1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
インフルエンザについて
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで起こる急性の感染症です。のどの痛み・鼻水・咳といった風邪と似た症状に加えて、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身のだるさ(倦怠感)などの全身症状が比較的急に現れることが特徴です。日本では例年11月から4月ごろに流行し、短期間に多くの人へ感染が広がります。多くは1週間ほどで回復しますが、こどもではまれに急性脳症を、高齢者や免疫の低下している方では細菌性肺炎などを合併して重症になることがあります。診断や治療の要否は医師の診察・判断によります。
- 38℃以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・全身倦怠感などの全身症状が比較的急に現れます。
- 日本では例年11月〜4月ごろに流行する感染症です。
- 抗インフルエンザ薬は発症から48時間以内の開始で発熱期間の短縮が報告されています。
- こどもの急性脳症、高齢者などの肺炎など、重症化するケースがあります。
- 手洗い・適度な湿度・流行前のワクチン接種などが予防に役立つとされています。
インフルエンザの症状
インフルエンザでは、のどの痛み・鼻水・咳など風邪と同じような症状に加えて、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身のだるさ(倦怠感)といった全身症状が比較的急に現れることが特徴です。ほかに悪寒や吐き気などがみられることもあります。小児は成人より下痢や嘔吐などの消化器症状を伴いやすく、高齢者や乳幼児では発熱がはっきりしない場合もあると報告されています。多くは1週間以内に軽快しますが、咳やだるさが2週間以上続くこともあります。症状の程度は一人ひとり異なるため、気になる場合は医師にご相談ください。
病型・タイプ
インフルエンザウイルスはA型・B型・C型・D型に分類され、季節性の大きな流行を起こすのは主にA型とB型です。A型ではH1N1亜型(A/ソ連型と呼ばれることがあります)やH3N2亜型(A/香港型と呼ばれることがあります)が知られています。流行するウイルスの型やその比率は、その年や地域によって異なります。
初期症状・前兆
インフルエンザは、38℃以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、強いだるさなどの全身症状が比較的急に現れることが特徴とされています。のどの痛みや鼻水、咳などを伴うこともあります。ただし症状の出方には個人差があり、これらの症状だけで自己判断することは難しいため、流行時期に急な発熱などがみられる場合は医療機関にご相談ください。
多くの場合は1週間ほどで回復に向かいますが、症状が強い場合や重症化しやすい方では合併症に注意が必要です。高齢者や免疫の低下している方では、細菌にも感染すること(混合感染)によって肺炎や気管支炎を合併し、重症になることがあります。また、こどもではまれに急性脳症を合併することがあり、進行が早く重い経過をたどることがあると報告されています。呼吸が苦しい、ぐったりしている、意識がはっきりしないなどの様子がみられる場合は、早急な受診が必要です。
インフルエンザの原因
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こります。感染している人の咳やくしゃみのしぶき(飛沫)を吸い込んだり、ウイルスの付着した手指などを介して口や鼻に触れたりすることで感染が広がると考えられています。潜伏期間は曝露後おおむね1〜4日とされ、発症の前日ごろから発症後およそ5〜7日はウイルスを排出し、この間は周囲への感染力があるとされています。
病態メカニズム
インフルエンザウイルスが鼻やのどの粘膜の細胞に入り込んで増殖することで、発熱や全身症状などが引き起こされると考えられています。空気が乾燥するとのどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなるとされています。詳しい病態については医療機関でご確認ください。
なりやすい人・リスク要因
インフルエンザにかかると重症化しやすいとされる方には、次のような例が挙げられます。
- 65歳以上の高齢者
- 2歳未満の乳幼児
- 妊娠中の方
- 慢性の呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)や心臓・腎臓の病気のある方
- 糖尿病などの代謝性疾患のある方
- 免疫の機能が低下している方
- 肥満のある方
これらに当てはまる方は、合併症を含めて注意が必要とされています。心配な場合は医師にご相談ください。
インフルエンザの診断・検査
インフルエンザの診断では、症状や流行の状況に加えて、鼻の奥やのどをぬぐった液などを検査材料とする迅速診断キットでウイルスの抗原を調べる方法が広く用いられています。発症してまもない時期は、ウイルス量が少なく検査で陽性と出にくいことがあるため、検査を受ける時期については医師の判断によります。必要に応じて他の検査が行われることもあります。診断は医師が総合的に判断します。
似た疾患・鑑別
発熱やのどの痛み、咳などの症状は、いわゆる普通の風邪(かぜ症候群)をはじめ、新型コロナウイルス感染症やその他の呼吸器の感染症などでもみられます。症状だけでこれらを見分けることは難しく、インフルエンザかどうかの判断や他の病気との鑑別には、医師による診察や検査が必要です。気になる症状がある場合は自己判断せず医療機関にご相談ください。
インフルエンザの治療・治し方
インフルエンザの治療では、安静にして十分な休養と睡眠をとり、水分を補給することが基本になります。症状や発症からの時間、病状に応じて、医師の判断により抗インフルエンザウイルス薬が用いられることがあります。発熱やつらい症状に対して解熱鎮痛薬が使われることもありますが、薬の種類によっては注意が必要な場合があるため、市販薬を含めて自己判断せず、医師や薬剤師にご相談ください。治療の内容は医師が一人ひとりの状態に応じて判断します。
急性期・発作時の治療
抗インフルエンザウイルス薬には、オセルタミビル、ザナミビル、ラニナミビル、ペラミビル、バロキサビル・マルボキシルなどがあります。適切な時期(発症から48時間以内)に服用を開始すると、発熱期間が通常1〜2日間短縮され、体外へ排出されるウイルス量も減少すると報告されています。発症から時間が経つと十分な効果が期待しにくくなるとされ、使用する・しないは症状や病状をふまえて医師が判断します。発症直後は安静・休養・水分補給を心がけ、早めに医療機関にご相談ください。
予防・慢性期の治療
インフルエンザは基本的に急性の感染症で、多くは1週間ほどで回復に向かいます。回復期には無理をせず休養を続け、周囲へうつさない配慮として、咳やくしゃみの際にティッシュやマスクで口元を覆う「咳エチケット」が望まれます。翌シーズン以降の発症や重症化を抑える手立てとしては、流行前のワクチン接種や日ごろの体調管理が挙げられます。基礎疾患のある方は、かかりつけの医師と相談しながら備えるとよいでしょう。
インフルエンザにかかったときの一般的な過ごし方として、次のような点が挙げられます。
- 安静にして十分な休養と睡眠をとり、無理をしないようにします。
- お茶やスープなど、飲みたいもので水分をこまめに補給します。
- 咳やくしゃみの際はティッシュやマスクで口元を覆い、周囲への感染を防ぐよう配慮します。
- 小児・未成年者では、抗インフルエンザ薬の服用の有無にかかわらず、発熱から少なくとも2日間は一人にならないよう保護者が付き添うなど、急な異常行動による事故に注意することがすすめられています。
これらは一般的なセルフケアであり、症状が強いときや悪化するとき、水分がとれないときなどは、自己判断で済ませず医療機関にご相談ください。
予防・生活習慣
インフルエンザの予防には、次のような方法が役立つとされています。
- 外出後の手洗い(手指に付着したウイルスを物理的に取り除く)
- 適度な湿度(50〜60%)を保つ(乾燥するとのどの防御機能が低下するため)
- 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
- 流行期に人混みや繁華街への外出を控える、外出時のマスク着用
- こまめな換気
- 流行前のワクチン接種
ワクチンは、発症をある程度抑える効果や、かかっても重症になるのを防ぐ効果が期待されています。接種を受けるかどうかは、かかりつけの医師とよく相談のうえご判断ください。
治療期間・見通し
インフルエンザの多くは、発症から1週間ほどで軽快に向かうとされていますが、咳やだるさが2週間以上続くこともあります。ウイルスは発症の前日ごろから発症後およそ5〜7日は排出され、この間は感染力があるとされています。なお、学校保健安全法では、インフルエンザにかかった場合の出席停止期間が定められています。登校・出勤の再開時期については、症状の経過をふまえて医師や学校・職場の指示にしたがってください。回復の見通しには個人差があるため、詳しくは医師にご確認ください。
受診の目安・オンライン診療
受診の目安
流行時期に38℃以上の発熱や頭痛、関節痛、強いだるさなど、インフルエンザが疑われる症状がみられる場合は、早めに医療機関にご相談ください。とくに、高齢者や乳幼児、妊娠中の方、慢性の病気のある方、免疫の低下している方は重症化しやすいとされるため、早めの受診が大切です。抗インフルエンザ薬の効果は発症からの時間によって変わるとされているため、症状が出はじめたら受診の時期についても医師にご相談ください。
次のような症状がみられる場合は、重症化や合併症のおそれがあり、すぐに救急要請や対面での受診が必要です。オンライン診療では対応できません。
- 呼吸が苦しい、息切れがする、肩で息をしている、唇や顔色が青白い
- 胸の痛みや強い圧迫感がある
- 意識がもうろうとする、呼びかけへの反応が乏しい、けいれんを起こす
- ぐったりして水分がとれない、尿がほとんど出ないなど脱水が疑われる
- こどもが急に走り出す、部屋から飛び出そうとするなどの異常行動がみられる(急性脳症や治療開始後の異常行動のおそれ)
- 高熱が続く、症状がいったん軽くなった後に再び悪化する
これらの場合はためらわずに、救急外来の受診や救急車の要請をご検討ください。
オンライン診療でできること
オンライン診療では、問診をもとにした症状の相談や、療養・生活面のアドバイス、市販薬や解熱鎮痛薬に関する相談などに対応できる場合があります。状況によっては、医師の判断で処方につながることもあります。対応できる範囲は症状や経過、流行の状況によって異なり、診断や治療方針は医師の診察・判断によります。まずはご相談ください。
対面受診が必要なケース
迅速検査などの検査が必要な場合や、呼吸が苦しい・強い脱水がある・ぐったりしているといった重い症状がある場合、こどもの急性脳症を疑う場合、重症化しやすい基礎疾患のある方の精査が必要な場合などは、対面での診察が必要です。危険なサインがあるときは、オンライン診療ではなく救急対応を含めた対面受診が必要になります。判断に迷う場合は医師にご相談ください。
費用の目安
インフルエンザの診療(診察・検査・治療)は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は年齢や所得に応じて原則1〜3割です。一方、予防のためのインフルエンザワクチン接種は病気の治療ではないため健康保険の対象外で、原則として自己負担となります(定期接種の対象者は市町村により費用の一部が公費負担となる場合があります)。オンライン診療の費用や自己負担の目安は、料金・保険のご案内や受診の流れをご確認ください。具体的な金額は状況により異なります。
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の診断・治療は医師の診察と判断によります。症状が重い・急な場合は対面受診や救急をご検討ください。
インフルエンザの受診で
こんなお悩み、ありませんか?
思い当たるものが1つでもあればインフルエンザの可能性があります。症状が重症化するまえに、お気軽にご相談ください。
ご相談ください!
インフルエンザなら
受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
インフルエンザの治療で
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
インフルエンザで
処方できるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が処方します。
インフルエンザウイルスの増殖に関わる働きを抑える抗ウイルス薬です。1回の単回服用で治療が完結するのが特長で、症状を早く軽くする目的で用いられます。発症から早い段階での服用が重要です。
バロキサビルの詳細はこちら›体内でのインフルエンザウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。発熱や関節痛などの症状を早く軽くし、有熱期間を短縮する目的で用いられます。発症から早い段階で飲み始めることが重要なお薬です。
オセルタミビルの詳細はこちら›ウイルスが広がるのを抑えるノイラミニダーゼ阻害薬で、専用の器具で口から吸入して使います。気道に直接届くタイプで、発症早期の服用によりインフルエンザの症状緩和・回復を目指します。
リレンザの詳細はこちら›ウイルスが細胞から広がるのを抑えるノイラミニダーゼ阻害薬です。飲み薬として広く使われ、発症早期に服用することでインフルエンザの症状緩和・回復期間の短縮を目指します。
タミフルの詳細はこちら›専用の吸入器で口から吸い込み、のどや気道でウイルスの増殖を抑える抗インフルエンザ薬です。インフルエンザの症状を早く軽くし、有熱期間を短縮する目的で用いられます。発症早期の開始が重要です。
ザナミビル吸入の詳細はこちら›ウイルスの増殖に関わる酵素を阻害する新しいタイプの抗インフルエンザ薬です。体重に応じて1回服用するだけで治療が完了し、インフルエンザの症状の緩和・回復を目指します。
ゾフルーザの詳細はこちら›細菌のタンパク質合成を阻害して増殖を抑えるマクロライド系抗菌薬です。組織内に長くとどまるため、1日1回3日間の服用で効果が続き、急性咽頭炎・扁桃炎などの治療に用いられます。
アジスロマイシンの詳細はこちら›麻黄・桂皮・杏仁・甘草からなり、体を温めて強く発汗を促す漢方薬です。汗が出ておらず、悪寒・発熱・頭痛・関節や体の痛みを伴うかぜのひきはじめに用いられ、比較的体力のある方に処方されます。
麻黄湯の詳細はこちら›セフカペンピボキシルは第三世代セフェム系の経口抗菌薬(100mg錠)です。細菌の増殖を抑えることで、咽頭炎や扁桃炎などの細菌感染症の症状改善を図ります。医師の診断のもと、決められた期間しっかり服用することが大切です。
セフカペンピボキシルの詳細はこちら›セフジニルは第三世代セフェム系の経口抗菌薬(100mgカプセル)です。細菌の増殖を抑え、膀胱炎などの細菌感染症の改善を図ります。医師の診断のもと、決められた期間しっかり服用することが重要です。
セフジニルの詳細はこちら›フロモックスは細菌の細胞壁合成を妨げて増殖を抑えるセフェム系抗菌薬です。急性咽頭炎や扁桃炎などの原因菌に働きかけ、のどの痛みや発熱といった症状の改善を目指して処方されます。
フロモックスの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
お薬の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
インフルエンザで利用された
患者様の声
高熱でつらい夜、スマホから受診できて本当に助かりました。翌朝には薬が届き、外に出ずに治療を始められました。
仕事を休めない中、夜に診てもらえて助かりました。抗インフルエンザ薬をすぐ処方してもらえました。
子どもの発熱で受診。小児医療証も使えて、待たずに診てもらえて安心でした。
受診に関するよくある質問
基本は安静にして十分な休養と睡眠をとり、水分を補給することです。症状や発症からの時間に応じて、医師の判断で抗インフルエンザウイルス薬が用いられることがあります。発熱などのつらい症状に解熱鎮痛薬が使われることもありますが、薬の種類によっては注意が必要なため、市販薬を含めて自己判断せず医師や薬剤師にご相談ください。治療の内容は医師が状態に応じて判断します。
市販の解熱鎮痛薬などで一時的に症状をやわらげることはありますが、抗インフルエンザウイルス薬は医師の処方が必要です。市販薬の中には成分によって注意が必要なものもあるため、服用前に医師や薬剤師にご相談ください。とくに高齢者や乳幼児、妊娠中の方、基礎疾患のある方は、早めに医療機関にご相談いただくことをおすすめします。
一般的には内科が窓口になります。お子さんの場合は小児科でご相談いただけます。発熱などの症状がある場合は、事前に医療機関へ連絡し、受診方法を確認してから受診すると安心です。オンライン診療での相談が可能な場合もあります。
普通の風邪はのどの痛みや鼻水、くしゃみ、咳などが中心で、全身症状は強くないことが多いとされています。一方インフルエンザは、これらの症状に加えて38℃以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が比較的急に現れることが特徴です。ただし症状だけで見分けることは難しく、判断には医師の診察や検査が必要です。
お子さんも妊娠中の方もインフルエンザにかかることがあります。とくに2歳未満の乳幼児や妊娠中の方は重症化しやすいとされるため、早めに医療機関にご相談ください。お子さんでは、抗インフルエンザ薬の服用の有無にかかわらず、急に走り出すなどの異常行動に注意し、発熱から少なくとも2日間は一人にしないよう付き添うことがすすめられています。薬の使用は医師が慎重に判断します。
問診をもとにした症状の相談や療養・生活面のアドバイス、市販薬・解熱鎮痛薬に関する相談などにオンラインで対応できる場合があります。状況によっては医師の判断で処方につながることもあります。ただし検査が必要な場合や重い症状・危険なサインがある場合は対面受診が必要です。詳しくは受診の流れをご覧ください。
インフルエンザの診察・検査・治療は公的医療保険の対象となるのが一般的で、自己負担は原則1〜3割です。一方、予防のためのワクチン接種は治療ではないため保険の対象外で原則自己負担となります(定期接種の対象者は公費負担の場合があります)。オンライン診療の費用の目安は料金・保険のご案内をご確認ください。
多くは1週間ほどで回復しますが、高齢者や免疫の低下している方では細菌性の肺炎などを合併して重症になることがあります。こどもではまれに急性脳症を合併し、進行が早く重い経過をたどることがあると報告されています。呼吸が苦しい、ぐったりしている、意識がはっきりしないなどの様子がある場合はすぐに受診してください。
呼吸が苦しい・息切れがする、唇や顔色が青白い、胸の痛みがある、意識がもうろうとする・けいれんを起こす、ぐったりして水分がとれない、こどもに急な異常行動がみられる、といった場合は、命に関わるおそれがあるためすぐに救急要請や対面受診が必要です。これらはオンライン診療では対応できません。
抗インフルエンザウイルス薬は、適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間が通常1〜2日間短縮され、排出されるウイルス量も減少すると報告されています。発症から時間が経つと十分な効果が期待しにくくなるとされ、使用の可否は症状や病状をふまえて医師が判断します。症状が出はじめたら早めに医療機関にご相談ください。
抗生物質(抗菌薬)はインフルエンザウイルスには効きません。ただし、インフルエンザをきっかけに細菌にも感染して肺炎や気管支炎などを合併した場合には、その治療として抗菌薬が用いられることがあります。使用するかどうかは医師が判断します。
インフルエンザは発症の前日ごろから発症後およそ5〜7日はウイルスを排出し、この間は周囲への感染力があるとされています。学校保健安全法では出席停止期間が定められています。登校・出勤の再開時期は症状の経過によって異なるため、医師や学校・職場の指示にしたがってください。咳が続く間はマスクなどの咳エチケットにご協力ください。
診断には鼻やのどをぬぐった液を用いる迅速診断キットが広く使われますが、発症してまもない時期はウイルス量が少なく陽性と出にくいことがあります。検査を受ける適切な時期は症状や経過によって異なるため、受診の前に医療機関へ相談し、指示にしたがってください。検査の要否や解釈は医師が判断します。
ワクチンは、発症をある程度抑える効果や、かかっても重症になるのを防ぐ効果が期待されています。効果には接種した人の年齢や体調、その年の流行株との一致状況などが関わります。効果が現れるまでに2週間程度かかり、日本の流行が1月上旬〜3月上旬に多いことから、毎年12月中旬までの接種が望ましいとされています。接種の可否はかかりつけの医師とご相談ください。
外出後の手洗い、適度な湿度(50〜60%)の保持、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、流行期に人混みを控えることや外出時のマスク着用、こまめな換気などが役立つとされています。加えて、流行前のワクチン接種も予防の手立てとして挙げられます。これらを組み合わせて日ごろから体調を整えることが大切です。
小児・未成年者では、抗インフルエンザ薬の服用の有無にかかわらず、急に走り出す・部屋から飛び出そうとするなどの異常行動が報告されています。急性脳症でも同様の症状が現れることがあるため、発熱から少なくとも2日間は保護者が付き添い、一人にならないよう配慮することがすすめられています。異常行動がみられた場合はすぐに医療機関にご相談ください。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
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