1日200名以上の患者様に
ご利用いただいています
※2023年1月〜2026年5月末までのグループ全体累計受診数。
抑肝散について
抑肝散(よくかんさん)は、7種類の生薬から構成される医療用の漢方エキス製剤です。ツムラの製品では処方番号54(TJ-54)として知られています。虚弱な体質で神経がたかぶる方の神経症・不眠症・小児夜なき・小児疳症などに用いられるとされています。1日量7.5gを2〜3回に分割し、食前または食間の空腹時に服用する処方です。処方の可否や用量は医師の診察・判断によります。
特徴
抑肝散は、ソウジュツ(蒼朮)4.0g・ブクリョウ(茯苓)4.0g・センキュウ(川芎)3.0g・チョウトウコウ(釣藤鈎)3.0g・トウキ(当帰)3.0g・サイコ(柴胡)2.0g・カンゾウ(甘草)1.5gの7種の生薬からなる漢方処方です(ツムラ製品では本品7.5g中に乾燥エキス3.25gを含有)。神経のたかぶりや高ぶりに伴ういらだち、興奮を鎮める目的で用いられるとされ、体力が虚弱で神経が過敏になりやすい方が対象とされています。釣藤鈎や柴胡が緊張・興奮に、当帰・川芎が血のめぐりに、蒼朮・茯苓が水分の巡りに関与すると位置づけられます。甘草を含むため、偽アルドステロン症などに注意が必要とされる処方です。
作用のしくみ
抑肝散は、複数の構成生薬が総合的に作用すると考えられている漢方製剤で、単一の分子機序で説明されるものではありません。神経のたかぶりや興奮を鎮める方向にはたらくとされていますが、詳細な作用の仕組みは出典の範囲では特定されていません。効果の現れ方には個人差があるとされています。
効果・適応
虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症に用いられるとされています:神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症。証(体質・症状の傾向)に基づく判断が重視され、処方の可否は医師の診察・判断によります。
「抑肝散」が適応可能な疾患一覧
効果が現れるまで・効果の持続
効能・効果は「証」(体質・症状の傾向)に基づいて判断されます。症状や体質に合わない場合は効果が得られにくいことがあるとされ、自己判断で継続・増量せず、医師にご相談ください。
用法・用量
飲み忘れに気づいた場合の対応は、服用状況により異なります。2回分を一度に服用しないようにし、対応に迷う場合は医師・薬剤師にご相談ください。
長期服用について
長期に服用する場合は、甘草を含むことから偽アルドステロン症や低カリウム血症などに注意が必要とされています。定期的に医師の診察を受けることがすすめられます。
副作用・使用上の注意
添付文書に禁忌(使ってはいけない人)の記載はありません(使用の可否は医師が判断します)。なお本剤はカンゾウを含むため、他のカンゾウ含有製剤やグリチルリチン酸を含む薬と併用する場合は、偽アルドステロン症・低カリウム血症などに注意が必要とされています。
- 病後の衰弱期、著しく体力の衰えている方
- 著しく胃腸の虚弱な方
- 食欲不振、悪心、嘔吐のある方
- 高齢者(減量するなど注意)
- むくみ、心臓・腎臓に障害のある方、低カリウム血症のある方(甘草を含むため)
- 過敏症:発疹、発赤、そう痒等
- 消化器:食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等
- 精神神経系:傾眠
- その他:倦怠感等
- 間質性肺炎:咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音異常等があらわれることがあります。
- 偽アルドステロン症:甘草(カンゾウ)を含むため、低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等があらわれることがあります。
- ミオパチー・横紋筋融解症:低カリウム血症の結果として、脱力感、筋力低下、筋肉痛、筋肉のこわばり等があらわれることがあります。
- 肝機能障害・黄疸:著しいAST・ALTの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあります。
- 心不全:急激な体重増加、息切れ、心胸比拡大、胸水等の心不全症状・徴候があらわれることがあります。
上記のような症状があらわれた場合には、服用を中止し、速やかに医師・薬剤師にご相談ください。特に発熱・咳・呼吸困難、脱力・むくみ・体重増加、皮膚や白目が黄色くなる等の症状に注意してください。
妊娠中・授乳中の使用
妊婦または妊娠している可能性のある方には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与するとされています。服用の可否は医師にご相談ください。
授乳中の方への投与にあたっては、治療上の有益性および母乳栄養の有益性を考慮し、投与の継続・中止が判断されます。医師にご相談ください。
飲み合わせ・併用の注意
※ 記載は一般的な医学的知見に基づく情報です。実際の用法・用量・可否は医師の診察と判断によります。
抑肝散の選び方・費用
抑肝散には一般用漢方製剤(市販薬)もありますが、生薬の分量や適応の表現、対象者の範囲が製品により異なる場合があります。医療用は医師の診察・処方に基づいて用いられます。
| 抑肝散加陳皮半夏 › | 抑肝散に陳皮・半夏を加えた処方で、より虚弱で胃腸が弱い方や神経のたかぶりに用いられるとされています。 |
| 加味逍遙散 › | 比較的虚弱でのぼせ・いらだち・不眠などを伴う場合に用いられるとされる処方です。 |
| 柴胡加竜骨牡蛎湯 | 体力中等度以上で、精神不安・不眠・動悸などを伴う場合に用いられるとされる処方です。 |
抑肝散は、虚弱な体質で神経がたかぶる方の神経症・不眠症・小児夜なき・小児疳症などに用いられる漢方処方の一つと位置づけられています。処方の選択は証や症状に応じて医師が判断します。
薬価16.1円/g(出典時点)を目安とすると、1日量7.5gあたりの薬価は約120.75円です。実際のご負担は保険の自己負担割合や調剤料等により異なります。料金もあわせてご確認ください。
記載の薬価は出典時点の目安であり、改定により変動します。保険適用時の自己負担額は負担割合や処方日数等によって異なります。
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受診までの3ステップ
受診ボタンから症状を選び、問診にご回答ください。アプリのインストールや予約は不要です。
順番になると医師がオンラインで診察します。待ち時間はスマホで自由にお過ごしいただけます。
診察後に処方箋を発行。お薬は最短当日に薬局受取、または自宅配送でお受け取りいただけます。
オンライン診療と
対面診療の違い
オンライン診療
タブレット
受け取り
※ 対面診療の待ち時間・診療時間は一般的な目安です。症状や医療機関により異なります。
抑肝散の処方で
ClinicSpotが
選ばれる5つの理由
はじめての方にも、続けて通う方にも。
抑肝散と
同じ症状に使われるお薬
診察のうえ、症状に合わせて医師が最適なお薬を処方します。
蒼朮・茯苓・川芎・当帰・柴胡・甘草・釣藤鈎からなる漢方薬で、高ぶった神経を鎮めます。イライラ、怒りっぽさ、不安感、緊張からくる不眠などに用いられます。
脳内のセロトニンの働きを整えるSSRIに分類される抗うつ薬です。気分の落ち込みや強い不安をやわらげ、うつ病や不安障害の治療に用いられます。効果はゆっくりあらわれるため、医師の指示のもと継続して服用します。
エスシタロプラムの詳細はこちら›脳内のセロトニンの働きを整えるSSRIに分類される抗うつ薬です。気分の落ち込みや強い不安をやわらげ、うつ病や不安障害の治療に用いられます。効果はゆっくりあらわれるため、医師の指示のもと継続して服用します。
セルトラリンの詳細はこちら›セロトニンに作用して不安をやわらげる抗不安薬です。不安障害や心身症に用いられ、依存性が少ないのが特長です。効果の実感には1〜2週間かかることがあり、毎日続けて服用します。
タンドスピロンの詳細はこちら›※ 実際の処方は診察に基づき決定します。市販できない医療用医薬品も医師の判断で処方可能です。
抑肝散の受け取り方法
2つの方法から選べます
薬剤師による服薬指導のあと、ポスト投函でご自宅へ配送。最短翌日の受け取りも可能です。
(※一部エリアは追加料金で当日到着便もご利用いただけます)
受け取りの薬局は全国どこでもご自身で指定できます。指定した薬局で、診察後30分程度でお薬を受け取れます。
抑肝散処方の
料金・保険について
健康保険が使えます。お支払いはオンラインで完結。
※ 配送料¥0は薬局受け取りの場合。自宅配送は¥550〜となります。
※ お薬の金額はご利用いただく保険種別及び受給証、お薬の薬価等によって変動致します。
下記の決済方法がご利用いただけます。
抑肝散の処方を受けられた
患者様の声
最近ささいなことでイライラし、夜も気が高ぶって眠れない日が続いていました。オンライン診療で相談したところ、神経の高ぶりを鎮める抑肝散を提案されました。医師がストレスの背景まで丁寧に聞いてくれて、体質に合うと説明され安心できました。効果には個人差があると理解していますが、甘草の注意点も教わり、通院せず自宅で処方まで完結できたのが助かりました。
更年期の時期と重なり、怒りっぽさと不安、不眠に悩んでいました。忙しく受診できずにいましたが、ClinicSpotなら自宅で診察から処方まで済むと知り利用しました。医師に状態を伝えると、抑肝散を保険適用で処方してくれました。長期使用時のむくみなどの注意も説明され、自己判断で市販薬を選んでいた頃より安心して続けられています。相談しやすい雰囲気でした。
同居する家族の介護で気持ちの張りつめが続き、自分の不眠が心配になりオンラインで相談しました。医師が私の状態を確認したうえで抑肝散を選び、飲み方や経過確認の大切さまで教えてくれました。診察から薬の到着が早く、忙しい合間に受けられたのがありがたかったです。すぐ万能に効くわけではないと理解しつつ、心の余裕を取り戻すきっかけになりました。
抑肝散の処方に関する
よくある質問
虚弱な体質で神経がたかぶる方の神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症などに用いられるとされています。使用にあたっては証(体質・症状の傾向)が重視され、処方の可否は医師の診察・判断によります。
効果の現れ方には個人差があるとされています。一定期間服用しながら様子をみることが多く、継続や中止は医師の判断によります。自己判断で増量しないようにしてください。
ソウジュツ(蒼朮)、ブクリョウ(茯苓)、センキュウ(川芎)、チョウトウコウ(釣藤鈎)、トウキ(当帰)、サイコ(柴胡)、カンゾウ(甘草)の7種の生薬が含まれています。これらが総合的に作用すると考えられています。
通常、成人は1日7.5gを2〜3回に分割し、食前または食間に服用します。年齢・体重・症状により適宜増減されます。用量は医師の指示に従ってください。
食前は食事の前、食間は食事と食事の間(食後およそ2時間後などの空腹時)を指します。抑肝散は空腹時の服用が基本とされています。
気づいたときに1回分を服用しますが、次の服用時間が近い場合は1回とばします。2回分を一度に服用しないでください。対応に迷う場合は医師・薬剤師にご相談ください。
発疹などの過敏症、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢、傾眠、倦怠感などがあらわれることがあるとされています。気になる症状があれば医師・薬剤師にご相談ください。
まれに間質性肺炎、偽アルドステロン症、ミオパチー・横紋筋融解症、肝機能障害・黄疸、心不全があらわれることがあるとされています。発熱・咳・呼吸困難、手足のだるさ・むくみ・体重増加などがみられた場合は、服用を中止し医師にご相談ください。
抑肝散は甘草(カンゾウ)を含むため、偽アルドステロン症(低カリウム血症、血圧上昇、むくみ、脱力感等)に注意が必要とされています。むくみや体重増加、手足の脱力を感じた場合は医師にご相談ください。
甘草を含む他の漢方製剤やグリチルリチン酸を含む製剤、利尿薬(ループ系・チアジド系)との併用で、偽アルドステロン症や低カリウム血症があらわれやすくなるおそれがあるとされています。服用中の薬は医師・薬剤師にお伝えください。
妊娠中は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与するとされています。授乳中は有益性を考慮して判断されます。いずれも自己判断せず医師にご相談ください。
小児夜なき・小児疳症の適応があり、年齢・体重・症状により用量が調整されます。高齢者では減量するなど注意することとされています。使用の可否は医師の判断によります。
薬価は1gあたり16.1円(出典時点)が目安で、1日量7.5gあたり約120.75円です。保険適用時の自己負担は負担割合や処方日数により異なります。料金もご確認ください。
症状や体質、併用薬などによっては適さない場合があります。処方の可否は医師の診察・判断によります。まずはオンライン診療でご相談ください。
室温で保管します。直射日光や高温多湿を避け、お子さまの手の届かないところに保管してください。使用期限にもご注意ください。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年KPMGヘルスケアジャパン株式会社に参画し、ヘルスケア産業のアドバイザリー業務に従事(2012年マネージャー、2013年KPMGオーストラリア駐在)。2014年より国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授。2016年から2018年まで厚生労働省医政局総務課課長補佐として医療提供体制に関する政策立案に携わる。2018年日本医師会ハーバード大学武見フェロー、2020年ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院修士課程修了。 現在、東京医療保健大学特任教授、筑波大学医学医療系客員教授。日本医療経営学会理事・編集委員、日本医療・病院管理学会評議員、BMC Health Services Research編集委員を務める。医師の働き方改革、タスクシフティング、地域包括ケアにおける臨床指標開発などをテーマに、査読付き論文49編以上を発表。
- 医療用医薬品 抑肝散(商品詳細情報・添付文書)(KEGG / JAPIC)
- ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)(日経メディカル 処方薬事典)
- ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用) くすりのしおり(くすりの適正使用協議会(RAD-AR))
- ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)製品情報(株式会社ツムラ)
- 抑肝散の添付文書(PMDA 医薬品情報)
最終更新日:2026年7月26日 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・処方を保証するものではありません。実際の処方は医師の診察に基づき決定します。
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