インフルエンザの予防接種はいつ受ける?効果と時期
インフルエンザ予防接種の効果、効き始める時期と持続期間、10月からのおすすめ接種時期、13歳未満の子どもの2回接種の間隔や費用まで、医師監修で解説します。
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毎年この時期になると「予防接種はいつ受ければいい?」「本当に効果があるの?」と迷う方は多いものです。インフルエンザワクチンは、正しい時期に接種することでその効果を十分に発揮します。本記事では、ワクチンの効果と接種のベストタイミング、費用や回数までを医師監修で解説します。
インフルエンザ予防接種の効果
ワクチンは感染を100%防ぐものではありませんが、発症の可能性を下げ、かかっても重症化を防ぐ効果が期待できます。特に、高齢者の肺炎などへの重症化や、それに伴う入院・死亡を減らす効果が確認されており、重症化リスクの高い方にとって大切な予防手段です。
効果が出る時期と持続期間
ワクチンを接種してから効果が現れるまでには約2週間かかり、効果のピークは接種後1か月ごろです。その後は徐々に低下し、持続期間はおよそ5か月間とされています。つまり、流行が始まる前に「効き始めている」状態にしておくことが理想です。
いつ接種する?おすすめの時期
日本でのインフルエンザの流行は、例年12月から3月ごろです。効果が出るまで2週間かかることを踏まえると、10月から12月上旬までに接種を終えておくのがおすすめです。12月中旬までに済ませておくと、流行のピークにしっかり備えられます。
子どもは2回接種(13歳未満)
生後6か月から13歳未満のお子さんは、免疫を十分につけるために2回接種が推奨されています。1回目と2回目の間隔は2〜4週間(できれば4週間)あけます。1回目を10月ごろに受けておくと、流行前に2回目まで完了できます。なお、13歳以上は原則1回接種です。
接種に注意が必要な人
- 明らかに発熱している(一般に37.5℃以上)
- 重い急性の病気にかかっている
- 過去にワクチン成分で重いアレルギー(アナフィラキシー)を起こしたことがある
- 卵アレルギーがある方は、事前に医師へ相談を
接種当日と接種後の注意点
接種当日は、激しい運動や大量の飲酒は控えましょう。入浴は問題ありませんが、接種した部位を強くこするのは避けてください。接種後30分ほどは、まれに起こる急な体調変化に備え、すぐに対応できる場所で様子を見ると安心です。接種部位の赤み・腫れが気になる場合は、清潔にして様子をみましょう。
ワクチン以外にできる予防
予防接種と併せて、日常の対策も重要です。外出後の手洗い、こまめな水分補給によるのどの保湿、室内の適度な加湿、十分な睡眠とバランスのよい食事が基本になります。流行期には、人混みでのマスク着用も感染リスクを下げるのに役立ちます。
費用と接種回数のまとめ
インフルエンザの予防接種は、原則として健康保険が適用されない「任意接種(自費)」です。ただし、高齢者などは自治体の定期接種・費用助成の対象になる場合があります。費用は医療機関によって異なるため、事前に確認するとよいでしょう。接種回数は、13歳以上は1回、13歳未満は2回が目安です。
よくある質問
接種後に副反応はありますか?
接種部位の赤み・腫れ・痛みが比較的多く、まれに発熱や頭痛が出ることもあります。多くは1〜2日で自然に治まります。気になる症状が続く場合は医師に相談してください。
毎年受ける必要はありますか?
流行するインフルエンザウイルスは年によって変化し、ワクチンの効果も約5か月で低下します。そのため、毎シーズン接種することが推奨されています。
妊娠中でも受けられますか?
妊娠中の接種も可能とされていますが、時期や体調によって判断が異なるため、必ず主治医にご相談ください。予防接種や体調について気になることは、ClinicSpotのオンライン診療でも医師にご相談いただけます。ご利用の流れもあわせてご覧ください。
石川雅俊(いしかわ まさとし) 医師/博士(医療福祉経営学)/公衆衛生学修士(MPH) 2005年筑波大学医学専門学群卒業。臨床研修を経て内科を中心に診療に従事したのち、2008年…
最終更新日:2026年7月 / 本ページの情報は一般的な医学的知見に基づくものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
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