抑えこもうとせず、いったん距離をとって休むことも大切です。ただし、こうした対処はあくまで一時的なもので、イライラがくり返す・長引く場合や、背景に病気が疑われる場合には、根本的な原因への対応が必要になります。強いイライラとともに、自分や他人を傷つけたい気持ちがあるときは、ためらわずに医療機関や相談窓口につながってください。
予防・慢性期の治療
イライラがくり返す場合や慢性的に続く場合は、背景にある原因に合わせた対応を続けることが中心になります。ストレスが関わる場合は、睡眠・休養・運動など生活の基本を整えながら、ストレスとの付き合い方を見直していきます。月経前症候群や更年期障害、甲状腺の病気、こころの病気などが背景にある場合は、それぞれの病気に応じた治療を継続します。経過をみながら、必要に応じて治療内容が調整されます。進め方は医師にご相談ください。
- 睡眠と休養を十分にとり、生活リズムを整えます。疲れがたまっているときは、無理をせず休むことが大切です。
- ウォーキングなどの軽い運動や有酸素運動を取り入れると、気分転換やストレス解消に役立つとされています。
- ゆっくりとした腹式呼吸や、音楽を聴く・歌う、気持ちを書き出すなど、自分に合った方法で心身を落ち着ける時間をもちます。
- つらいときは一人で我慢せず、信頼できる人に話を聞いてもらうことも、ストレスをやわらげる方法のひとつです。
- 月経前にイライラが強くなる場合は、症状の出る時期を記録しておくと、受診の際に役立ちます。
これらは一般的なセルフケアです。イライラが数か月続く、くり返す、自分では抑えられないといった場合や、背景の病気が心配な場合は、自己判断で様子をみずに医療機関を受診してください。
予防・生活習慣
イライラをためこみにくくするには、日ごろからストレスや疲れをためすぎない工夫が役立ちます。睡眠・休養を規則正しくとる、適度に体を動かす、気分転換やリラックスできる時間をもつ、一人で抱えこまずまわりの人に相談する、といったことが挙げられます。自分の心や体の変化に早めに気づき、無理を重ねる前に休むことも大切です。生活の工夫だけで十分に整わない場合や、イライラが続く場合は、医師に相談してください。
治療期間・見通し
イライラが落ち着くまでの期間は、背景にある原因によって大きく異なります。ストレスや疲れによる一時的なものであれば、原因が和らぐことで落ち着いていきます。月経前症候群では、月経が始まると症状が軽くなり、月経周期に合わせてくり返すのが特徴とされています。更年期にともなうものは、更年期の期間を通じて続くことがあります。背景にこころの病気や体の病気がある場合は、その治療の経過に応じて変わります。見通しには個人差があり、詳しくは医師にご確認ください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
イライラが収まらない、くり返す、自分では理解していても抑えられない、といった状態が数か月続いているときは、かかりつけ医や精神科・心療内科、公認心理師などに相談することが目安とされています。日常生活や仕事、対人関係に支障が出ている場合も、相談を検討してください。とくに、これまでと様子が変わって急にイライラしやすくなった場合や、動悸・体重減少・手の震えなど体の症状をともなう場合は、背景の病気を確かめるためにも早めの受診がすすめられます。受診の要否は医師の判断によります。
次のような場合は、命に関わる病気や緊急の対応が必要な状態が背景にあるおそれがあります。ためらわずに、すぐに救急要請や対面での受診、相談窓口の利用をご検討ください。ご本人が動けないときは、周囲の方が支援してください。
- 「死んでしまいたい」「消えてしまいたい」という気持ちがある、または自分自身を傷つけたい、他人を傷つけてしまいそうという気持ちが強い。
- 急に激しく興奮する、これまでと人が変わったように攻撃的になる、性格が大きく変わったなど、様子が急に変化している(脳の病気や認知症などのおそれ)。
- 強い動悸や息切れ、体重の減少、手の震え、汗を大量にかくなどをともなう(甲状腺の病気などのおそれ)。
- 意識がもうろうとする、けいれん、手足のまひ、ろれつが回らない、強い頭痛をともなう(脳卒中などのおそれ)。
これらはオンライン診療では対応できません。救急外来の受診や救急車の要請、専門の相談窓口の利用をご検討ください。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、イライラの症状や続いている経過についての相談、ストレスとの向き合い方や生活面のアドバイス、すでに月経前症候群・更年期障害などと診断され経過が落ち着いている方の状態確認や、症状に応じた薬の処方などに対応できる場合があります。通院の負担を減らしながら経過を診てもらう選択肢になり得ます。医師が適切と判断した場合には、健康保険を使って受けられることがあります。対応できる範囲や保険適用の可否は、症状や医師の判断によります。詳しくは受診の流れをご覧ください。
対面受診が必要なケース
次のような場合は、対面での診察や検査が必要になることがあります。イライラが初めて強くあらわれ、背景に体の病気(甲状腺の病気など)や脳の病気が隠れていないかをくわしく調べる必要があるとき、症状が重い、または急に悪化しているとき、自分や他人を傷つけたいという強い気持ちがあるときなどです。これらの場合は血液検査や画像検査、対面での評価が求められることがあり、医師の案内に従って対面の医療機関を受診してください。
費用の目安
イライラの背景を調べる診察や、背景の病気に対する治療は、医師が必要と判断した場合、健康保険が適用されることがあります。自己負担額は、加入している公的医療保険の負担割合や、行う検査・処方の内容によって異なります。オンライン診療では、診察料のほかに薬の費用や配送料などがかかることがあります。具体的な費用は診療内容によって変わるため、料金・保険をご確認ください。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
イライラの受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあればイライラの可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
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受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
イライラの治療で
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選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
イライラで
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
イライラで利用された
患者様の声
月経前になると家族に当たってしまうほどイライラし、自己嫌悪になっていました。オンラインで相談したところ体質に合う漢方を提案してもらえ、外出せずに受診できて助かりました。同じ悩みを気軽に話せる場があるだけで気持ちが楽になりました。
仕事のストレスで常にイライラし、眠りも浅くなっていました。忙しくて通院できずにいましたが、スマホで診てもらい漢方を出してもらえました。薬も翌日届き、生活の乱れも一緒に見直せて、少しずつ穏やかに過ごせています。
理由もなく気持ちが高ぶって落ち着かず、受診した方がいいのか迷っていました。オンラインなら気軽に相談でき、まず生活面のアドバイスと漢方をもらえました。強い落ち込みがあれば専門医を勧めると説明され、安心して相談できました。
受診に関するよくある質問
イライラへの対応は、その背景に応じて異なります。ストレスや疲れによる一時的なものであれば、睡眠・休養・運動など生活の基本を整え、ストレスとの付き合い方を見直すセルフケアが基本になります。月経前症候群や更年期障害、甲状腺の病気、こころの病気などが背景にある場合は、それぞれに応じた治療が行われます。イライラを抑えることだけでなく、背景の原因に合わせて対応することが大切で、治療の要否や方針は医師が判断します。
イライラを市販薬だけで対応しようとすることは、すすめられません。イライラは病名ではなく、ストレスや女性ホルモンの変動、こころや体の病気など、さまざまな原因で起こる症状です。市販薬で様子をみるうちに、背景にある病気の見きわめや適切な対応が遅れることがあります。イライラが数か月続く、くり返す、自分では抑えられないといった場合は、市販薬に頼らず医療機関に相談してください。対応は医師の判断によります。
イライラの多くはストレスや疲れによる一時的なものですが、収まらない・くり返す・自分では理解していても抑えられない状態が続く場合は、背景に何らかの不調が関わっていることがあります。女性ホルモンの変動(月経前・妊娠中・更年期)や、双極性障害などのこころの病気、甲状腺の病気、脳の病気などが背景にあることもあります。気になる状態が続くときは、自己判断せず医療機関に相談してください。判断は医師によります。
イライラが続く場合は、まずかかりつけ医や精神科・心療内科に相談することが目安になります。公認心理師などの専門家に相談する方法もあります。動悸や体重減少、手の震えなど体の症状をともなう場合は内科(内分泌)、月経周期に関連する場合は婦人科が適していることもあります。どこを受診すべきか迷う場合や通院の負担を減らしたい場合は、オンライン診療での相談も選択肢です。まずは受診の流れをご覧ください。
子どもも、ストレスや環境の変化、発達に関わる特性などによってイライラしやすくなることがあります。多くは成長や環境の中で見られるものですが、イライラが強く続いて生活や学校に支障が出ている場合や、これまでと様子が大きく変わった場合は、医療機関に相談してください。年齢や状態をふまえた評価や対応は、医師が判断します。
月経前に強いイライラや気分の変化が出て、月経が始まると軽くなる場合は、月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)が関わっていることがあります。婦人科では、ホルモンに関わる治療や漢方薬などが検討されます。妊娠中・授乳中は使える薬が限られることがあるため、自己判断で薬を使わず、産婦人科の主治医に相談してください。使える治療は時期や状態をふまえて医師が判断します。
更年期には、加齢によって女性ホルモン(エストロゲン)が低下することに、ストレスや環境の変化が重なり、イライラ・不安・不眠・抑うつなどの精神神経症状が起こることがあります。婦人科では、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬、必要に応じて自律神経調整薬や向精神薬、カウンセリングなどが検討されます。生活の工夫だけでつらさが和らがない場合は、医療機関に相談してください。治療の選択は医師の判断によります。
イライラの症状や経過についての相談、ストレスとの向き合い方や生活面のアドバイス、すでに月経前症候群・更年期障害などと診断され経過が落ち着いている方の状態確認や薬の処方などは、オンライン診療で対応できる場合があります。ただし、初めて強くあらわれた場合や、背景の病気をくわしく調べる必要がある場合、症状が重い場合などは、対面での受診が必要です。対応範囲は医師の判断によります。
イライラの背景を調べる診察や、背景の病気に対する治療は、医師が必要と判断した場合、健康保険が適用されることがあります。自己負担額は保険の負担割合や検査・処方の内容によって異なり、オンライン診療では薬の費用や配送料がかかることがあります。具体的な費用は診療内容によって変わります。詳しくは料金・保険をご確認ください。
一時的なイライラは原因が和らげば落ち着いていきますが、背景に女性ホルモンの変動やこころの病気、脳の病気などがある場合、それを見逃したままにすると、背景の病気が進んだり、対人関係や生活に支障が生じたりすることがあります。イライラが続くうちに気分の落ち込みや不安が強まることもあります。長引く・くり返す場合は放置せず、医療機関に相談してください。
イライラが収まらない、くり返す、自分では抑えられない状態が数か月続いている場合や、日常生活・仕事・対人関係に支障が出ている場合は、受診を検討してください。とくに、急にイライラしやすくなった、動悸・体重減少・手の震えなど体の症状をともなう場合は、背景の病気を確かめるためにも早めの受診がすすめられます。自分や他人を傷つけたい気持ちがあるときは、ためらわずに医療機関や相談窓口につながってください。
男性でも、加齢にともなって男性ホルモンの分泌が低下する男性更年期障害によって、イライラが起こることがあるとされています。もちろん、ストレスや疲れ、こころや体の病気が関わることもあります。イライラが続いて生活に支障が出ている場合や、体の不調をともなう場合は、医療機関に相談してください。背景の見きわめや対応は医師が判断します。
睡眠と休養を十分にとって生活リズムを整えること、ウォーキングなどの軽い運動、腹式呼吸や音楽、気持ちを書き出すことなど、自分に合った方法で心身を落ち着ける時間をもつことが役立つとされています。つらいときは一人で我慢せず、信頼できる人に話すことも大切です。これらで十分に和らがない、イライラが続く場合は、自己判断で様子をみずに医療機関を受診してください。
強いイライラを感じたときは、いったんその場から離れて気持ちを落ち着ける、ゆっくり呼吸を整えるといった対処が役立つことがあります。イライラがくり返して家庭や対人関係に支障が出ている場合や、自分では抑えられない場合は、背景に不調が関わっていることもあるため、かかりつけ医や精神科・心療内科に相談してください。とくに、自分や家族を傷つけてしまいそうな気持ちが強いときは、ためらわずに医療機関や相談窓口につながってください。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- イライラ|症状別索引|済生会
- 月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)|京都済生会病院
- 更年期障害とは?|女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班監修)
- バセドウ病|一般の皆様へ|日本内分泌学会
- こころと体のセルフケア|こころもメンテしよう(厚生労働省)
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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